ミノキシジルタブレットとは?ミノタブ使用後の初期脱毛は薬が効いている証拠
「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とはどんな薬?」
「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果や副作用について知りたい!」
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、発毛促進効果のある「ミノキシジル」が主成分の薬です。主に、一錠あたり2.5mg・5mg・10mgの量で販売されています。
この記事では、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果や副作用、初期脱毛の仕組みなどを解説していきます。薄毛・抜け毛の症状にお悩みの方や、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の服用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とは?ミノキシジルは発毛を促進させる効果がある薬
ミノキシジルは、発毛を促進する効果のある成分です。もともとは血管拡張薬として開発され、その後、発毛効果があることが判明しました。現在では発毛剤として親しまれています。
ミノキシジルの薬は飲むタイプのミノキシジルタブレット(ミノタブ)と、患部に塗るタイプのミノキシジル外用薬の2種類があります。
ここでは、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)について詳しくお伝えしていきます。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とは?
ミノキシジルタブレット、略してミノタブは有効成分の「ミノキシジル」を含んだ錠剤で、発毛を促進する効果のある薬です。
海外ではミノキシジル内服薬は認可されており、「ミノキシジルタブレット」の商品名で売られています。日本国内ではミノキシジル内服薬は認可されていませんが、医師による処方は認められています。外用薬と区別するため、また、フィナステリドを商品名の「プロペシア」の名前で呼ぶケースと同じように、ミノキシジルの内服薬は「ミノキシジルタブレット」と呼ばれるケースが多いです。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、外用薬よりも発毛を促進する効果があります。
有効成分のミノキシジルが血管を拡張して髪に必要な栄養を届きやすくしたり、成長因子を誘導して発毛をサポートしたりします。外用薬に比べると、大きな発毛効果を実感しやすいという特徴があります。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の服用方法
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果を発揮するためには、正しい服用方法を把握することが大切です。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、1日1回水またはぬるま湯で1錠を服用するのが一般的です。飲むタイミングは決められていませんが、できるだけ同じ時間に飲むと良いでしょう。
また、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は錠剤のまま服用することを前提にして作られているので、噛まずに服用しましょう。詳しい服用方法については、医師の説明や添付文書などでご確認ください。
用法用量を守らないほかに、生活習慣の乱れや非正規品の使用などでも、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果が発揮できなかったり、副作用の危険性が高まったりするおそれがあります。
以下の記事では、ミノキシジルが効かない人の特徴について詳しく解説しているので、併せてお読みください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とミノキシジル外用薬の違い
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とミノキシジル外用薬の一番の違いは、効果の大きさです。ミノキシジル外用薬に比べると、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)を服用した方が大きな発毛効果を得られます。
その効果の高さや安全性から、当院でも主力商品として取り扱っております。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とミノキシジル外用薬の違いについては、以下の記事でもお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の主な副作用
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の主な副作用は、以下の通りです。
- 稀に薬剤性肝炎
- 立ちくらみ、めまい
- 動悸、息切れ
- 手足、顔のむくみ
- 体毛の増加
薬剤性肝炎は、多くの薬で起こり得る副作用です。ほとんどの薬は肝臓で代謝されるからです。ミノキシジルタブレット(ミノタブ)が特別危険というわけではないため、ご安心ください。
また、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は血管に作用することから立ちくらみや動悸、むくみといった症状が現れる可能性があります。副作用が重かったり不安があったりする場合は、迷わず医師にご相談ください。
ミノキシジルの副作用については、以下の記事で詳しくお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)をやめたほうがいい・やめてよかったと言われる理由
中には、「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)をやめたほうがいい・やめてよかった」という話を聞いたことがある方もいるかと思います。
確かに、実績の少ない医師による処方を受けたり、自己判断で通販サイトを利用したりする場合は危険だと言えます。このようなケースでは、効果を実感できないばかりか思わぬ副作用につながるおそれがあります。
「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)をやめたほうがいい・やめてよかった」と思ってしまうのも、仕方のないことでしょう。
ただ、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は臨床試験や安全性の確認が十分取れている薬です。
認可されていないからといって否定的なクリニックもありますが、医師の処方による服用は認められています。経験豊富な医師の指導のもとで正しく服用すれば、安全性を確保したうえで大きな発毛効果を発揮することができます。
実際、当院を始めとしたさまざまな大手有名AGAクリニックでも既に多くの方に処方され、大きな効果を上げているという確かな実績があります。
効果の高いミノキシジルタブレット(ミノタブ)を安全に服用したい場合には、ぜひ実績のあるAGAクリニックを受診してください。
以下の記事では、ミノキシジル内服薬の危険性が低くおすすめできる理由についてお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)で初期脱毛がおきる仕組みについて
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)を飲み始めてしばらくすると、「初期脱毛」と言われる現象が起きる場合があります。
ここからは初期脱毛について解説していきます。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の初期脱毛とは?
