ミノキシジルが効かない人の特徴は?効果を高める方法も解説
「ミノキシジルが効かない人っているの?」
「ミノキシジルの効果がないような気がする…」
AGA(男性型脱毛症)にお悩みの方に向けて処方される薬の一つに、「ミノキシジル」があります。ミノキシジルは発毛効果が認められていて、多くのAGA専門クリニックで取り扱っていますが、効かない・効果がないと感じてしまう方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、ミノキシジルが効かない人の特徴や、効果を高めるための方法について解説していきます。AGAにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ミノキシジルとは?
ミノキシジルは、血管拡張薬として開発された成分です。元々は高血圧の治療に向けて開発されましたが、発毛効果によって薄毛や抜け毛の治療に用いられるようになりました。
ミノキシジルは、体の中に有効成分を取り込む内服薬と、患部に直接塗る外用薬があります。どちらの方が適しているのか、どちらの方が安いのかといったことは個人差・商品差があるため、一概には言えません。
内服薬と外用薬それぞれの特徴や違いについては、以下の記事でご紹介しています。気になる方は併せてお読みください。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルは血管拡張薬として開発されたもので、血管を拡げる作用があります。血流が促進されることで、毛髪に必要な栄養や酸素が届きやすくなります。十分な栄養をとっていれば、太い髪の毛が育ちやすくなるでしょう。
また、毛母細胞を活性化させる効果もあります。毛母細胞は髪の毛の成長や生産を担う重要な役割をもっていますが、AGAが進行すると働きは弱まってしまいます。
そこで、ミノキシジルで毛母細胞にアプローチすることで、髪の毛の成長や生産を促す効果が期待できます。
ミノキシジルの副作用
ミノキシジルの副作用は、外用薬と内服薬によって異なります。
外用薬の場合は頭皮に直接塗布するため、かゆみやフケ、発疹といった皮膚トラブルを起こす可能性があります。内服薬に比べると外用薬は効果がゆるやかなので、重い副作用のリスクも少ない傾向にあります。
一方、内服薬の場合は動悸や頭痛、血圧低下などの副作用がみられることがあります。副作用に関して不安を感じる方も多いかもしれませんが、厚生労働省の調査によるとミノキシジルの外用薬の副作用が起こる確率はおよそ8%。比較的リスクの低い薬だと言われています。
AGA専門クリニックでは、副作用にもすぐ対処できるよう検査を行いながら慎重に処方するのでご安心ください。
ミノキシジルが効かない人の特徴
次に、ミノキシジルが効かない、効きにくいと感じてしまう人の特徴についてお伝えします。
以下の項目に当てはまる場合は、ミノキシジルの効果を最大限発揮できていない可能性があります。
【ミノキシジルが効かない人の特徴】
薬の使用をすぐにやめてしまう
まず初めに考えられるのは、薬を継続せずにすぐやめているという場合です。
ミノキシジルは、使用して即座に効果が表れる薬ではありません。血管を拡げ栄養を届けやすくしたり、ヘアサイクルを整えたりすることで徐々に薄毛の改善を促します。そのため、多くのクリニックではミノキシジルを半年以上継続するよう推奨しています。
期間が経たないうちに「あんまり効いていない気がする」「効果がないんじゃないか?」と思って薬の使用をやめてしまうと、効果が表れません。ヘアサイクルの改善も途中でリセットされ、薄毛が進行するようになるでしょう。
ミノキシジルの使用は長期的なものになると、事前に把握しておくことが大切です。
初期脱毛を誤解している
中には、ミノキシジルの使用でみられる「初期脱毛」を誤解している方もいるかもしれません。
初期脱毛を事前に知らないまま経験すると、ミノキシジルには効果がないと思い込んでしまうばかりか、むしろ薄毛を進行させる薬だと感じる可能性があります。
初期脱毛とは、ミノキシジルの使用によって一時的に抜け毛が増える脱毛症状です。ヘアサイクルを整えることで休止期から成長期への移行が早まり、古い毛が抜けるようになるため起こります。
初期脱毛は治療成功の前兆とされていますが、薄毛治療なのに抜け毛が増えるという点に驚いてしまう方もいるでしょう。ただ、初期脱毛は治療の過程でみられる一般的な現象です。新しい毛を成長させるために不必要な古い毛が押し出されているだけなので、ご安心ください。
用法用量を守っていない
どんな薬にも言えることですが、ミノキシジルは用法用量を正しく守ることによって効果を発揮します。使用するタイミングを間違えたり、容量を守らなかったりすると薄毛改善を実感しにくいでしょう。
中でも多いのが、「たくさん使えば発毛効果も高まる」という誤解です。本来は朝晩2回なのに昼にも塗る、1粒を3粒に増やして飲むといったように、自己判断で薬を使用するのは危険。効果があがらないのはもちろん、副作用のリスクが高まるおそれがあります。
生活習慣が乱れている
生活習慣の乱れも、AGA治療に影響を及ぼします。
食事のバランスが悪かったり、喫煙や飲酒の習慣があったりすると、血行不良になりやすいです。ミノキシジルは血行を良くする作用がありますが、良くない生活習慣では効果を十分に得られなくなる可能性があります。十分な栄養や酸素が毛髪まで届きにくくなるでしょう。
また、ストレスの解消も重要です。ストレスを感じると自律神経が乱れ、ホルモンバランスに影響を及ぼすことがあるからです。ストレスを発散できないままミノキシジルを使用している場合、本来の効果が発揮できないかもしれません。
正規品ではない薬を使っている
専門のクリニックで処方してもらうのではなく、個人輸入のミノキシジルを使用している場合は要注意です。偽物や粗悪品の可能性があるからです。
海外の薬は安価なうえ簡単に手に入るかもしれませんが、国内での有効性や安全性が確認できていません。効果を感じられなかったり、重大な健康被害を起こしたりするリスクがあります。安心安全に薄毛を改善するためにも、AGA専門のクリニックで正規品を処方してもらうようにしましょう。
薄毛の原因がAGAではない
そもそもAGAによって薄毛が引き起こされているのではなく、原因は別にあるという可能性もあります。ミノキシジルはAGAに有効な薬なので、他の脱毛症の場合はそれぞれに合ったアプローチをする必要があります。
例えば、「脂漏性脱毛症」による抜け毛の場合、ミノキシジルの大きな効果は期待できません。脂漏性皮膚炎とは皮脂の多量分泌などが原因で起こる病気で、頭皮の赤みやフケ、かゆみといった症状が現れます。
「脂漏性脱毛症」に対して対処療法でミノキシジルを併用することはありますが、根本的な治療効果はないので、薄毛にお悩みの場合はすぐにミノキシジルを使うのではなく、まずは薄毛の原因をクリニックで特定してもらうようにしましょう。
ミノキシジルの効果を高めるには?
