【AGA治療薬まとめ】効果や副作用が一覧で分かる!主な5種のAGA治療薬を徹底解説!

公開日 / 2024.08.21 更新日 / 2024.08.20
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

ドクター紹介 +

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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「AGA治療薬ってそもそも何?」
「ミノキシジルとかデュタステリドとか聞くけど、どれが良いんだろう…」

AGA(男性型脱毛症)は、日本人男性の3人に1人は発症すると言われている脱毛症です。治療に用いられるのが「AGA治療薬」ですが、さまざまな種類があってよく分からない方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、AGA治療薬とは何かお伝えしたうえで、主なAGA治療薬の効果や副作用を解説していきます。AGA治療薬について知りたい方や、AGA・薄毛にお悩みの方はぜひ参考にしてください。

AGA治療薬とは?

AGA治療薬とは?

まずは、AGA治療薬の基本的な情報からお伝えしていきます。
AGA治療薬とは、名前の通りAGAの治療に用いられる薬です。口から飲むことで体内から効果を発揮する内服薬と、患部に直接塗る外用薬の2種類があります。

作用は治療薬によって異なり、発毛促進効果のある薬や抜け毛を防ぐ効果がある薬があります。適応可能なケースや副作用にも違いがあるので、医師の診断を受けたうえで自分に合った治療薬を服用することが重要です。

AGA(男性型脱毛症)の仕組み

次に、AGA(男性型脱毛症)で抜け毛や薄毛につながる仕組みを解説します。

髪の毛が成長してから抜け落ちるまでの周期を、「ヘアサイクル(毛周期)」と呼びます。
ヘアサイクルの中でも、髪の毛が太く長くなる期間を「成長期」と言いますが、AGAを発症すると成長期が極端に短くなってしまいます。そのため、髪の毛が十分に育たずに抜け毛や薄毛につながります。

さらに、ヘアサイクルには上限があります。1つの毛根のヘアサイクルは40~50回程度と言われていて、最後の周期を終えてしまうと同じ毛根からは髪が二度と生えてこなくなります。
つまり、AGAを放置するとヘアサイクルが乱れたまま進み、毛根の寿命をすぐ迎えることになります。対処が遅いと治療が難しいケースにまで発展するかもしれません。そのため、AGAは早期治療が大切だと言われているのです。

主なAGA治療薬は?効果や副作用は?

AGA治療薬の主な種類は?効果や副作用

次に、AGA治療薬の主な種類を解説します。効果や副作用のほか、おすすめの人についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
今回ご紹介するのは、以下の5種類です。

  • ミノキシジル内服薬
  • ミノキシジル外用薬
  • プロペシア(フィナステリド)
  • フィンペシア(フィナステリド)
  • ザガーロ(デュタステリド)

AGA治療薬①ミノキシジル内服薬

ミノキシジルとは、血管拡張作用のある成分です。もともとは高血圧患者に向けて開発されましたが、体毛が濃くなる作用も確認されたため、AGA治療薬として広く使われるようになりました。
頭皮の血流を改善して酸素や栄養を届けやすくするほか、成長因子を誘導することで細胞代謝を促進し、発毛を促します。また、ミノキシジル内服薬は外用薬に比べると効果が高いです。

ミノキシジル内服薬の副作用は、立ちくらみやめまい、動悸、むくみなどが見られます。危険性を指摘するサイトもありますが、約2万人の日本人患者を対象にミノキシジル内服薬やフィナステリドなどの併用療法を行った論文「Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men(アジア人男性の男性型脱毛症の治療)」によると、副作用の発現率は低いという結果でした。
副作用の内容も腫れやめまいなどで、自然に治ったうえ、治療に関連する有害事象は認められなかったようで、安全性は高いと言えます。

事実、当院でもミノキシジル内服薬についての膨大な治療実績と臨床データがあり、主力商品として自信をもって処方しております。患者様の満足度や安全性も高く、高い発毛効果を実感していただいております。
ミノキシジル内服薬の危険性の低さについては以下の記事でご紹介しているので、併せてお読みください。

参考
Androgenetic Alopecia Treatment in Asian Men | JCAD | The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology

ミノキシジル内服薬がおすすめの人

ミノキシジル内服薬は、高い発毛効果を感じたい方におすすめです。
デュタステリドやフィナステリドといったAGA治療薬はあくまで抜け毛を予防するためのもので、発毛効果がありません。ある程度症状が進んでいる方だと、単独では限界があると言えます。
一方、ミノキシジルは発毛を促進する作用があり、内服薬は特に効果が高いです。デュタステリドなどと併用することで、さらに症状の改善を実感できるでしょう。

