ミノタブ使用後の初期脱毛は薬が効いている証拠!脱毛期間はいつからいつまで?
薄毛治療にミノタブを服用すると発毛効果があるとされていて、AGA(男性型脱毛症)の治療薬としても用いられています。
ミノタブには飲んでから時間が経つと毛髪がパラパラと抜けてしまう、初期脱毛という症状があらわれることがあります。
そのためビックリされる方も少なくありません。
さらに副作用があったり他の薬との併用でさらに効果を高めることができるため、正しい知識を身につけたり、病院に通院しながら取り入れることが大切です。
今回は、ミノタブの作用についてと初期脱毛が起きる仕組みついて、AGAとの関係について詳しく解説していきます。
1.ミノタブって効果があるの?
(1)ミノタブとは?
①ミノタブってなに?
ミノタブは、略称のことで正式にはミノキシジルタブレットといい、薄毛に対して効果があると言われています。
ミノタブの成分であるミノキシジルは、血管拡張薬として開発されました。
その後発毛効果があることが判明し、発毛剤の内服薬として親しまれています。
②薄毛に効果がある
ミノタブは薄毛を改善させる効果があると言われています。
ミノタブには毛を生やす効果が期待できますが、もともと血管拡張薬として開発されたため、毛が生える仕組みについては詳しいことはわかっていません。
発毛がおこる仕組みとして血行が良くなることで、毛髪を成長させる成分が頭皮に届きやすくなっていることが理由ではないかと考えられています。
他にはアンドロゲン受容体の間接的抑制や成長因子の誘導も考えられています。
③ミノタブの副作用
ミノタブは副作用を引き起こすことがあるため、摂取するさいは副作用を確認してから飲むようにしましょう。
【ミノタブの副作用】
・めまい
・頭痛
・動悸
・胸痛
・倦怠感
・頭皮以外の毛も濃くなる
・むくみ
(2)ミノタブの服用方法
①ミノタブの摂取量と頻度
ミノタブの錠剤は1日1~2回を6か月間連続投与することで、効果があらわれ始めます。
個人差はありますが、服用を1年~3年続けている人が薄毛を改善できたと実感しているケースが多く見られます。
②おすすめは水と一緒に飲む
ミノタブを服用するときは、水と一緒に飲むのがおすすめです。ただし、アルコールやグレープフルーツジュースと一緒に服用することは避けましょう。
ミノタブは肝臓で活性化するので、アルコールを飲むとミノタブの効果が減弱してしまいます。さらに、アルコールの作用で血圧が落ちやすくなり、ミノキシジルの副作用が強く出てしまう可能性があります。
また、グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンという成分がミノタブを代謝するための代謝酵素の作用を阻害するので、ミノタブの効果が強く出すぎてしまいます。
これらの飲料と同時に摂取することは控えるようにしましょう。
③ミノタブを飲み忘れた場合
ミノタブを飲み忘れた場合は、少しであれば、その日のうちに気付いたとき後からでも服用して構いません。
翌日に持ち越してしまったときは、その日の分と一緒に服用することは絶対にやめるようにして、1日の合計摂取量を守るようにしましょう。
摂取量を守らないと、副作用が強く出る恐れがあるので注意しましょう。
2.ミノタブの初期脱毛がおきる仕組みとは?
(1)なぜ初期脱毛がおきるの?
①初期脱毛について
ミノタブを飲み始めて大体14日~21日ぐらいに抜け毛が増えてしまう「初期脱毛」と言われる症状が起きてしまう場合があります。
初期脱毛は全く症状が表れないという人と、抜け毛が普段の1.5~2倍くらいに増えてしまったという人もいるほど、かなり個人で差がでます。
脱毛は激しい人は、どんどん薄毛になって心配になってしまいますが、これは薬が効いている証拠なので慌てずに経過をみることが大切です。
②初期脱毛の仕組みとは
初期脱毛が起こる仕組みは、ミノタブが毛母細胞を活性化して、ヘアサイクルを早めてしまうことが原因となって起こる現象です。
ヘアサイクルとは、毛髪が育つ成長期、毛が抜け始める退行期、活動が止まる休止期という周期のことをいいます。
ミノタブは、休止期の毛髪を成長期に誘導する作用があります。
そうすることで現在生えている毛髪が抜けてしまうということで、初期脱毛がおこってしまいます。
③初期脱毛の期間は?
初期脱毛は正常な反応でおこる症状だとわかっても、毎日抜け毛が多いと不安になりますよね。
初期脱毛の期間の目安は、抜け始めてから大体半月~1ヶ月程度で収まるとされています。
初期脱毛があらわれるのが大体14日~21日程度とされていますので、その期間の抜け毛は初期脱毛だと思って安心してください。
(2)初期脱毛は効いてる証拠?
