AGAは予防できる!AGAにならないためには生活習慣を見直そう

公開日 / 2020.11.30 更新日 / 2024.08.14

AGAは一度発症すると高いお金をかけて投薬治療を行ったり、植毛を行わないとどんどん抜け毛や薄毛になってしまいます。
進行性のため自然に止める方法がありません。

そんなAGAですが、実は生活習慣や食生活を見直すことで事前に予防することができるんです。
将来ハゲに悩まないためにも今から正しい知識を覚えてAGA予防を始めましょう!

【Youtubeでも解説中!】
Dr.シュンの発毛チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=WM3-m8R2MYc

1.AGA(男性型脱毛症)になる原因


成人男性の3人に1人がAGAを発症している、もしくはこれからAGAを発症するAGA予備軍であると言われており、男性の薄毛の原因の90%以上を締めるのがAGAであると言われているのをご存知でしょうか。

AGAは多くの成人男性の悩みのタネですよね。
一度発症すると自然に収まることはなく、投薬治療や植毛などにより人工的に髪の毛を増やすしかAGAを止める手立てはありません。

そんな厄介な疾患であるAGAはなぜ発症するのでしょうか。
この章ではAGAになる原因について解説します。

(1)男性ホルモンの影響

AGAとは主に睾丸から生成される男性ホルモン『テストステロン』が『5αリダクターゼ』という酵素と反応し『ジヒドロテストロン(通称:DHT)』に変化します。

このDHTが髪の毛を作る毛母細胞の活動を阻害することで、ヘアサイクルが乱れ、成長するはずだった髪の成長が止まり、細く短い髪の毛のままどんどん抜け落ちるようになってしまうのです。

(2)遺伝

AGAの原因として「父や祖父が薄毛だと子供や孫も薄毛になる」という話をよく耳にしますよね。
実は最近の研究でAGAと遺伝が一部関わりを持っていることが判明しています。

遺伝子配列によってはDHT(ジヒドロテストロン)を受け取るアンドロゲン受容体の発現数が変わることが解明されており、アンドロゲン受容体の数が多いと悪性男性ホルモンであるDHTと結合しやすく、アンドロゲン受容体の発現数が少ない人に比べてAGAを発症しやすくなると考えられています。

(3)生活習慣の乱れ

AGAの原因は男性ホルモンや遺伝など変えようのない先天的な要因の他にも、生活習慣や食生活などの後天的なものも非常に大きく関わっていることがわかっています。

慢性的な睡眠不足や運動不足、偏った食生活、過度なストレスなどが自律神経やホルモンバランスなどを大きく乱し、AGAの発症や進行を促進することに繋がるのです。

また、過度な飲酒や喫煙も全身の血流を悪くし、頭皮や髪の毛への栄養が行き届かなくなることにも繋がるので注意が必要です。

2.薄毛にならないための予防方法・対処方法


この章では薄毛を事前に防ぐための効果的な予防方法を詳しく解説します。

(1)タンパク質やビタミンの多い食生活にする

AGA予防1つ目はタンパク質やビタミンの多い食生活を心がけることです。髪の毛の主な成分はタンパク質で構成されています。タンパク質をしっかりと取ることで太く健康的な髪の毛の成長へと繋がります。

また、タンパク質以外にも体内でのタンパク質の生成に必要な「亜鉛」や血流をよくする「ビタミン」を豊富に含んだ食べ物を摂取することも非常に重要です。

【タンパク質が豊富な食べ物】

・肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品などにはタンパク質が豊富に含まれています。
その中でも特にタンパク質含有量が多い、牛もも肉、びん長マグロ、鶏のゆで卵、きな粉、パルメザンチーズなどは積極的に摂取するようにしましょう。

また、今回は特にタンパク質含有量が多い食材をご紹介しましたが、他にもタンパク質が豊富な食べ物は多いので、毎日の食生活にタンパク質が豊富な食材を取り入れてみましょう。

出典:文部科学省 日本食品標準成分表

【亜鉛が豊富な食べ物】

牡蠣の水煮・タラバガニの水煮缶詰・ビーフジャーキー・レバー・そら豆・大豆胚芽・ゆで卵・などが多くの亜鉛を含んでいます。

出典:文部科学省 日本食品標準成分表

【ビタミンが豊富な食べ物】

ビタミンには様々な種類がありますが、特に薄毛予防に効果があるとされているビタミンB1とB2を豊富に含んだ食べ物をご紹介します。

<ビタミンB1を豊富に含んだ食べ物>
豚ヒレ肉・豚モモ肉・小麦胚芽・米ぬか・アマノリ

<ビタミンB2を豊富に含んだ食べ物>
豚レバーの燻製・白鮭・あゆの塩焼き・アーモンド・わかめ
どれも手軽に摂取できるものばかりなので、積極的に毎日の食生活に取り入れるようにしましょう。

