実はミノキシジル内服薬の危険性は低いことを知っていますか?
「ミノキシジル内服ってどんな薬?」
「ミノキシジル内服は危険だって聞いたけど本当?」
ミノキシジルは、発毛促進効果のあるAGA治療薬です。内服薬と外用薬の2種類があり、内服薬は危険だという意見を見かけることはありますが、実際の危険性は低いと言えます。
この記事では、ミノキシジル内服薬が危険だと言われる理由や、ミノキシジル内服の危険性が低いと言える理由について解説していきます。AGA・薄毛治療に興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
ミノキシジルとは?
まずは、ミノキシジルの基本情報からお伝えします。
ミノキシジルとは、血管拡張作用のある成分です。もともとは高血圧患者に向けて開発されましたが、服用によって体毛が濃くなることが確認されたため、AGA・薄毛治療薬として広く使われるようになりました。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルの主な効果は、血流の改善と成長因子の誘導です。
ミノキシジルを服用すると、血管拡張作用によって頭皮の血流が良くなります。髪の毛に必要な栄養や酸素が届きやすくなり、健康的な髪の毛の成長をサポートできます。
さらに、髪の成長に関わる「VEGF」などの成長因子を誘導することで、発毛を促進します。
ミノキシジルは女性にも有効
ミノキシジルの大きなメリットは、女性にも有効である点です。
ミノキシジル以外に、フィナステリドとデュタステリドというAGA治療薬も広く使われていますが、女性だと服用できません。閉経後女性において薄毛改善効果が認められなかったうえ、妊娠中の場合は胎児に影響が出てしまうおそれがあるからです。
一方、ミノキシジルは女性の薄毛に対しても十分な効果が確認されています。内服薬・外用薬ともに問題なく使えるので、ご安心ください。ただし、体質や持病によっては服用できないケースもあります。
ミノキシジルは内服薬と外用薬がある
ミノキシジルには口から飲むタイプの内服薬と、頭皮に直接塗るタイプの外用薬の2種類があります。服用方法のほか、効果の強さや副作用に違いがあります。
AGA・薄毛治療に対してより高い効果が期待できるのは、ミノキシジル内服薬です。ただし、副作用に関してはミノキシジル外用薬の方が軽度です。
医師に相談しながら、症状や状況に合った方を選びましょう。
ミノキシジル内服薬が危険だと言われるのはなぜ?
では、ミノキシジル内服薬が危険だと言われるのはなぜでしょうか?
考えられる理由は、以下の3点です。
- 副作用を起こす可能性があるから
- 日本皮膚科学会では推奨されていないから
- AGA治療薬として国内で認可されていないから
①副作用を起こす可能性があるから
どのような治療薬にも言えることですが、ミノキシジルは副作用につながるリスクがあります。副作用の内容は内服薬か外用薬かで異なり、外用薬の方が軽度です。
内服薬の場合は立ちくらみやめまい、動悸、むくみなどの副作用が見られます。対して外用薬は、アレルギー反応や刺激によって湿疹などを引き起こす可能性があります。
ミノキシジル内服薬・外用薬それぞれの副作用に関しては、以下の記事で解説しています。気になる方は併せてお読みください。
②日本皮膚科学会では推奨されていないから
「日本皮膚科学会」とは、名前の通り皮膚科に関する学会です。各種皮膚疾患の診療ガイドラインを作成・公開していて、中には脱毛症に関するものもあります。
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、AGA治療薬や植毛術、レーザー照射といったさまざまな治療法に対し、その実績や効果から推奨度を設定しています。その中でミノキシジル内服薬の推奨度はD、「行うべきではない」と判断されています。
その理由として、ガイドラインでは以下のように説明されています。
ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では認可されていない.また,男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない
引用元:「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」2777p |公益社団法人日本皮膚科学会
事実、ミノキシジル内服薬はAGA治療薬として認可されていません。ただ、アメリカのFDAでは高血圧症の治療薬として認証されています。
③AGA治療薬として国内で認可されていないから
ミノキシジル内服薬は国内未承認の薬です。AGA治療薬として厚生労働省から認可されていません。
ただし服用が禁止されているわけではなく、医師が診断して処方した場合に限り利用することができます。信頼できるクリニック選びが重要だと言えるでしょう。