AGA治療薬②ミノキシジル外用薬

口から飲んで効果を発揮する内服薬に対し、患部に直接塗るのが外用薬です。ミノキシジルが主成分で、内服薬と同様頭皮の血流を改善したり、成長因子の誘導で細胞代謝を促進したりすることで、発毛を促します。
ミノキシジル外用薬に見られる副作用は、湿疹です。アレルギー反応や皮膚の刺激が原因で、かゆみやかぶれが生じます。

ミノキシジル内服薬と外用薬それぞれの副作用については、以下の記事をご参照ください。

ミノキシジルの副作用や注意点は?内服薬と外用薬で分かりやすく解説!

ミノキシジル外用薬がおすすめの人

ミノキシジル外用薬は、副作用のリスクを抑えながら発毛促進したい方におすすめです。
内服薬は全身に作用する場合がありますが、外用薬なら患部のみに作用します。副作用の内容も湿疹によるかぶれやかゆみなど、比較的軽度です。
ミノキシジル外用薬は内服薬に比べると効果は控えめなものの、リスクを避けたい人には向いているでしょう。

AGA治療薬③プロペシア(フィナステリド)

プロペシアは世界中で使用されている代表的なAGA治療薬で、主成分はフィナステリドです。5αリアクターゼの働きを阻害することで、AGAの進行を抑える効果があります。
男性ホルモンに作用するため、性欲減退や男性機能の低下などの副作用につながることがあります。

以下の記事ではプロペシアについて詳しくお伝えしているので、併せてお読みください。

プロペシアの効果や副作用は?使用方法や注意点を知ってAGAを正しく対策

プロペシア(フィナステリド)がおすすめの人

プロペシアがおすすめなのは、副作用のリスクを抑えながら抜け毛・薄毛を予防したい人です。ザガーロよりも効果が控えめな分、副作用のリスクが低いという特徴があります。

AGA治療薬④フィンペシア(フィナステリド)

フィンペシアとは、プロペシアのジェネリック医薬品で、インドのシプラ社が製造しています。主成分はフィナステリドで、男性ホルモンの悪玉化を防ぎ、乱れたヘアサイクルを改善する効果が期待できます。
副作用はプロペシアと同様、性欲減退や男性機能の低下が挙げられます。また、フィンペシアは個人輸入で入手するケースが多いですが、偽物や粗悪品の可能性もあるので、思わぬ健康被害に遭うケースが考えられます。

フィンペシアの効果や副作用を詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

フィンペシアとは?効果・副作用・注意点・プロペシアとの違いを徹底解説!

フィンペシア(フィナステリド)がおすすめの人

フィンペシアは日本で未承認の治療薬で安全性がはっきりしていないため、有効成分が同じプロペシアと比べると注意が必要です。
日本で未承認の治療薬だからといって必ずしも危険なわけではありませんが、専門のクリニックで処方しているケースは少なく、ウィルAGAクリニックでも取り扱っていません。

AGA治療薬⑤ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロとは、イギリスの会社「グラクソ・スミスクライン社」が製造しているAGA治療薬です。有効成分はデュタステリドで、抜け毛や薄毛を予防する効果があります。
ザガーロの副作用は、性欲減退や男性機能の低下などが報告されています。

ザガーロについてもっと知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

ザガーロ(デュタステリド)とはどんな薬?やめとけ・やばいと言われる理由も解説!

ザガーロ(デュタステリド)がおすすめの人

ザガーロは抜け毛・薄毛をしっかり予防したい人におすすめです。プロペシアよりも効果が強いAGA治療薬です。
ただしその分、プロペシアに比べると若干、副作用の可能性も高い治療薬です。医師の処方の元で服用を続けることで、高い効果を実感できるでしょう。

