20代のAGAは治るのか?20代のAGA治療の症例や早期治療がおすすめの理由について

公開日 / 2024.10.14 更新日 / 2024.10.10

「20代で抜け毛・薄毛が気になってきたけど、AGAは若くても発症するの?」
「20代からの薄毛・AGA治療って何があるんだろう…」

AGA(男性型脱毛症)は、年齢を重ねれば重ねるほど発症率が上がる脱毛症です。中には20代で発症するケースもあり、治療すべきか悩んでいる方がいるかもしれませんが、早めの対策をおすすめします。
この記事では、20代からの薄毛・AGA治療について解説しています。AGA(男性型脱毛症)を発症する原因や当院での症例もご紹介するので、若いうちから症状に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

20代でもAGA(男性型脱毛症)を発症する可能性がある

20代でもAGA(男性型脱毛症)を発症する可能性がある

AGA(男性型脱毛症)は、成人男性に多く見られる進行性の脱毛症です。男性ホルモンが主な原因で、前頭部や頭頂部の髪が抜けていくのが特徴です。
日本人男性の約 30%が発症すると言われていて、年齢を重ねるほど発症率も上がります。ある程度の年齢になってくると抜け毛・薄毛が気になってくる方は多いでしょう。
しかし、20代という若さでもAGA(男性型脱毛症)を発症する可能性はあります。

参考:
・男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会ガイドライン

20代のAGA(男性型脱毛症)発症頻度は約10%

日本皮膚科学会のガイドラインによると、20代でのAGA(男性型脱毛症)発症頻度は約10%です。20代の10人に1人がAGA(男性型脱毛症)に悩まされていると考えると、若い方にとっても身近な脱毛症だと言えます。

20代で抜け毛・薄毛の症状がある場合、「食事のバランスが悪かったからだ」「きっとシャンプーが合っていなかったんだろう」といったように、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性を考えられないかもしれません。
確かに、生活習慣の乱れや間違ったヘアケアは一時的な抜け毛・薄毛を引き起こすことがあります。しかしAGA(男性型脱毛症)を発症しているのか、それともあくまで一時的な症状なのか、自分で見極めるのは難しいでしょう。
AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症なので、発症していた場合は早めの対処が大切です。症状に気づいた時点で、専門のクリニックに相談することをおすすめします。

AGA(男性型脱毛症)のセルフチェック診断

自分がAGA(男性型脱毛症)を発症しているかどうか知りたい方は、患者様によくみられる症状や特徴を示した以下のセルフチェックを参考にしてください。

  • 親族に薄毛の人がいる
  • 産毛のように細い髪や短い髪が増えた
  • 以前と比べて抜け毛が増えた気がする
  • 前頭部の生え際が少しずつ後退している
  • 頭頂部が薄くなった、地肌が透けて見える
  • 同世代の人に比べ、髪の毛が薄い気がする
  • 食事は脂肪分の多いものが中心だ
  • 頭皮が脂っぽい、べたついている
  • 喫煙の習慣がある

当てはまる項目が多いほど、AGA(男性型脱毛症)を発症している可能性が高いです。早期治療のためにも、AGAクリニックに相談することをおすすめします。

20代でAGA(男性型脱毛症)を発症してしまう原因

20代でAGA(男性型脱毛症)を発症してしまう原因

20代でAGAを発症するのは、主にホルモンバランスの乱れと遺伝が原因です。
それぞれの原因について、詳しくお伝えします。

20代でAGAを発症する原因①:ホルモンバランスの乱れ

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンが乱れることでヘアサイクルに影響を与え、薄毛・抜け毛を引き起こします。
男性ホルモンのテストステロンは、5αリダクターゼという酵素と結合すると悪玉化し、「DHT(ジヒドロテストステロン)」になります。DHT(ジヒドロテストステロン)はヘアサイクルの成長期を極端に短くする作用があるため、髪の毛が十分育たなくなったりすぐに抜けたりします。