「初期脱毛」とは、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の服用初期に起きる一時的な脱毛です。
毛が抜けると聞くと不安に感じるかもしれませんが、新しい毛髪が成長するために必要な反応であり、むしろ薬が効いている証拠だと言えます。抜けるのは古い毛髪なのでご安心ください。
治療を開始してから10日~1か月程度経ってから発生する傾向にあり、長い方でも3か月程度で徐々に落ち着いていくとされています。
AGA治療に見られる初期脱毛については下記記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の服用で初期脱毛が起きる仕組み
初期脱毛が起こる仕組みは、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)がヘアサイクルを改善することが関係しています。
ヘアサイクルとは、1本の髪の毛が成長して抜け落ちるまでの周期を指し、毛髪が育つ成長期、毛が抜け始める退行期、活動が止まる休止期に分かれます。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、休止期の毛髪を成長期に誘導する作用があります。現在生えている古い毛髪が抜けてしまうので、初期脱毛が発生します。
これから抜ける予定の毛が早めにまとめて抜けるという現象は主作用であり、副作用ではありません。ヘアサイクルを正常に戻すことこそがミノキシジルの主作用なので、初期脱毛は想定される主作用の範疇です。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)による初期脱毛は効いてる証拠?
初期脱毛で抜けている毛は、新しい毛髪が作られたことで抜けているだけで元々生え変わるときに抜ける毛が早く抜けてしまっただけです。
初期脱毛は、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の作用により、ヘアサイクルが正常化する過程で生じるもので、ヘアサイクルのタイミングや体質によっては発生しません。初期脱毛はミノキシジルが効いている証拠ではありますが、初期脱毛が発生しないからといって、必ずしも薬が効いていない訳ではありません。
初期脱毛が激しい人は、どんどん薄毛になるのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、これは薬が効いている証拠なので慌てずに経過をみることが大切です。ただし、髪の毛が抜け過ぎると感じる場合は医師にご相談ください。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)による初期脱毛の対策とは?
