女性のつむじの薄毛とは?原因と対策を解説!
ある時鏡を見たら、急につむじあたりの髪の毛のボリュームが減ったことが気になったというようなご経験はありますか?
つむじの部分はどうしても髪の毛の分け目になるので薄毛になると目立ちますし、ボリュームが減ったのが分かりやすくて、とても気になりますね。
今回は、女性のつむじの薄毛について、原因、対策を中心に解説します。
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1.つむじの薄毛って?どうして起こる?
(1)つむじの薄毛の症状は?
つむじは、頭頂部付近にあることの多い、髪の毛が渦状になっている部分のことを言います。
その部分はもともと髪の毛の分かれ目ですので、誰でも他の部位と比較してボリュームが少なく見えることが多いです。
薄毛かどうかの判断については以下のようなことが参考になります。
・つむじ部分の髪の毛が細くなってきた、うぶ毛のようになってきた。
・髪質が全体にやわらかく、細くなってきた。
・つむじ周辺の髪のボリュームが減ってきた。
・抜け毛が多い。
(2)つむじの薄毛の原因は?
女性のつむじの薄毛の原因としては以下のようなものがあります。
①女性男性型脱毛症(FAGA)
FAGAは、50歳代以降、更年期を迎える頃から急激に増加する脱毛症です。
更年期になると、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」の分泌量が減るようになります。
エストロゲンは髪の毛にハリやツヤ、コシを与える効果があるため、エストロゲンの分泌量が低下すると、髪の毛のハリやツヤ、コシがなくなり、細く軟らかい髪の毛になります。
また、女性ホルモンの分泌量が減ることで相対的に体内の男性ホルモンの濃度が高くなります。
その結果、薄毛が進むと言われています。
FAGAの場合は頭皮全体に薄毛になることもありますが、頭頂部から薄毛が進むことも多いです。
つまり、つむじ付近から薄毛が進行するのです。
②牽引性(けんいんせい)脱毛症
牽引性脱毛症は、髪の毛の同じ部分に長期的に引っ張る力がかかることでその部分の頭皮に血行不良が起こり、髪の毛が薄くなる脱毛症です。
以下のようなときになりやすいと言われています。
・いつも同じ分け目のヘアスタイルをしている。
・いつも同じように髪の毛をきつく結んでいる。
・いつもヘアアイロンなどで髪の毛を強く引っ張っている
③円形脱毛症
円形脱毛症とは、突然、髪の一部分が円形あるいは楕円形に脱毛してしまう病気です。
10円玉程度の大きさの脱毛斑ができて、その後自然に治ることが多いですが、まれに頭部全体や眉毛、体毛まで脱毛が進行してしまうこともあります。
円形脱毛症は突然発症し、脱毛した部分と脱毛していない部分の境界がはっきりしているという特徴があります。
円形脱毛症は病院での治療によって改善することが多いですので、円形脱毛症かもと思う方は早めに病院を受診しましょう。
④脂漏性(しろうせい)脱毛症
脂漏性脱毛症は脂漏性皮膚炎から起こる脱毛症です。
脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌が原因で頭皮の皮脂が増加することで、頭皮に皮膚炎が起こります。
また、「マラセチア」という皮脂を好む常在菌も関与していることがあります。
脂漏性皮膚炎によって頭皮環境が悪化した結果、抜け毛が進行して脂漏性脱毛症が起こります。
脂漏性皮膚炎は病院での治療によって改善することが多いです。
心当たりがある方は脂漏性脱毛症に進行する前に病院で相談しましょう。
⑤産後脱毛症
産後脱毛症とは、出産後のホルモンバランスの変化によって起きる脱毛症です。
通常、髪は一定のサイクル(ヘアサイクルと言います)で生え変わりますが、妊娠中は髪の毛が抜けにくくなります。
そして、出産後、ホルモンバランスが元に戻ると妊娠中に抜けなかった髪の毛までまとめて抜け落ちるため、多量の髪の毛が一気に抜けるようになります。
ほとんどの場合は産後のホルモンバランスの安定と共に治ります。
