AGAは発症したら終わり?完治した人はいるの?気になるAGA治療の疑問にお答えします
「AGAは発症したら終わり」と聞いたことがある人も多いかもしれません。薄毛や抜け毛に悩んでいる人にとってはショッキングな言葉ですが、結論からお伝えすると発症したら終わりだということはないのでご安心ください。
この記事では、AGAは発症したら終わりだと言われる理由や治療について解説します。薄毛や抜け毛に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
「AGAは発症したら終わり」ではない
「AGAは発症したら終わり」と言われていますが、決してそんなことはありません。適切な治療を進めることで、薄毛や抜け毛を改善できます。
そもそもAGAとは 「Androgenetic Alopecia」の略称で、日本語で「男性型脱毛症」と呼ばれている脱毛症です。AGAは、一般的に男性ホルモンや遺伝の影響などが主な原因だと考えられています。
AGAのメカニズムを理解するには、まずヘアサイクル(毛周期)について知ることが大切。ヘアサイクルとは、髪の毛が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期のことで、「休止期」「退行期」「成長期」の3つの段階があります。
AGAを発症すると、このヘアサイクルが乱れてしまいます。本来は成長期で毛髪が伸びて太くなりますが、AGAでは主に男性ホルモンの影響によって成長期が極端に短くなります。髪の毛が十分に成長しないうちに抜けるため、薄毛や抜け毛に悩まされます。放置すると症状が悪化し、自然治癒することは基本的にありません。
ただ、AGAには効果の高い治療法が確立されています。専門的な治療を受けることで改善できるので、ご安心ください。
AGAは発症したら終わりだと言われる理由は?
では、なぜAGAは発症したら終わりだと言われているのでしょうか?
その主な理由は、以下の3点です。
- AGAは放置すると悪化するから
- AGAは治療を止めると悪化するから
- AGA治療は効果を感じるまで時間がかかるから
AGAは放置すると悪化するから
AGAは進行性の脱毛症です。治療をしないまま放置すると悪化してしまうため、発症したら終わりだというイメージがついたと考えられます。
ヘアサイクルについてお伝えしましたが、実は毛根には寿命があります。1本の毛根のヘアサイクルは40回程度と言われていて、最後の周期を終えるとその毛根からは髪が二度と生えてこなくなります。
つまり、放置すればするほど寿命を迎える毛根の数も増えてしまうということなので、AGAは早めの対処が重要です。
AGAは治療を止めると進行するから
AGAの場合、「完治」という言い方をしてしまうと、全く治療をしないでも常に髪の毛がふさふさの状態になるということになります。流石にそれは難しいと言わざるを得ないでしょう。しかし、AGAは治療によって大きく症状を改善することができる疾患です。
ですが、ある程度改善できたら現状維持のための治療を続けるのが基本です。うまく付き合い続ける必要があるため、発症したら終わりだと感じる方もいるのでしょう。
AGA治療で処方する薬は、男性ホルモンが悪玉化するのを防ぐ作用や髪の毛の細胞に働きかける作用があります。治療を途中で止めてしまうと、症状が進行する可能性が高いです。
とはいえ、全員が同じ治療を受け続けるわけではありません。十分に効果を感じられたら治療薬の使用量を調整したり薬の種類を変えたりして、現状維持に向けた治療に切り替えることが可能です。
AGA治療は効果を感じるまで時間がかかるから
AGA治療は効果を感じるまで時間がかかります。なかなか実感できずに焦ってしまうと、もう終わりだと思ってしまうこともあるかもしれません。
AGA治療は、効果を感じるまで最低でも3ヶ月はかかると言われています。薬や施術の効果が出るまで、ある程度の時間が必要だからです。だからといって、AGA治療を途中で止めてしまうと症状が進行する可能性が高いため注意。AGAの治療に踏み切る前に、「AGAはじっくり取り組む必要がある」ということを知っておきましょう。
AGAを予防するには?
AGAは放置すると悪化する脱毛症なので、日々の取り組みでAGAを予防することが大切です。
AGAは男性ホルモンが大きな原因ですが、頭皮環境も重要な要素。生活習慣やヘアケアを見直すことで頭皮環境を整え、発毛をサポートしましょう。
AGAを予防する方法の一つとしては、食事の改善です。
太く健康的な髪の毛にするには、十分な栄養が欠かせません。髪の毛は主にタンパク質で構成されているので、肉類や魚介類、卵類を摂取しましょう。また、体内でのタンパク質の生成に必要な「亜鉛」や、血流をよくする「ビタミン」も重要です。
AGAの予防についてより詳しく知りたい方は、以下のコラムを参考にしてください。
AGAを発症したらどうすればいい?
