AGA1型・2型の見分け方|AGA発症の原因や抑制方法も解説

公開日 / 2020.12.10 更新日 / 2020.12.10
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGAや薄毛発症の要因の1つである5αリダクターゼ。
人間が体内にもつ酵素の1種類なのですが、この5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があるのをご存知でしょうか。

一見どちらも同じような酵素のように思えますが、実はⅠ型とⅡ型にそれぞれ特徴があり、どちらもAGAと関わりがあるのです。

この記事では5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の見分け方や違い、5αリダクターゼがAGAとどのように関わっているのかについて詳しく解説していきます。
正しい知識を身につけて正しく効果的なAGA治療を行いましょう。

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1.5αリダクターゼとは?役割やAGAとの関係性は?


AGA(男性型脱毛症)と深い関わりをもつ5αリダクターゼですが、そもそも『5αリダクターゼ』という言葉を聞きなれないですよね。
この章では5αリダクターゼとは一体どんな物質なのか、どのような役割をするのか、AGAとどんな関係を持っているのかについて解説します。

(1)5αリダクターゼとはジヒドロテストステロンを生み出す還元酵素

5αリダクターゼは人間の体内に存在する還元酵素の1種類で、人間の体内でおこる化学反応にはなくてはならない物質です。

還元酵素は大きく分けて『代謝酵素』『食物酵素』『消化酵素』の3種類に分類されますが、5αリダクターゼは3つの内の代謝酵素に分類されます。

男性の睾丸から分泌されるテストステロンという男性ホルモンと結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)という悪玉ホルモンへと変化させます。

このDHTが頭皮にある男性ホルモンレセプター(受容体)と結びつくことで、AGAを発症させ抜け毛の増加やヘアサイクルの乱れへと繋がり、薄毛になりやすくなるのです。

5αリダクターゼが直接的に薄毛の原因になったり、AGAの直接的な原因だというわけではありませんが、5αリダクターゼが活性化することでAGAが発症する可能性が高くなります。

悪い印象が強い5αリダクターゼですが、実は5αリダクターゼ単体であれば、体内の男性ホルモンの働きをサポートし活性化させる役割を持っている良い酵素なのです。
しかし、頭皮にある男性ホルモン受容体と結びつくことでヘアサイクルを乱す悪い男性ホルモンへと変化してしまうのです。

(2)5αリダクターゼの分布箇所

AGA発症に大きな関わりをもつ5αリダクターゼですが、前述の通りⅠ型とⅡ型があり、それぞれ分布する箇所が異なります。

①5αリダクターゼⅠ型の場合

5αリダクターゼⅠ型の場合、側頭部や後頭部、ほぼ全身の毛乳頭細胞に存在します。
Ⅰ型は特に皮脂腺や前立腺に多く存在しています。

②5αリダクターゼⅡ型の場合

5αリダクターゼⅡ型の場合、頭皮・脇・髭・陰毛等の毛乳頭細胞に存在します。
頭皮の場合、主に生え際や前頭部・頭頂部に多く存在しています。

このうち薄毛やAGA発症の原因となるジヒドロテストロンへ変化しやすいのは、5αリダクターゼⅡ型であると言われています。

理由として頭皮に存在する5αリダクターゼⅡ型が生え際や前頭部や頭頂部に多く存在していることが挙げられます。

(3)5αリダクターゼのAGAや薄毛との関係性

5αリダクターゼは誰の頭皮にも存在しますが、AGAや薄毛になるかどうかは、5αリダクターゼの分泌量により異なります。

5αリダクターゼは人により分泌量が異なり、5αリダクターゼの分泌量が多ければ多いほどAGAを発症しやすく、少なければ少ないほどAGAを発症しにくいのです。

この5αリダクターゼの分泌量は遺伝によって決まると言われており、両親が5αリダクターゼを多くもつ遺伝子を持っていれば子や孫にも遺伝子は受け継がれてしまう可能性があります。

また、5αリダクターゼ以外にもジヒドロテストロンと結びつき脱毛因子を増加させる男性ホルモン受容体の感度も、遺伝の影響を非常に強く受け継いでいると言われています。

上記の理由からもAGAクリニックではカウンセリングの際に、薄毛のご家族がいるかどうかを確認することが多いです。
『薄毛の遺伝子を持っている=確実にAGAを発症する』というわけではありませんが、AGA発症の原因には、遺伝や5αリダクターゼの分泌量が大きく関わっていることをあらかじめ知っておきましょう。

2.AGA発症の原因である5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の見分け方はある?