AGA治療薬の種類比較まとめ

ここまでお伝えした5種類のAGA治療薬について、効果や主な副作用を以下の表に簡単にまとめました。

AGA治療薬 種類 効果 主な副作用 基本的な使用方法
ミノキシジル内服薬 内服薬 ・頭皮の血流改善
・成長因子の誘導
立ちくらみ、めまい、動悸、むくみ 1日1~2回、1錠を服用する
ミノキシジル外用薬 外用薬 ・頭皮の血流改善
・成長因子の誘導
湿疹によるかゆみやかぶれ 1日2回、脱毛部位に塗布する
プロペシア(フィナステリド) 内服薬 ・抜け毛・薄毛の予防 性欲減退や男性機能の低下 1日1回、1錠を服用する
フィンペシア(フィナステリド) 内服薬 ・抜け毛・薄毛の予防 性欲減退や男性機能の低下 1日1回、1錠を服用する
ザガーロ(デュタステリド) 内服薬 ・抜け毛・薄毛の予防 性欲減退や男性機能の低下 1日1回、1錠を服用する

AGA治療薬の選び方とは?

AGA治療薬の選び方とは?

主なAGA治療薬の種類をお伝えしましたが、どれが自分に適しているのか判断するのは難しいです。
AGA治療薬の選び方の目安として、以下の3点をチェックしてみてください。

  • まずは医師の診断を受けよう
  • 治療の目的に合わせて選ぶ
  • 予算に合わせて選ぶ

AGA治療薬の選び方①まずは医師の診断を受けよう

1番重要なのは、医師の診断を受けることです。
脱毛症はAGAのほかに、円形脱毛症や牽引性脱毛症などがあります。専門のクリニックを受診すれば、脱毛の原因について特定したうえで、最適なAGA治療薬を提案してもらえます。
自分に合った正しい治療を進めるためにも、抜け毛や薄毛に悩んだらAGAクリニックを受診してください。
特に、ミノキシジルの内服薬については、国内では医師の処方でのみ使用が認められています。製造元がしっかりしたミノタブであったとしても、服用者との相性や薄毛の症状によっては危険性を伴う為、医師の診断が必要不可欠です。

AGA治療薬の選び方②治療の目的に合わせて選ぶ

治療の目的に合わせてAGA治療薬を選ぶ、という方法もあります。
AGA治療のゴールは患者様によって異なります。現状を維持したいならデュタステリドもしくはフィナステリドを服用する、もっと髪の毛を生やしたいならミノキシジルも併用するといったように、医師に相談したうえで治療の目的に合った薬を選びましょう。
治療の目的が設定できない方は、理想のヘアスタイルをイメージしてみるのもおすすめです。

AGA治療薬の選び方③予算に合わせて選ぶ

AGA治療は保険適用にならないので、全額自己負担です。金銭的負担が大きくなりやすいため、予算に合わせて選ぶことが重要です。
AGA治療の費用を抑えるには、クリニックのモニター制度を利用するといった目先の手法も有効ですが、最も費用が抑えられる方法は、早期治療と信頼できるクリニック選びです。
早期に治療に取り組めば元の状態に戻すまでの治療期間も短くなります。また、「安かろう悪かろう」ではありませんが、あまり効き目の良くない治療を長期に渡って続けてしまうと、その期間の費用が無駄になるだけでなく、その分、本格的な治療が遅れてしまい、早期治療ができず、費用を抑えたつもりが結果的に高くなってしまうといったことがよくあります。くれぐれも、目先の金額だけに惑わされないようにしましょう。

自分に合ったAGA治療薬を探すなら専門のクリニックに相談しよう

自分に合ったAGA治療薬を探すなら専門のクリニックに相談しよう

主なAGA治療薬の効果や副作用について解説しました。
AGA治療薬はAGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる薬で、さまざまな種類があります。効果や副作用、適応できるケースに違いがあるので、医師の診断を受けたうえで自分に合ったAGA治療薬を服用することが大切です。
抜け毛や薄毛に悩んでいる方は、まずは専門のクリニックにご相談ください。

【よくある質問】

AGA治療薬のフィナステリドはどんな人におすすめですか?

AGA治療薬のフィナステリドは、副作用のリスクを抑えながら抜け毛や薄毛を予防したい人におすすめです。作用が同じデュタステリドに比べると効果は落ちるものの、副作用のリスクは低いというメリットがあります。

AGA治療薬の選び方は?

AGA治療薬を選ぶには、まずは医師の診断を受けることが重要です。
しっかりと薄毛の症状について医師に相談することで、適切なAGA治療薬を処方してもらえます。
AGA治療に効果の高いミノキシジルの内服薬は、国内では医師の処方により使用が認められていますので、
治療効果の高いAGA治療薬を手に入れるには、医師の診察を受けることが重要です。

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