AGAの主な原因は男性ホルモンや遺伝だと言われています。どれほど予防していても、発症してしまう可能性があります。
もしAGAを発症してしまった場合にすべきことは、以下の3点です。
- 生活習慣を改善する
- ヘアケアを見直す
- AGAクリニックに相談する
生活習慣を改善する
髪の毛に必要な栄養が不足したり、睡眠不足やストレスでホルモンバランスが崩れたりすると、薄毛につながります。AGAの治療を行う場合でも、健康的な髪の毛を育成するために生活習慣を改善しましょう。
例えば睡眠の場合、朝もすっきりと目覚められる程度のまとまった睡眠時間を確保することが大切。髪の成長に必要なホルモンが分泌されますし、ストレスも解消されやすいです。
とはいえ、忙しい日々を送っていると難しいかもしれません。睡眠時間をなかなか増やせない場合は、寝る前のスマホを止めたり寝具を見直したりして、睡眠の質を少しでも上げてみてください。
ヘアケアを見直す
頭皮環境を整えるには、ヘアケアが大切です。間違ったヘアケアを続けていると髪の成長を妨げるおそれがあるので、正しく行えているかどうか一度見直してみましょう。
例として、シャンプーの時に指に力を入れたり爪を立てたりして洗うのはNG。頭皮表面の角質が剥がれ、バリア機能が低下するリスクがあります。場合によっては炎症を起こしてしまうかもしれません。
間違ったシャンプーやドライヤーの方法については、以下のコラムでも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
AGAクリニックに相談する
一番の解決方法は、専門のAGAクリニックに相談することです。
先ほどお伝えしたように、AGAの主な原因は男性ホルモンや遺伝だと言われています。生活習慣やヘアケアを見直すことで頭皮環境をある程度整えることはできますが、自力でAGAを改善するのは難しいでしょう。
また、AGAは進行性の脱毛症。早め早めに治療を受けることで、改善に必要な期間や治療費用も少なく済みます。「実はAGAではなく他の原因で薄毛になっていた」という可能性もあるので、まずは専門的な知識を持つ医師にご相談ください。
AGAクリニックの治療について
次に、AGAクリニックの治療についてお伝えします。
AGAを改善するにはAGAクリニックで治療するのが一番ですが、何も分からないまま受診するのは不安に感じるかもしれません。治療法や治療の流れを事前に知っておけば、実際に相談する際も安心しやすいでしょう。
AGAの主な治療法
AGAの治療法として、内服薬や外用薬、成長因子の注入、光(LED)治療などがあります。中でも代表的なのは内服薬で、主にプロペシア(フィナステリド)・ザガーロ(デュタステリド)・ミノキシジルが使われています。
プロペシアとザガーロは、AGAの主な原因と考えられている「ジヒドロテストステロン」の生成を防ぐ効果があります。ヘアサイクルの乱れを防いで抜け毛を予防することから、「守りの薬」とも言われています。
一方、ミノキシジルは新しい髪の毛を生やすために重要な毛母細胞を活性化させたり、血流を良くして栄養を届けやすくしたりする効果が期待できます。発毛を促進することから、「攻めの薬」とも呼ばれます。
AGAにはさまざまな治療法があり、薬もいくつか種類があるので、専門のクリニックと相談しながら最適な治療法を選択することが重要です。
ウィルAGAクリニックの治療法
ウィルAGAクリニックでは、主に「毛髪再生メソセラピー」と「オリジナル発毛薬 es(エス)」による治療を行います。2種類の治療法を組み合わせることで、発毛実感率99.9%を達成しています。
毛髪再生メソセラピーでは、100%原液の幹細胞培養上清液から抽出した「数百種類の高濃度成長因子」や「エクソソーム」を含んだオリジナルカクテルを頭皮に直接注入します。特殊な最新機器で最適な深さにアプローチし、発毛・育毛効果を倍増させることができます。
1回でも効果は認められていますが、3回以上の治療を受けることでよりしっかりと効果を感じやすくなるでしょう。
オリジナル発毛薬 es(エス)には、フィナステリドやミノキシジル、ビタミンなどを配合しています。「攻めの薬」と「守りの薬」の両方を最適なバランスで配合しているうえに、美しい髪の育成に必要な栄養素を補給。抜け毛を防止しながら発毛を促す効果があります。
治療開始から約3ヶ月程度からだんだんと効果を感じ始め、6ヶ月程度で発毛実感をされる方が多くいらっしゃいます。
治療の流れ
クリニックによって細かな違いはありますが、基本的には以下の流れに沿って治療を行います。
- クリニックの予約
- 問診表の記入
- 医師による問診や診断
- カウンセリング
- 治療の開始
中でも重要なのは、カウンセリングです。一人ひとりの状態や悩みをしっかりと把握したうえで、最適な治療計画を提案してもらえます。
治療法や期間について十分理解したうえでAGA治療に進むことが大切なので、不安や疑問があればカウンセリングで相談しましょう。
AGA治療は継続することが大切
AGA治療は、最低でも3ヶ月はかかると言われています。AGA治療を止めてしまうと症状が進行する可能性が高いため、治療を開始してすぐに「効果が出ない」と判断するのは避けてください。焦らずじっくりと取り組みましょう。
同様に、効果が出たからと言ってすぐに治療を止めてしまうのも良くありません。治療を途中で止めてしまうと、再び症状が進行する可能性が高いです。せっかくの治療を無駄にしないためにも、医師に相談したうえで現状維持に向けた治療に切り替えてください。
AGAは発症したら終わりだと諦めずクリニックに相談しよう
「AGAは発症したら終わり」ということは決してなく、効果の高い治療法が確立されています。進行性の脱毛症なので放置すると悪化しますが、早めに治療に踏み切ることで改善に必要な期間や治療費用が抑えられます。
薄毛や抜け毛が増えたからと言って諦めず、AGAクリニックにご相談ください。
【よくある質問】
AGAは発症したら終わりだと言われる主な理由は、以下の3点です。詳しくは、AGAは発症したら終わりだと言われる理由は?をご参照ください。
・AGAは放置すると悪化するから
・AGAは治療を止めると悪化するから
・AGA治療は効果を感じるまで時間がかかるから
完治を「全く治療をしないでも常に髪の毛がふさふさの状態になること」だとするなら、AGAが完治した人は基本的にいません。AGAは進行性の脱毛症なので、完治という概念がないからです。
ただ、AGAは治療によって大きく症状を改善することができる疾患です。まずはAGAをある程度改善したうえで減薬し、治療を継続することが大切です。