出典:文部科学省 日本食品標準成分表

【サプリメントで補うのも良い】

今回紹介した食事はどれも手軽に食べられるものではありますが、毎日自炊をできるかと言われると難しい人も多いと思います。
そんな時はサプリメントで必要な栄養素を摂取するのがおすすめです。
ただしサプリメントだけを摂取していても、食生活が乱れていては意味がありませんので、サプリメントの摂取と一緒に食生活も見直しましょう。

(2)十分な睡眠と睡眠の質の向上

薄毛予防には1日7時間から8時間以上の睡眠が効果的です。特に、1日の中で成長ホルモンの分泌が多いとされている22時から深夜2時の間は、できるだけ睡眠を取るよう心がけるのが大切です。
また、深い眠りにつくためには就寝前の30分~1時間はスマホやパソコン、テレビなどの明るい光を浴びないようにしたり、ストレッチをするなどして副交感神経を優位にしておきましょう。副交感神経が優位になることで体や脳がリラックスできて深い眠りにつくことができます。

(3)飲酒や喫煙はなるべく控える

薄毛予防には過度な飲酒や喫煙を控えることも大切です。飲酒や喫煙をすると頭皮の血の巡りが悪くなり、髪に十分な栄養が届かなくなります。
せっかく食生活を見直しサプリメントを摂取するようになっても血流が悪くなり、髪の毛に栄養が届かなければ意味がありません。
薄毛予防をするのであれば過度な飲酒や喫煙は控えるようにしましょう。

(4)ストレスを溜めすぎない

ストレスが薄毛の直接的な原因になるかについて、はっきりとしたことは解明はされていませんが、過度なストレスによる頭皮環境や体内環境の悪化も抜け毛の原因の1つであると考えられています。

過度なストレスを溜め込みすぎるとホルモンバランスが乱れたり、血管を収縮させて血流を悪くするなど頭皮や髪の毛にとって悪いことがたくさん起こります。
そのため、ストレスを溜めすぎないようにストレスを発散させる趣味を見つけるなどして、適度にストレス発散を行いましょう。

(5)ヘアケアを欠かさない

薄毛予防には適切なヘアケアも欠かせません。頭皮環境を清潔に保ったり、マッサージをして血流をよくするなどして髪が成長しやすい環境を作り、維持することも大切です。

薄毛予防に有効なヘアケアとしては、以下のようなものが挙げられます。

<AGA予防に有効なヘアケア>
・力を入れすぎず、優しくマッサージするようにシャンプーをする
・スカルプケア(頭皮ケア)をできるシャンプーを使う
・育毛剤を使って頭皮環境を整える
・紫外線などを頭皮に浴びすぎない

上記のヘアケアは瞬発的に効果が発揮される訳ではなく、ゆっくりと効果が発揮されるため、日常生活の中で上手に取り入れていくよう意識しましょう。

また、予防をしても100%AGAにならないという保証はありません。
そのため、少しでも抜け毛の量が多くなってきたなどの頭皮の変化を感じたら専門医に相談してみることをおすすめいたします。

3.科学的根拠のあるAGA予防は治療薬のみ!


さて、ここまでAGA予防に繋がる生活習慣や食生活、栄養素などをご紹介してきましたが、これらはあくまでもAGA発症前の薄毛予防に繋がるものであり、一度AGAを発症してしまうと、生活習慣や食生活の改善では進行を食い止めることはできません。

実際に科学的根拠のあるAGA予防策はフィナステリドやデュタステリド等の治療薬を服用するのみです。
そのためAGAを発症してしまった際にはご自身で対策をするのではなく、いち早く専門医に相談することがAGA予防の最も効果的な方法と言えます。

AGAは進行性のため放置しておくと、日に日に症状が進行してしまいます。
自分がAGAを発症しているのかどうかがわからない場合でも、まずはお気軽に専門医にご相談ください。

4.AGA予防やAGA治療に関するご相談はウィル AGA クリニックへ

もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。

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この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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