20代でAGAを発症する原因②:遺伝

AGA(男性型脱毛症)を発症する原因として、遺伝が指摘されています。
AGA(男性型脱毛症)には、「5αリダクターゼ」という酵素が深く関わっています。5αリダクターゼの活性を持つ遺伝子は顕性遺伝(優性遺伝)、つまり子供にも現れやすい遺伝子です。

また、DHT(ジヒドロテストステロン)と結合して脱毛因子を増やす「男性ホルモンレセプター」の感受性は、隔世遺伝すると言われています。先祖に男性ホルモンレセプターの感受性が高い人がいた場合、その遺伝子を引き継ぐ可能性があります。

参考:
・薄毛は遺伝する!母方・父方のどちらがAGA・ハゲの原因になりやすい?|みんなのホルモン研究所(株式会社あすか製薬メディカル)

早めの対策が肝心!20代から薄毛・AGA治療をした方が良い理由

早めの対策が肝心!20代から薄毛・AGA治療をした方が良い理由

AGA(男性型脱毛症)は、早めに対策することが大切です。まだ若いからといって放置するのはおすすめしません。
20代からAGA治療をすべき理由は、以下の3点です。

  • AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症だから
  • 治るまでの期間や費用を抑えやすいから
  • 周囲に気づかれにくいから

20代からAGA治療をすべき理由①:AGAは進行性の脱毛症だから

一番大きな理由は、AGA(男性型脱毛症)が進行性の脱毛症だからです。基本的に自然に治ることはないため、20代だからといって放置すると症状が徐々に悪化していきます。
AGA(男性型脱毛症)が進行すると、髪の毛の生えてこない部分が広がっていきます。寿命を迎えた髪の毛を再び生やすのは難しいため、深刻化する前に対策することが大切です。

20代からAGA治療をすべき理由②:治るまでの期間や費用を抑えやすいから

専門のAGA治療を受けることで症状は改善されていきますが、治療プランの内容や期間はAGA(男性型脱毛症)がどれくらい進んでいるかによって変わります。
20代では、まだ症状の軽いケースが多いと考えられます。早期治療に踏み切ることで、治療にかかる期間や費用を抑えやすいでしょう。

20代からAGA治療をすべき理由③:周囲に気づかれにくいから

症状の軽い20代からAGA治療を始める場合、周囲に気づかれにくいというメリットがあります。
髪の毛の悩みは、本人にとって深刻です。症状が進んでから治療を検討すると、「AGA治療を始めたことがバレてしまうのではないか」と不安になるかもしれません。
AGA(男性型脱毛症)を発症してすぐに治療を受ければ変化も少ないため、周囲に気づかれにくいです。

20代の薄毛・AGA(男性型脱毛症)は治るのか?

20代の薄毛・AGA(男性型脱毛症)は治るのか?

20代の薄毛・AGA(男性型脱毛症)は、治療によって改善することができるのでご安心ください。20代で発症した場合は、まだAGA(男性型脱毛症)がそこまで進行していないケースが多いため、治療の効果が表れやすいです。
ただ、治療を中止すれば再びAGA(男性型脱毛症)が進行する可能性は高いです。ある程度発毛を実感できたら、AGA(男性型脱毛症)を予防するための治療プランを継続するのがおすすめです。

20代から始められる主な薄毛・AGA治療

20代から始められる主な薄毛・AGA治療

次に、20代から始められる治療法をご紹介します。
主な薄毛・AGA治療は、以下の5種類です。

  • 投薬治療
  • 育毛メソセラピー
  • 光治療
  • 育毛シャンプー・育毛剤
  • 植毛・増毛

20代からの薄毛・AGA治療①:投薬治療

20代からの薄毛・AGA治療としてメインになるのは、投薬治療です。抜け毛・薄毛を予防する効果のある薬や、発毛を促進する効果のある薬を服用することで、症状の改善を目指します。

フィナステリド(プロペシア)

