2020/12/31
頭皮の血行不良が薄毛の原因?理由と症状、改善方法まで詳しく紹介
/ コラム /
2021/01/15
この記事の監修者
「髪や頭皮がべたついて、なんだか脂っぽい」
「頭皮が臭いし、フケが増えた……」
こうした症状は、頭皮の皮脂が多すぎるためかもしれません。
なぜ頭皮の皮脂が増えるのか、その原因はさまざまです。
原因を放置していると、頭皮の炎症やかゆみ、薄毛を引き起こしてしまう危険性もあります。
そうなる前に、原因を突き止め、改善することが大切です。
頭皮の環境を整え、第一印象を良くしたい方
髪の毛を健康に保ち、若々しくありたい方
こんな方は、ぜひ最後までご覧ください。
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頭皮の脂が増える主な原因は、以下の3点です。
・洗髪時に汚れが落ち切れていない
・食生活が偏っている
・自律神経が乱れている
これらが原因で頭皮が脂っぽくなる理由について、詳しく解説します。
髪の洗い方が不十分だと、頭皮に汚れ(皮脂)が残る原因になります。
ここでは、洗髪時のよくある失敗をご紹介します。
皮脂の分泌量が多い人、汚れやすい環境にいる人は1日に1回を目安に髪を洗いましょう。
これ以下になると汚れが落ち切れず、頭皮が脂っぽくなってしまいます。
髪の毛を洗う時に大切なのは、なんといっても予洗いです。
予洗いとは、シャンプー前に頭皮をお湯で洗う方法のこと。
シャンプーだけでは頭皮に負担をかけるだけで、脂が落ち切れない可能性があるのです。
頭皮の肌質と合わないシャンプーは、皮脂を増やす原因になります。
洗髪後に、まだ頭皮がべたつく場合は、シャンプーが合っていないのかもしれません。
食生活の乱れが、頭皮の脂を増やす場合もあります。
以下のような食生活をしている方は、注意しましょう。
外食が多い人や偏食の人は、ついつい脂質を過剰に摂取しがち。
脂質が増えると体内の脂分が増えるため、頭皮が脂っぽくなります。
バターや天ぷらなど、脂っこい物が好きな方はとくに注意しましょう。
極端な食事制限など無理なダイエットは、栄養不足による頭皮の乾燥を引き起こします。
前述のとおり脂質の摂り過ぎは問題ですが、不足するのも問題です。
どの栄養素も、適度にバランスよく摂ることが大切なのです。
自律神経は、交感神経・副交感神経の2種類があり、さまざまな働きをします。
その働きとは、こちらです。
内臓や血管など、体内の働きを調整する
汗や皮脂など、分泌腺の働きを調整する
つまり、自律神経が乱れると体の調子が崩れ、皮脂の過剰分泌を促進してしまうのです。
もちろん、頭皮も同様。
自律神経の乱れにより頭皮の脂が増え、臭いやフケを引き起こします。
人間はストレスを感じると、交感神経が活発になります。
長期間ストレスに晒され続けると、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
睡眠時は、副交感神経が優位になりリラックスした状態です。
反対に睡眠不足になると、交感神経が活発な時間が増え、自律神経の乱れに繋がります。
運動不足の人は、普段から太陽の光に当たることが少なく、ストレスも溜まりがちです。
その結果、自律神経が乱れて頭皮の脂の増加に繋がるのです。
脂っぽくなった頭皮を放っておくと、こんな症状が起こります。
・頭皮のトラブル
・髪の毛のトラブル
・治療が必要なトラブル
すでに起きているトラブルがないか、チェックしてみましょう。
頭皮の脂が原因で起こる、基本的なトラブルから確認します。
一番多い症状として、頭皮のべたつきが挙げられます。
それと同時に、かゆみを感じる人も少なくありません。
これらは、皮脂をエサとする細菌の増加が原因です。
放っておくと、治療が必要な状態にまで悪化する危険性があります。
頭皮の皮脂が多いと雑菌が増え、悪臭を引き起こします。
加齢臭とは違う嫌な臭いがある場合は、皮脂の多さを疑ってみましょう。
頭皮の脂が多いと、フケが増えます。
これも細菌の増加が原因。
パラパラ落ちるタイプとは違い、ベタベタした脂性フケであることが特徴です。
頭皮の皮脂は、肌のトラブルだけでなく、髪の毛にも悪影響を及ぼします。