危険性は低い!ミノキシジル内服薬がおすすめの理由
先ほどの解説でミノキシジル内服薬の服用に不安を感じるかもしれませんが、実は危険性は低いと言えます。その安全性や効果から当院でも主力商品として取り扱っており、実績も豊富で多くの方に満足いただいております。
ミノキシジル内服薬をおすすめする理由は、以下の3点です。
- 副作用のリスクが低いから
- 発毛効果が高いから
- アメリカのFDAでは高血圧症の治療薬として認証されているから
ミノキシジル内服薬がおすすめの理由①:副作用のリスクが低いから
ミノキシジル内服薬が危険だと言われる理由の一つは、副作用のリスクがあるからです。しかし実際は、ミノキシジル内服薬の副作用のリスクは低いと言えます。
その理由として、2本の論文をご紹介します。
論文①「アジア人男性の男性型脱毛症の治療」の紹介
最初にご紹介するのは、「Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men(アジア人男性の男性型脱毛症の治療)」です。こちらはAGAスキンクリニックの医師による論文で、日本人患者18,918名を対象に行ったAGA併用療法について述べています。
AGA併用療法の内容は、フィナステリドとミノキシジル内服薬・外用薬、および6ヶ月以上にわたる月1回の注射です。治療から6ヶ月後は96%、 12ヶ月後には80%もの患者が治療結果に満足したと報告されていますが、一番のポイントは副作用の発現率の低さです。
論文によると、ミノキシジルの経口投与による腫れは42人(0.22%)、めまいは28人(0.15%)。このような副作用は自然に治ったうえ、治療に関連する有害事象は認められなかったそうです。
2万人近くもの患者がミノキシジル内服薬を1年以上服用した結果、副作用の発現率は低く、症状が出た場合も自然に治ったと考えると、ミノキシジル内服薬は世間で指摘されているほど危険ではないと言えるでしょう。
論文②「男性型脱毛症の男性患者の治療におけるミノキシジル」のご紹介
次にご紹介するのは、「Efficacy and Safety of Oral Minoxidil 5 mg Once Daily in the Treatment of Male Patients with Androgenetic Alopecia: An Open-Label and Global Photographic Assessment(男性型脱毛症の男性患者の治療における経口ミノキシジル 5 mg 1 日 1 回投与の有効性と安全性: オープンラベルおよびグローバルな写真評価)」です。
こちらは30名の男性に対し、経口ミノキシジル 5 mg を 1 日 1 回24 週間投与した際の論文です。
論文では、ミノキシジル内服薬はAGA の男性患者に対し発毛促進を効果的に行えたと述べています。副作用は多毛症(93%)と足の浮腫(10%)のみで、重篤な心血管系の有害事象および異常な臨床検査所見は認められなかったそうです。また、足の浮腫は自然に解消したと記述されています。
最初の論文とは異なり、こちらの論文はミノキシジル内服薬のみの効果を調べたもので、経口ミノキシジルはAGA男性の発毛を改善すると結論づけています。重度の高血圧症の男性などは慎重になるべきだと述べられているものの、結果的に副作用は多毛症・浮腫しか見られなかったようです。こちらの論文も、ミノキシジル内服薬の安全性を示していると言えるでしょう。
ミノキシジル内服薬がおすすめの理由②:発毛効果が高いから
ミノキシジル内服薬がおすすめなのは、高い発毛効果が期待できるからです。
先ほどご紹介した「Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men(アジア人男性の男性型脱毛症の治療)」では、治療から6ヶ月後に96%、 12ヶ月後には80%の患者が治療結果に満足したという結果が出ています。
ミノキシジル内服のほかにもフィナステリドや注射を行ってはいますが、全ての患者において治療前と比較して著しい改善効果が見られており、患者自身も発毛を実感できているようです。
同様に、「Efficacy and Safety of Oral Minoxidil 5 mg Once Daily in the Treatment of Male Patients with Androgenetic Alopecia: An Open-Label and Global Photographic Assessment(男性型脱毛症の男性患者の治療における経口ミノキシジル 5 mg 1 日 1 回投与の有効性と安全性: オープンラベルおよびグローバルな写真評価)」においても、ミノキシジル内服で発毛を促進できると結論づけています。