では、ミノキシジルの効果を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
重要なポイントは、以下の4点です。
【ミノキシジルの効果を高めるには?】
正しいルールを守って長期間使う
ミノキシジルは薬なので、正しいルールを守って使うことが重要です。どのタイミングで使えばいいのか、どれくらいの量が最適なのか、事前にご確認ください。
また、使用する期間も守りましょう。ミノキシジルは、長期間使うことによって効果を発揮します。途中でやめてしまうと、薄毛の改善がなかなか実感できません。最低でも1年の継続を目安に、じっくり取り組みましょう。
生活習慣に気をつける
AGAを解消するには、ミノキシジルを使いながら生活習慣にも気をつけると効果的です。
AGAの直接的な原因ではありませんが、生活習慣の乱れはAGAを進行させる可能性があります。睡眠不足や運動不足を解消するのはもちろん、食事のバランスについても気をつけることで、髪の毛に必要な栄養分を届けやすくなります。
AGA予防に繋がる生活習慣や食生活については、以下のコラムでご紹介しています。併せてお読みください。
クリニックで処方される正規品を使う
ミノキシジルを使用する場合は、必ずクリニックで処方される正規品を使うようにしましょう。個人輸入の薬は極端に配合量の少ないものやラベルに記載されている成分と中身が違うといった偽物である可能性があるため、ミノキシジルの効果を発揮できるとは限りません。
国内正規品を取り扱うクリニックなら安心感がありますし、万が一トラブルや副作用があった場合もすぐに対処できます。また、症状を確認しながら量を変更したり、他の治療法と併せて薄毛改善を目指せたりするため、効果を最大限発揮しやすいでしょう。
医師に相談する
用法用量を守ってもミノキシジルの効果を感じられない、もっと効果を高めたいといった場合は、まずクリニックにご相談ください。専門的な知識や技術のある医師が、症状を確認しながらその人に合った最適な治療法を提案します。
近年では、AGAの治療に特化したクリニックも増えています。放置すると薄毛はどんどん進行してしまうので、ミノキシジルの効果を高めたい場合はためらわず受診してみましょう。
ウィルAGAの治療法「毛髪再生メソセラピー」
ウィルAGAでは、治療実績約8万人のドクターチームが高度な最先端の医学知識や技術を活かし、最適な治療をご提案いたします。
当院の治療としては、ミノキシジルやフィナステリドを配合したオリジナルの発毛薬のほかに、「毛髪再生メソセラピー」を行っています。
毛髪再生メソセラピーでは、数百種類の高濃度成長因子やエクソソームを含んだオリジナルカクテルを、最も効果的な深さに直接注入してじっくり浸透。毛母細胞の分裂を促進するため、治療薬と併用することで発毛・育毛効果を倍増させる効果が期待できます。
実際に治療を行った方の変化については、AGA・薄毛治療実績でご確認いただけます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
ミノキシジルが効かない人は医師に相談しよう
薬の使用をすぐにやめていたり、正規品でないものを使っていたりする場合は、ミノキシジルが効かない・効きにくい可能性があります。正しいルールを守ったうえで、AGA専門のクリニックで処方された薬を長期間使いましょう。
また、ミノキシジルの効果を高めるには生活習慣の改善や医師への相談も重要です。ミノキシジルが効かない・効果がないと感じる方や、使っているうちに不安が生まれた方は、クリニックにご相談ください。
【よくある質問】
ミノキシジルが効かない人の特徴は、以下の6点があげられます。
・薬の使用をすぐにやめてしまう
・初期脱毛を誤解している
・間違った使い方をしている
・生活習慣が乱れている
・正規品ではない薬を使っている
・薄毛の原因がAGAではない
用法用量を守ってもミノキシジルの効果を感じられない場合は、医師にご相談ください。専門的な知識や技術のある医師が、症状を確認しながら最適な治療法を提案します。