⑥栄養障害による脱毛
過激なダイエットや食生活の乱れによって髪の毛を作る毛根部分に十分な栄養が届かず、栄養不足により毛が抜け落ちてしまう脱毛症です。
栄養障害による脱毛は、10代、20代の若い女性にも見られます。
このように、女性のつむじの薄毛には様々な原因があります。
まずは、つむじの薄毛の原因を知ることが改善に向かう大きな一歩ですので、薄毛の原因が分からない場合は病院で相談しましょう。
2.つむじの薄毛への対策
(1)生活の見直しでできる つむじの薄毛対策
つむじの薄毛の原因はさまざまであるため予防策も1つに絞ることはできませんが、すぐに始められるようなつむじの薄毛対策をご紹介します。
①食生活を見直そう
髪の毛はの栄養は主に食事からとる栄養によります。
そのため、どのような食事をとるかは健康な髪の毛を維持するためにとても大切です。
ダイエットによって食べる回数や量が極端に減っていないか、ファストフードやインスタント食品ばかり食べていないか確認しましょう。
また、バランスの取れた食事を心がけましょう。
特に、髪の毛の成長に関わる栄養素としては、たんぱく質、ミネラル(亜鉛など)、ビタミン(ビタミンB2、ビタミンB6など)があります。
たんぱく質は髪の毛の主な成分であり、亜鉛などのミネラルは髪の毛を作る際に必要です。
ビタミンB2やビタミンB6などのビタミンは、髪の毛の細胞分裂を活発化させたり、亜鉛の吸収をサポートしたりする働きがあります。
主な食材
・たんぱく質:肉、魚、卵、豆類など
・亜鉛:海藻、納豆、うなぎ、牡蠣など
・ビタミンB2:卵、レバーなど
・ビタミンB6:ナッツ、鮭、マグロなど
②生活習慣を見直そう
毎日の生活習慣を見直してみましょう。
睡眠不足は、髪の毛を育む成長ホルモンが足りなくなるため、睡眠をしっかり取るよう心がけましょう。
ストレスをためないことも大切です。
ストレスがあると頭皮の血流が悪化し、毛根へ十分な栄養がいきわたらなくなります。
また、成長ホルモンの分泌を調節する自律神経の乱れも引き起こします。
自分なりのストレス解消方法を見つけてみましょう。
また、軽い運動は頭皮の血流改善になりストレス解消にもなるため、お勧めします。
③ヘアケアを見直そう
頭皮は、洗いすぎも、洗わなすぎも頭皮環境の悪化につながります。
シャンプー、リンスのすすぎ残しや、洗髪後に頭皮を塗れたままにしておくことも頭皮環境を悪化させます。
そのため、洗髪は1日1回を目安に行い、洗髪の際は頭皮までやさしく洗いましょう。
また、洗髪後はしっかり乾かすようにしましょう。
④ヘアスタイルを見直そう
特に牽引性脱毛症によってつむじの部分の薄毛がある時は、髪の結び方や分け目を定期的に変えることが効果的です。
同じヘアスタイルを繰り返すことを避けて、髪の結ぶ位置を変えたり緩く結んだりしましょう。
分け目は定期的に変えましょう。
ヘアアイロンなどで、髪の毛を強く引っ張ることも毛根に負担がかかるため、頻回に行なうことは避けましょう。
⑤頭皮マッサージをとりいれよう
頭皮マッサージには、硬くなった頭皮をほぐして血流を促進する効果、リラックス効果、頭皮環境を改善する効果など、様々な効果があります。
髪の生え際から前頭部、こめかみから側頭部、頭頂部から後頭部と、順番に指の腹を使ってまんべんなくマッサージしていきましょう。
洗髪やヘアケアの際に行なうと持続的に続けやすいです。
力を入れすぎると頭皮を傷つけることがありますので、気持ちいいと感じる程度で行ってみましょう。
3.女性のつむじの薄毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。
4.まとめ
今回は、女性のつむじの薄毛について、その原因と対策を中心にお話ししました。女性のつむじの薄毛には様々な原因があります。
まずは、ご自身の薄毛の原因を知ることが第一歩です。
原因によって、自然に治る場合もありますし、治療で改善する場合もあります。
原因が分からない場合は病院で相談して、早めに対処するようにしましょう。