フィナステリドは、プロペシア錠の主成分です。AGA(男性型脱毛症)の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑え、抜け毛・薄毛を予防する効果があります。
DHTは、5αリダクターゼという酵素がテストステロンと結合することで生成されます。フィナステリドには5αリダクターゼを抑制する作用があるため、ヘアサイクルの乱れを正常に戻す効果があります。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、フィナステリドはⅡ型のみを阻害します。

デュタステリド(ザガーロ)

デュタステリドは、ザガーロの主成分です。フィナステリドと同様に、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで抜け毛・薄毛を防ぐ効果があります。
デュタステリドは、5αリダクターゼのⅠ型・Ⅱ型どちらも阻害します。ヘアサイクルの乱れを正常に戻す効果はフィナステリドよりも大きいですが、その分副作用のリスクも高めです。

ミノキシジル

ミノキシジルは、発毛を促進する効果がある成分です。血流を改善して髪の成長に必要な栄養を届けたり、成長因子を増加させて細胞代謝を促進したりする作用があります。
ミノキシジル内服薬とミノキシジル外用薬がありますが、より効果が高いのは内服薬の方です。当院でも、ミノキシジル内服薬を主力商品として取り扱っております。

ミノキシジルの詳しい効果や副作用は、以下の記事で解説しています。気になる方は併せてお読みください。

ミノキシジルの副作用や注意点は?内服薬と外用薬で分かりやすく解説!

20代からの薄毛・AGA治療②:育毛メソセラピー

育毛メソセラピーとは、発毛や育毛に必要な成分を頭皮に直接注入するという治療法です。どのような成分を使うかはクリニックによって違います。
当院の育毛メソセラピー「最新LHDV頭皮注入治療」では、数百種類以上の高濃度成長因子やエクソソームを含んだオリジナルカクテルを採用しています。発毛薬の組み合わせで、発毛実感率は99.9%を達成しております。

育毛メソセラピーについては以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

育毛メソセラピーってどんなAGA治療法?特徴やメリット・デメリット

20代からの薄毛・AGA治療③:光治療

光(LED)治療では、特定の光を頭皮に浴びせることで発毛を促します。用いられる光源の種類や波長,出力はクリニックによって異なります。
日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨度が「行うよう勧める」のBで、一定の効果が認められています。

参考:
・男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会ガイドライン

20代からの薄毛・AGA治療④:育毛シャンプー・育毛剤

市販の育毛シャンプー・育毛剤は、すでに生えている髪の毛を健康的に育てる効果が期待できます。有効成分は製品によって違いますが、主に頭皮環境を整えることで髪の毛をサポートします。
ただしあくまで育毛効果なので、髪の毛をしっかりと生やしたい方には向いていません。

20代からの薄毛・AGA治療⑤:植毛・増毛

植毛とは、髪の毛や代替品を直接頭皮に植えつける方法です。
自分の髪の毛を使う場合は「自毛植毛」、合成繊維などでつくられた髪を使う場合は「人工毛植毛」と言います。施術した日から見た目の変化を感じやすいですが、AGA(男性型脱毛症)の進行を食い止めることはできません。

増毛は、残っている髪に人工毛を結びつけたり、接着したりしてボリュームアップする方法です。
即効性があって好きなヘアスタイルを目指しやすいですが、定期的なメンテナンスが必要です。また、植毛と同様にAGA(男性型脱毛症)の進行を抑えることはできません。