①抜けているのは元々抜ける毛
初期脱毛で抜けている毛は、新しい毛髪が作られたことで抜けているだけで元々生え変わるときに抜ける毛が早く抜けてしまっただけです。
ミノタブの作用で抜けているだけで薬が効いている証拠と捉えるのが正しいのです。しばらくすると新しい毛髪がひょっこり生えてきます。
②ミノタブの影響による抜け毛か確かめたいとき
ミノタブによる初期脱毛は以下の症状が出ます。
・1日に100本を超える脱毛が続く
・毛が抜けた部分に赤みやかゆみが出た場合
・1-2か月ほど継続して脱毛が続く
このような症状ならミノタブの初期症状だとおもって間違いないでしょう。
初期症状は触るだけで髪が落ちてくるので、ショックで混乱しないようにしっかり把握しておきましょう。
③長期間初期脱毛が収まらないとき
初期症状が3カ月以上たっても収まらないときは、ミノタブによる作用ではなく他に原因があって脱毛が起きている可能性があります。
ミノタブは髪を生やす薬なので脱毛効果があるわけではないので、ほかに脱毛の原因があると考えましょう。
もしかするとAGAの進行が進行していることも考えられますので、薄毛やAGAに詳しい医師に相談するようにしましょう。
(3)初期脱毛の対策とは
①頭皮ケア
頭皮マッサージをおこなったり、頭皮に刺激の少ないシャンプーを使用するなど頭皮の環境を改善するようにすると、ヘアサイクルが正常に機能させることができます。
湯船に浸かっているときに優しく頭皮をマッサージしてみたり、シャンプーを頭皮にあったものに変えるようにしましょう。
②生活習慣の見直し
食生活が乱れていたり、睡眠時間が短いと必要な栄養が摂取できなかったり、自律神経のバランスを崩す原因となります。
そうすることでヘアサイクルを乱したり、毛髪に必要な栄養が足りなくなってしまい、上手く育毛することができなくなってしまいます。
③ストレスを軽減させる
ストレスと毛髪は密接に関係していて、ストレスを溜めすぎることは、薄毛の原因となってしまいます。
ミノタブの効果を最大限に活かすために、適度にリフレッシュしながらストレスの溜めすぎないように気を付けましょう。
3.AGAとミノタブの関係
(1)AGAについて
①AGAとは
AGAとは「男性型脱毛症」のことで、おでこの生え際や頭頂部の毛髪が薄くなってしまう症状のことをいいます。
AGAは放っておくと進行してしまうため、早めに医療機関で適切な診断をしてもらうことが大切です。
治療することで改善できるケースが多く自分にあった治療を早めに始めましょう。
②AGAの原因
AGAの原因は、男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)が毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体(レセプター)と結びつくことでヘアサイクルを狂わせてしまい、薄毛や抜け毛が起きてしまいます。
正常な場合、毛髪の成長期は2~6年続きますがDHTが男性ホルモン受容体と結びつき、毛髪の寿命を一気に縮めて退行期を早めてしまいます。
③AGAの進行の仕方
AGAの進行度はアメリカのハミルトン医師よって作られた「ハミルトン・ノーウッド分類」で7段階に分類されています。
自身の進行度は現在どのくらいなのかを、把握したうえで適切な治療を受けることが早期改善に重要なことです。
日本人の場合、頭頂部から薄くなることが多いため、日本人向けにアレンジした「高島分類」が脱毛治療において使用されていることが多いです。
(2)ミノタブとAGA治療
①AGA治療薬として使われるミノタブ
ミノタブはよくAGAの治療薬として使われることがありますが、AGAの進行そのものを止めるわけではありません。
ミノタブは血管拡張薬として開発され、発毛効果を期待するもので、AGAの原因に作用するものではないのです。
そのためAGAの原因とされるDHT(ジヒドロテストステロン)に効果があるとされる、プロペシアやザガーロと併用して飲むことが理想ですが、
その人の症状やAGAの進行状況によって適切な治療法は変わるため、医師に相談して処方してもらうようにしましょう。
②AGAの進行を改善する治療薬について
AGAの原因自体に効果がある治療薬は代表的なものでプロペシアとサガーロがあります。
・プロペシア
プロペシアは、AGAの原因となるDTH(ジヒドロテストステロン)を作り出すホルモンの働きを抑える効果があります。
AGA治療薬のなかでも副作用が起こりにくく、初めて治療をおこなう人でも安心して使うことができる薬です。
プロペシアの改善効果は高く、服用者の約8割が効果を実感したという調査もあります。
プロペシアには低価格が魅力なジェネリックもあるため、費用を抑えることもできます。
・サガーロ
サガーロは2015年に許可されたばかりで、治療薬の中では最も新しい治療薬です。
サガーロはプロペシアと同様の効果を持ち、より多くの薄毛のタイプにも適応できる治療薬として注目を集めています。
ですが副作用が出やすいので、服用のさいは医師の指示にしたがって正しく服用することが大切です。
③外用薬との併用
ミノタブの成分であるミノキシジルは、外用薬(塗りミノキ)としても使用されています。
ミノキシジルの外用薬は、内服薬よりは発毛効果が少し劣りますが、副作用のリスクも内服薬に比べると低いとされています。
ミノタブと塗りミノキは併用することもでき、生活の中のシュチュエーションによって使い分けることも可能です。
併用する場合は、副作用のリスクが高まることを把握したうえで、摂取量を守りながら使用するようにしましょう。
(3)適切な治療は医療機関へ
①必ず病院で処方してもらう
ミノタブを使用したい場合は、取り扱っている病院を受診して処方箋を出してもらうようにしましょう。
ミノタブは、副作用があるため医師から的確な診断をしてもらったほうが、安心して服用できます。
②ミノタブは何科を受診すればいいの?
ミノタブは、AGA専門クリニックや美容外科クリニックなどで処方してもらうことができます。
専門の医師に診てもらうことで、内服薬や外用薬以外にもより効果的な薄毛治療を受けることができます。
③ミノタブは専門のクリニックで処方してもらうこと
個人輸入などでも購入することができますが偽物を買わされたりするケースもあります。
体に取り入れるものですので、きちんと専門のクリニックで処方してもらうことをおすすめします。
4.初期脱毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。