射精はAGAの発症・進行に影響を与えるか...
337
/ コラム /
一般的に抜け毛は春や秋といった「季節の変わり目」に増える傾向にあると言われております。
憂鬱な抜け毛を予防するために知っておきたい「抜け毛の時期」についてまとめようと思います。
髪の毛にはヘアサイクル(毛周期)と呼ばれる一定の周期があり、 「休止期」「退行期」「成長期」の3つの期間があります。
正常時とAGAの人のヘアサイクルの違いは、毛髪が伸びて太くなる「成長期」が約4~6分の1になります。
「抜け毛が増えた」と感じる時というのは、このヘアサイクルが乱れていて、成長期が短くなってしまっている状態のことです。
そして、一般的に「抜け毛が増えた」と感じる人が多いのは圧倒的に秋や春と言った「季節の変わり目」と呼ばれるシーズンですが、この時期に抜け毛が増えるということは、「ヘアサイクルが乱れやすい時期だから」と言えるのです。
秋は髪の毛が一番抜けやすい季節です。なぜかと言うと、夏の生活習慣が原因となっている場合が多いからです。
夏に浴びた紫外線のダメージやエアコンの当たりすぎにより頭皮が乾燥し、皮脂の過剰分泌が起こります。また、大量の汗をかいたまま放置しておくと、細菌が繁殖し頭皮環境が悪化してしまいます。
さらに、夏は肌の露出が増えるため、無理なダイエットをする人が多く、頭皮に必要な栄養が行き届かなくなってしまい、毛母細胞の働きが衰えて育毛や発毛を阻害することも大きな原因の一つと言われております。
夏にこのような頭皮の状態を繰り返していると、蓄積したダメージが一気に秋の抜け毛を増やす要因となるのです。
春は新生活や職場の異動・転勤などで、生活スタイルが大きく変化する季節です。
そのため、普段の生活より精神的なストレスを感じる人も多く、それが原因で自律神経のバランスが崩れ、頭皮の血行不良を起こしやすくなり、頭皮や毛髪に必要な栄養が行き届かなくなります。さらに、ホルモンバランスが乱れ、抜け毛の原因となる男性ホルモンの分泌が多くなるため、抜け毛が増えてしまいます。
また、春の抜け毛は花粉も影響してきます。
アレルギーによる細胞の炎症が、体だけでなく、髪の毛の毛根にある“毛乳頭”を攻撃して、炎症を起こします。
そうなることで、毛乳頭の細胞が死んでしまい、これが続くことによって、抜け毛が増えてしまうこともあるので、アレルギーや花粉症を持っている方は十分注意しなければならない時期です。
このように季節の変わり目は抜け毛が多くなる時期です。
気にしすぎると逆にストレスになり、余計に抜け毛を促進させるので、100本程度の抜け毛でしたら、正常範囲内の抜け毛と言われているので、抜け毛量が増えたとしても不安に感じることはありません。
しかし、あまりにも量が多い場合、ヘアサイクルの乱れによる病的脱毛が潜んでいる場合もあるため注意をしてください。
間違えた自己判断や発毛治療をしてしまうと取り返しのつかないことになってしまいますので、もし少しでも不安なら、一人で悩まず発毛専門医へご相談ください。