【20代】当院でのAGA治療の症例・実績

次に、ウィルAGAクリニックで20代のAGA患者様に対して治療を行った症例をご紹介します。

①20代男性の症例・実績|AGA治療9ヶ月

①20代男性の症例・実績|AGA治療9ヶ月

20歳の頃から薄毛に悩まれていた患者様です。治療内容はオリジナル発毛薬esとLHDV頭皮注入治療で、9ヶ月という期間で全体的な改善が見られました。

②20代男性の症例・実績|AGA治療1年2ヶ月

②20代男性の症例・実績|AGA治療1年2ヶ月

24歳頃から抜け毛の症状を自覚されていた患者様です。オリジナル発毛薬esとLHDV頭皮注入治療による治療で、1年2ヶ月で頭頂部を中心とした改善が見られました。

20代からの薄毛・AGA治療で気をつけたいこと

20代からの薄毛・AGA治療で気をつけたいこと

20代から始める薄毛・AGA治療で気をつけたいことは、以下の3点です。

  • 自己判断で治療を中止しない
  • AGA治療薬の個人輸入は避ける
  • セルフケアにも取り組む

20代の薄毛・AGA治療の注意点①:自己判断で治療を中止しない

薄毛・AGA治療で症状を改善できたとしても、自己判断で中止するのは避けましょう。治療の効果がなくなることで、以前の状態に戻ってしまうおそれがあるからです。

特に、AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症です。AGA治療薬によって深刻化を防いでいても、服用を止めたら再び進行してしまいます。
「薬を減らしたい」「副作用が怖い」などの希望や不安があれば、自己判断せず医師にご相談ください。患者様のお話を聞いたうえで、最適な治療プランを提案します。

20代の薄毛・AGA治療の注意点②:AGA治療薬の個人輸入は避ける

AGA治療薬をクリニックで処方してもらうのではなく、個人輸入で手に入れたいと考えている方もいるでしょう。しかし、医薬品の個人輸入にはさまざまなリスクがあるため、利用は避けることをおすすめします。

国内で流通している正規品は、薬機法に基づいた品質・有効性・安全性の確認がされています。しかし、個人輸入されるAGA治療薬はチェックされていないため、保証がありません。さらに、AGA治療薬が偽物や粗悪品である可能性もあります。薄毛・AGA(男性型脱毛症)を改善する効果がなかったり、思わぬ健康被害に遭ったりするリスクが高いと言えます。
このような危険性から厚生労働省でも、医薬品などの安易な個人輸入に対して注意喚起を行っています。自身の健康を守るためにも、AGA治療薬の個人輸入は避けるようにしましょう。

参考:
・医薬品等を海外から購入しようとされる方へ |厚生労働省

20代の薄毛・AGA治療の注意点③:セルフケアにも取り組む

薄毛・AGA治療を受ける場合は、同時にセルフケアにも取り組みましょう。髪の成長を妨げるような生活習慣を見直したり、髪にとって良い環境をつくったりすることで、育毛をサポートする効果が期待できます。

セルフケアの例としては、食事の見直しです。偏った食事を続けていると、髪の成長に必要な栄養が摂りにくくなるおそれがあります。
毎日同じものばかり食べていないか、野菜や果物といった特定のカテゴリの食品を避けていないか、一度見直してみましょう。

以下の記事では、薄毛・AGA治療の効果がでるまで続けるべきことや、してはいけないことをご紹介しています。併せて参考にしてください。

薄毛・AGA治療の効果がでるまで続けるべきこと・してはいけないこと

20代で薄毛・抜け毛にお悩みの方はウィルAGAクリニックにご相談ください

20代の薄毛・AGA治療について解説しました。
AGA(男性型脱毛症)は年齢を重ねるほど発症率が上がる脱毛症ですが、20代でも発症する可能性があります。進行性のAGA(男性型脱毛症)を食い止めるためには、早期治療に取り組むことが重要です。
20代から始められる薄毛・AGA治療にはさまざまな種類があるため、まずは専門のクリニックに相談しましょう。

ウィルAGAクリニックは、患者様1人ひとりの症状に応じたオーダーメイドの薄毛・AGA治療が特徴です。約8万人もの治療実績を持つドクターチームが、あなたに合った治療プランをご提案いたします。
20代の患者様の治療実績も多数ございますので、症状にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

【よくある質問】

20代でAGAを発症することはありますか?
あります。20代のAGA発症率は約10%と言われており、10人に1人は発症する可能性があります。
20代でも薄毛・AGA治療を始めた方が良いですか?
20代でも、薄毛・AGA治療を始めることをおすすめします。AGAは進行性の脱毛症で、放置すると症状が悪化してしまうからです。
また、早期治療に取り組むことで治るまでの期間や費用を抑えやすい、周囲に気づかれにくいというメリットがあります。

この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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