実際のデータとして毛髪の数や直径が有意に増加しており、全ての患者が結果に満足したそうです。
また、当院でもミノキシジル内服薬は発毛効果が高いと判断しております。
ウィルAGAクリニックでは、開院当初からミノキシジルの内服薬を処方しています。膨大な数の治療実績と臨床データがあり、実績が多数ある当院の主力商品として自信をもって処方しております。
事実、患者様の満足度も高く、高い発毛効果を実感していただいております。
参考
Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men | JCAD | The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology
Efficacy and Safety of Oral Minoxidil 5 mg Once Daily in the Treatment of Male Patients with Androgenetic Alopecia: An Open-Label and Global Photographic Assessment | Dermatology and Therapy
ミノキシジル内服薬がおすすめの理由③:アメリカのFDAでは高血圧症の治療薬として認証されているから
ミノキシジル内服薬は、AGA治療薬としての承認を受けていません。しかし、アメリカのFDAでは高血圧症の治療薬として認証されています。
FDAとは、「アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)」の略称で、日本で言う厚生労働省のような役割をもっています。治療目的は異なりますが、さまざまな製品の安全性や有効性を証明する政府機関がミノキシジル内服薬を承認しているということになります。
「ミノキシジル内服薬=どこにも認証されていない危険な薬」ではありません。世界的に権威のあるFDAがチェックしている治療薬として、安心感があると言えるでしょう。
ウィルAGAクリニックのAGA治療
ここからは、ウィルAGAクリニックの治療についてお伝えしていきます。
当院の特徴は、一人ひとりの症状に応じたオーダーメイドAGA・薄毛治療です。薄毛のタイプを細分化したうえで、症状に応じた最適な治療を提供します。
これは治療実績約8万人のドクターチームだからこそ行えるものであり、圧倒的な発毛効果に自信がございます。
ウィルAGAクリニックのAGA治療①:オリジナル発毛薬「es」
オリジナル発毛薬「es」とは、ミノキシジル・フィナステリド・毛髪ミネラル・ビタミンを含んだ治療薬です。
発毛効果のある成分と髪に栄養を与える成分をバランス良く配合することで、健康で美しい毛髪の育成をサポートします。
ウィルAGAクリニックのオリジナル発毛薬 es(エス)の詳細はこちら
ウィルAGAクリニックのAGA治療②:毛髪再生メソセラピー
「毛髪再生メソセラピー」は、数百種類以上の高濃度成長因子やエクソソームを含んだオリジナルカクテルを浸透させる治療法です。最も効果的な深さの頭皮に直接注入することで、毛母細胞の分裂を促進します。
AGA治療薬と組み合わせることにより、発毛・育毛効果を倍増させることが可能です。
ウィルAGAクリニックの毛髪再生メソセラピー「最新LHDV頭皮注入治療」の詳細はこちら
ウィルAGAクリニックのAGA治療③:副作用が気になる方に向けた「副作用なしプラン」
中には、どうしても副作用に不安を感じる方がいると思います。そのような方でも安心できるよう、当院では「副作用なしプラン」をご提供しています。
副作用なしプランでは、頭皮注入治療や育毛剤を組み合わせることで発毛を促します。副作用のリスクを抑えたい方は、ぜひご相談ください。
効果の高いミノキシジル内服薬が気になる方はウィルAGAにご相談ください
ミノキシジル内服薬が危険だと言われる理由や、ミノキシジル内服の危険性が低いと言える理由を解説しました。
ミノキシジル内服薬は危険という意見もありますが、実際には副作用のリスクの低さや高い発毛効果を認める論文があります。当院でも多数実績のあるAGA治療薬であり、危険性は低いと言えます。
どのような薬にもリスクはあるため、医師の診断や経過観察のもと正しく服用することが大切です。ミノキシジル内服薬が気になる方や、副作用のリスクを抑えて治療したい方は、実績が豊富なウィルAGAクリニックにご相談ください。
【よくある質問】
ミノキシジル内服薬が危険だと言われる理由として考えられるのは、以下の3点です。
・副作用を起こす可能性があるから
・日本皮膚科学会では推奨されていないから
・AGA治療薬として国内で認可されていないから
ミノキシジル内服は女性に対しても十分な効果が確認されており、問題なく服用できます。体質や持病によっては服用できないケースもあるので、まずは医師にご相談ください。