頭皮の脂が髪の毛に付着し、べたべたとします。
髪の毛がべたつくと相手に不潔感を抱かせたり、髪の毛のボリュームが少なく見えたりします。
毛穴が詰まると栄養不足になるわけではありません
頭皮の脂が多い状態を放置すると、症状が悪化し病気になってしまうことも。
治療が必要な場合は、クリニックで適切な薬を処方してもらいましょう。
誰の頭皮にもいるマラセチア菌が増加すると、脂漏性皮膚炎を引き起こします。
常在菌であるマラセチア菌が増加するのは、エサとなる皮脂が多いため。
脂漏性皮膚炎になると、赤みやフケ、軽度のかゆみなどの症状が出ます。
治療には、主に抗真菌外用薬が使われます。
脂漏性皮膚炎の発症により抜け毛が増えるのが、脂漏性脱毛症です。
脂漏性皮膚炎で必ず脱毛が起きるわけではありませんが、治療が遅れればそれだけ抜けやすい状況になります。
AGA(男性型脱毛症)は、その名のとおり男性特有の薄毛症状です。
AGAになる人は、男性ホルモンが多いのが特徴。
男性ホルモンが多いと皮脂の分泌量が増えるため、頭皮がべたつきやすくなります。
頭皮の脂が気になる方は、AGAの可能性も考えてみましょう。
脂っぽい頭皮の症状が当てはまる方は、さっそく以下の方法で改善を目指しましょう。
・生活習慣を見直す
・シャンプーを見直す
・頭皮のケアをする
詳しい改善方法は、以下を参考にしてください。
まずは、普段の生活を見直してみましょう。
無意識だと意外にできていない、なんてこともあるかもしれません。
まずは栄養バランスが良い食事を、適切な時間に摂ることです。
これが頭皮の環境改善、ひいては髪の毛を健康に導くための基本となります。
バランスの良い食事が思い浮かばない方は、食事アプリや食事バランスガイドなどを参考にしましょう。
適度な運動も、頭皮環境を整えるのに役立ちます。
これは、体を動かすことでストレス解消と自律神経を整える効果が期待できるため。
普段デスクワークの方は、意識的に動くことが大切です。
十分な睡眠時間と質の高い睡眠は、頭皮の皮脂が過剰に分泌されるのを防ぎます。
これは、睡眠不足による自律神経の乱れを予防するため。
とはいえ、仕事などの理由で早寝早起きが難しい方もいるでしょう。
この場合は、寝具を変えるなどして、睡眠の質の向上を目指しましょう。
皮脂の過剰分泌を防ぐためには、頭皮とシャンプーとの相性も大切です。
自分の肌質を見極め、自分に合ったシャンプーで正しく頭皮をケアしましょう。
まず最初に大切なことは、自分の肌質に合うシャンプーを選ぶこと。
敏感肌の人と脂性肌の人とでは、適したシャンプーが異なります。
脂性肌の人は洗浄力が強いもの、乾燥肌の人はアミノ酸シャンプーのような刺激の弱いものがおすすめです。
頭皮の脂分はシャンプーの前に、お湯でしっかりと洗いましょう。
これを予洗いと言います。
予洗いをきちんとすれば、頭皮の皮脂汚れの多くを落とすことができますよ。
洗髪後は、必ずドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。
自然乾燥は雑菌の増加による、頭皮のべたつきや悪臭を引き起こします。
反対に、ドライヤーで乾かし過ぎるのもNG。
頭皮が乾燥して皮脂分泌量が増えるため、ドライヤーは髪全体に満遍なくかけ、8~9割程度を目安に乾かしましょう。
普段の生活習慣に加え、頭皮のケアも取り入れてみましょう。
頭皮環境を整え、脂っぽくなるのを防ぐ効果が期待できますよ。
頭皮の全体を、指や専用ブラシなどを使ってマッサージする方法です。
頭皮マッサージには、血行促進や頭皮環境の改善効果が期待できます。
ただし、やり過ぎは禁物です。
頭皮を傷つけたり負担をかけると症状が悪化する危険性があるので、1日1回を目安に行いましょう。
最近ではスカルプシャンプーや頭皮ケアローションなど、さまざまな頭皮ケアグッズが販売されています。
ドラッグストアや通販でも販売しているので、調べてみましょう。
セルフケアでは改善しない場合は、クリニックで相談することをおすすめします。
放っておくと症状が悪化する危険性もあるので、心当たりがある方は早めに受診しましょう。
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。