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)による初期脱毛は、AGA治療の効果があらわれている証拠です。古い毛が押し出されているので、基本的に対処は必要ありません。
ただ、せっかく治療を行うのであれば、初期脱毛の期間から頭皮ケアや生活習慣の見直しに取り組み、髪の毛の成長をサポートすることをおすすめします。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)による初期脱毛の時期に行える対策は、以下の通りです。
- 頭皮ケア
- 生活習慣の見直し
- ストレスを軽減させる
頭皮マッサージをおこなったり、頭皮に刺激の少ないシャンプーを使用したりするなど、頭皮ケアで頭皮環境を改善するようにすると、ヘアサイクルを正常に機能させるサポートができます。
湯船に浸かっているときに優しく頭皮をマッサージしてみたり、シャンプーを頭皮にあったものに変えたりするようにしましょう。
また、食生活が乱れていたり、睡眠時間が短かったりすると、自律神経のバランスを崩す原因となります。ヘアサイクルの乱れや毛髪の栄養不足を引き起こすため、上手く育毛することができなくなってしまいます。
ストレスと毛髪も密接に関係しています。ストレスを溜めすぎると自律神経が乱れるため、薄毛の原因となってしまいます。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果を最大限に活かすために、適度にリフレッシュしながらストレスを溜めすぎないように気を付けましょう。
初期脱毛が長期間収まらないときは医師に相談しよう
初期脱毛が3か月以上たっても収まらないときは、ミノキシジルタブレット(ミノタブ)による作用ではなく他に原因があって脱毛している可能性があります。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は髪を生やす薬であり脱毛効果があるわけではないので、ほかに脱毛の原因があると考えましょう。放置すると症状が進行するおそれもあるため、不安に感じたらすぐ医師にご相談ください。
AGAとミノキシジルタブレット(ミノタブ)の関係
次に、AGAとミノキシジルタブレット(ミノタブ)の関係についてお伝えします。
AGA(男性型脱毛症)について
AGA(男性型脱毛症)とは、日本人男性の約30%が発症すると言われている進行性の脱毛症です。主な原因は男性ホルモンの異常です。
男性ホルモンの「テストステロン」は、5αリダクターゼという酵素の作用によりDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。DHTにはヘアサイクルを極端に短くする作用があるため、髪が十分成長できずに薄毛・抜け毛の症状が現れるようになってしまいます。
適切な治療を受けないと症状が進み、深刻化すると治療が難しくなる可能性もあります。そのため、AGAは早期発見・早期治療が重要な脱毛症なのです。
AGAについて詳しく知りたい方は下記ページをご覧ください。
参考:
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とAGA治療
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、AGA治療に使われている薬です。発毛を促進する効果があるので、服用を続けることで髪のボリュームも増えていくでしょう。
ただ、AGAは進行そのものを抑えることも重要です。せっかく発毛をサポートしても、薄毛・抜け毛を引き起こしている原因自体にアプローチした方が、大きな効果を感じられるでしょう。そこで重要なのが、フィナステリドという成分です。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とフィナステリドの併用
フィナステリドとは、5αリダクターゼの働きを抑える効果がある成分です。AGAの原因物質であるDHTの生成量が減少するので、薄毛・抜け毛の症状が抑えられるのです。
ミノキシジルが「攻めの薬」と呼ばれているのに対し、フィナステリドは「守りの薬」と呼ばれています。
どちらか一方を服用するよりも、フィナステリドとミノキシジルタブレット(ミノタブ)を併用した方が大きな効果を実感しやすくなります。薄毛・抜け毛の症状を食い止めながら、発毛を促進する効果が期待できるからです。
実際に併用をおすすめしているクリニックは多く、当院のオリジナル発毛薬もミノキシジルやフィナステリド、ミネラルなどをバランスよく配合しております。
ただし、フィナステリドは女性禁忌なのでご注意ください。
フィナステリドとミノキシジルの違いや併用療法については、以下の記事で詳しくお伝えしています。ぜひ参考にしてください。
適切な薄毛・AGA治療を受けたい方は医療機関にご相談ください
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)によるAGA治療や併用療法についてお伝えしましたが、どのようなプランが最適かは患者様によって異なります。状態によっては、内服薬による治療が難しいケースも考えられます。
効果的な治療を受けたい方は自己判断を避け、医療機関にご相談ください。専門的な知識や経験のある医師が、一人ひとりに合った最適なプランを提案いたします。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)による薄毛・AGA治療や初期脱毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)の効果や副作用、初期脱毛の仕組みについてお伝えしました。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、発毛を促進する効果がある薬です。外用薬に比べると効果が高く、経験豊富な医師の指導のもとでルールを守り服用することで、大きな発毛効果を実感できるでしょう。
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)に関する知見や実績が豊富なクリニックをお探しの方は、ウィル AGA クリニックにご相談ください。
当院では、開院当初からミノキシジルの内服薬を処方しております。膨大な数の治療実績と臨床データを持っており、圧倒的な発毛効果に自信があります。一人ひとりに寄り添った治療をご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【よくある質問】
・稀に薬剤性肝炎
・立ちくらみ、めまい
・動悸、息切れ
・手足、顔のむくみ
・体毛の増加