5αリダクターゼ前述の通り、5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型で分布している箇所や集中する場所が異なります。
この章では5αリダクターゼⅠ型とⅡ型のそれぞれの見分け方を解説します。

(1)5αリダクターゼⅠ型の見分け方

前述の通り、5αリダクターゼⅠ型はほぼ全身の毛乳頭細胞に存在します。頭皮では側頭部や後頭部に多いのが特徴です。

一般的に皮脂量が多い=5αリダクターゼⅠ型であると言われていることが多いのですが、実は頭皮の皮脂量と薄毛の相関については誤った情報であるということがわかっています。
そのため皮脂量が多い=5αリダクターゼⅠ型とは言い切れないのが実情です。

(2)5αリダクターゼⅡ型の見分け方

5αリダクターゼⅡ型は頭皮だと前頭部や頭頂部に多く存在しています。

頭皮以外だと脇や髭、陰毛などに多く存在していますが、5αリダクターゼⅡ型の分泌が多い方だと髪の毛は抜けるが、髭などは毛が生えやすいという特徴があります。
髪の毛は脱毛するのに、髪の毛以外の部位の毛が生えてきやすい方は5αリダクターゼⅡ型の分泌が多い可能性があります。

もちろん、上記の特徴のみで確実に5αリダクターゼⅠ型とⅡ型を見分けることはできません。
生活習慣や食生活が原因で脂性肌になっている可能性も考えられますし、元々髭などの体毛が濃い人もいらっしゃいます。

そのため、確実に5αリダクターゼⅠ型とⅡ型を見分けるのであればAGAの専門医に相談してみることをおすすめいたします。

3.5αリダクターゼを抑制し治療する治療薬


AGA治療薬は発毛を促進する薬だけではなく、5αリダクターゼⅠ型とⅡ型を抑制することで脱毛を防ぐ効果のあるものも存在します。
AGA治療の際は、5αリダクターゼⅠ型とⅡ型を抑制する薬と発毛を促す薬を併用して服用することが多いのですが、この章では5αリダクターゼⅠ型とⅡ型を抑制する治療薬についてご紹介します。

(1)プロペシア(フィナステリド)

プロペシア(フィナステリド)は主に5αリダクターゼⅡ型の活動を抑制し、AGAや薄毛を予防してくれる治療薬です。
AGA治療薬の中でも広く知られている薬ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

日本皮膚科学会が公表しているガイドラインによるとプロペシア(フィナステリド)を使用した治療の推奨度はAと最高評価を得ており、AGAや薄毛抑制に高い効果を発揮することがわかっています。

出典:日本皮膚科学会ガイドライン

(2)ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロ(デュタステリド)は5αリダクターゼⅠ型とⅡ型両方を抑制してくれる治療薬です。
プロペシアに次いで、2番目に承認されました。

日本皮膚科学会が公表しているガイドラインによるとザガーロ(デュタステリド)もプロペシア同様、ザガーロを用いた治療の推奨度はAと最高ランクを獲得しており、AGA(男性型脱毛症)にはデュタステリド内服を行うよう強く推奨されています。

出典:日本皮膚科学会ガイドライン

4.5αリダクターゼ抑制効果のある食べ物やサプリメント


5αリダクターゼを強く抑制するには治療薬の服用が必要ですが、普段の食事から5αリダクターゼの発生を予防し抑制効果を期待できるものがあります。

そこでこの章では5αリダクターゼの発生を予防し抑制効果の期待できる食事やサプリメントをご紹介します。

(1)ノコギリヤシ

ノコギリヤシは北アメリカ東南部に分布するヤシ科の植物です。
元はヨーロッパで前立腺肥大の治療に使われていましたが、現在では国内でもノコギリヤシを含む商品が健康食品として流通しています。

ノコギリヤシには5αリダクターゼの働きを阻害・抑制する効果があると報告されており、最近は5αリダクターゼの抑制効果に着目し育毛剤や育毛シャンプーなどでも使われることが増えています。

出典:ノコギリヤシ(Saw palmetto)の有効性および安全性について

(2)亜鉛

亜鉛はノコギリヤシ同様、5αリダクターゼを抑制する効果も確認されているためAGA予防、薄毛抑制に効果のある栄養素です。
また、亜鉛は体に必要なミネラルの一種で、摂取したタンパク質を筋肉や骨、髪の毛などの組織に変化させるという働きを持っています。

そのため5αリダクターゼを抑制してくれるだけではなく、育毛効果も期待できる栄養素です。

とはいえ亜鉛をやみくもにたくさん取り入れればいいというものではありません。
使用上の注意をよく守り、正しい分量を毎日摂取するようにしましょう。

(3)イソフラボン

大豆胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種であるイソフラボン。
イソフラボンは化学構造が女性ホルモンとよく似ており、体内で女性ホルモンと似た働きをしてくれます。

薄毛の原因となるテストステロンがジヒドロテストロンに変化するのを抑制してくれるため、薄毛予防に効果があるとされています。

ご存知の方も多いと思いますが、イソフラボンは豆乳や納豆、豆腐などの大豆製品に多く含まれています。
イソフラボンも亜鉛同様取りすぎはよくないので、1日1食に大豆製品を付け加えるなどして普段の食事からイソフラボンを定期的に摂取するようにしましょう。

(4)とはいえAGAや薄毛抑制に最も効果的なのは治療薬!

ここまで5αリダクターゼを抑制する食べ物やサプリメントについてご紹介しましたが、これはあくまでもAGA発症前の予防策であることを覚えておいてください。

一度AGAを発症してしまうと食べ物やサプリメントでは治療することができません。
まだ抜け毛や薄毛が促進していないうちから対策をしておいて、抜け毛や薄毛になってきていると感じた場合は、早い段階で専門医へ相談しましょう。
AGAは早期発見・早期治療が最も効果的です。

5.5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の見分け方や抑制方法に関するご相談はWill AGA クリニックへ

もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にWill AGAクリニックにお問い合わせください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。

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