2021/04/30
へアカラーで薄毛になる?回復させる方法&予防する方法を解説
/ コラム /
2021/04/30
この記事の監修者
ドライヤーをしている最中に見られる抜ける毛髪についてですが、近頃抜けた毛髪が目立ったり、抜ける毛髪の量が増えてきたりするとドライヤーで生じる抜ける毛髪の量を気にしますよね。その抜けた毛髪の量が正常なのかどうか、ドライヤーの正しい使用方法等を本記事で紹介します。
ドライヤーをしているときに毛髪が抜けるのはなぜでしょうか。ドライヤー中に毛髪が抜ける理由を紹介します。
日本臨床医学発毛協会によると「抜け毛とはいろんな理由によって絶えた毛が抜けること」と定義されています。自然な抜け毛は毛根にある細胞の老化や減退が原因です。健康な毛髪の生え変わり周期(ヘアサイクル)によって押し出された抜け毛で、個人差はありますが、健康な状態で1日に50~100本ほどが自然に抜けるといわれています。
参考:日本臨床医学発毛協会
抜け落ちた毛髪を確認したことはありますか?
毛髪の状態で正常な抜け毛かどうか確認できます。チェックポイントをみてみましょう。
髪の毛が生えてから自然に抜け落ちるまでの期間をヘアサイクル(毛周期)と呼びます。ヘアサイクルは成長期→退行期→休止期の3段階を経て、個人差はありますが通常2-6年で繰り返されるといわれています。
成長期の初めはまだ柔らかく短い髪の毛ですが、活発な細胞分裂が行われ、次第に太く長い髪の毛に育っていきます。
そのため、抜けた毛髪が柔らかく短い場合はまだ抜けるはずのない「成長期の髪の毛」が抜けている可能性があります。つまり、ヘアサイクルが短くなり、十分な成長期をキープできていない状況かもしれません。抜けた毛髪が気になる人は(何の)長さや太さを観察してみましょう。
健康な毛根はマッチ棒のように丸みがあります。色は黒く、根本へ向けて次第に白い色に変化します。
毛根がとがっている、一部だけ細くなっている、丸みが小さい、色が全体的に白い・黒いという場合はフケや頭皮のかゆみ等の頭皮トラブルを抱えている可能性があります。
健康な人でも100本ほどは自然脱毛があると紹介しましたが、異常な場合は200本以上抜けることがあります。
抜けた毛髪をすべて数えることはできませんが、髪の毛のボリュームが減った、髪が排水溝につまるようになった、枕元にある抜けた毛髪の量が増えた、頭皮が目立つようになったなど、目で確認できる方法で抜けた毛髪の量を確認してみましょう。
参考:こんな抜け毛は危険?見分ける3つのポイントと対策シャンプーについて|スカルプD
髪を乾かすためにドライヤーを毎日する人は多いと思いますが、ドライヤーの方法を間違えると頭皮や髪のダメージにつながりやすくなります。
例えば、ドライヤーを髪の毛に近づけすぎて髪の毛にダメージを与えたり、乱暴な手ぐしで頭皮が傷ついたりといったケースが考えられます。
また、髪の毛はタンパク質から成り、表面からキューティクル、コルテックス、メデュラという3つの層で構成されています。タンパク質は熱に弱く、ドライヤーによる熱は髪の毛の一番外側の層であるキューティクルを傷つけます。
ここでは、正しいドライヤーの使用方法を紹介します。
まずは、ドライヤーを使う前にブラシとタオルを使ってケアをおこないましょう。
まず、髪の毛を細いブラシで梳きましょう。
絡まっている髪の毛をブラシで梳く際、無理にブラシで髪の毛を引っ張らないで丁寧に梳くようにしてください。
ドライヤーの熱は髪の毛を傷つけやすいため、できるだけドライヤーの使用時間を短くすることが大切です。時間を短くする手段はタオルドライを丁寧におこなうことです。
頭皮、髪の根元から髪の毛の中央、髪の毛先の順番で優しく水気をとりましょう。
強くタオルで頭皮をこすると頭皮を傷つける恐れがあるので、優しくタオルで髪の毛を包み込み、髪の毛を抑えるように水気をとってください。
タオルドライで丁寧に拭き上げたら、次はドライヤーで乾かしていきます。以下の点に注意してみましょう。
まずは、ドライヤーの温風を髪の根元に当てましょう。
最初に根元に当てる理由は、
・毛先のほうが乾かしにくく温風が当たる時間が長くなることを防ぐ
・毛先を先に乾かして頭皮が乾ききっていないことを防ぐ
などにあります。
そのため、ドライヤーで髪の毛を乾かすときは、髪の毛の根元、中央、毛先の順番で温風を当てましょう。
ドライヤーの温風の温度は平均で100~120度です。
ドライヤーが髪の毛に近すぎると温度が高いまま髪の毛に温風が当たってしまい、濡れて開いたキューティクルを傷つける原因になります。
そのため、ドライヤーで髪の毛を乾かすときは髪の毛から20㎝ほどドライヤーを離して温風を当てるようにしましょう。
ドライヤーの冷風で熱を取り、髪の毛に熱が触れる時間を短くして髪の痛みを防ぎましょう。
また、髪の毛はタンパク質で構成されています。
タンパク質は熱で変性しやすい性質がありますが、冷えると固まります。
その性質を利用して、髪の癖の強い部分に温風を当てたあと、冷風を当てることで、髪の癖を整えセットすることができます。
髪の毛が乾いてきたら、温風を冷風に変えて髪の毛の熱を取るようにしましょう。
ドライヤーで髪を正しく乾かすことで、髪の健康をより維持できます。一方で、濡れた髪をそのまま自然乾燥している人もいるのではないでしょうか。自然乾燥は髪や頭皮にとって大きなダメージを与える可能性があります。
ここからは、自然乾燥ではなくドライヤーで乾かしたほうがよい理由を紹介します。
ドライヤーを使用せずに自然乾燥させた場合、髪や頭皮にどのような影響を与えるのか確認していきましょう。
濡れた髪を放置すると頭皮の熱が奪われてしまい、頭皮の血行が悪くなります。
髪の毛の成長にはミネラルやビタミン、タンパク質などの栄養分が重要であり、これらの栄養分は血液中を流れて頭皮に運ばれていきます。
つまり、頭皮の血行が悪くなるとミネラルなどの栄養分が頭皮に運ばれにくくなり髪の毛の成長を妨げる要因になってしまいます。
また、濡れた髪は頭皮の血行を悪くするだけではありません。
濡れた髪を放置することで頭皮に蒸れが生じます。梅雨の時期にカビが活発になるのと同様に、頭皮が蒸れた状態のような多湿環境は雑菌が好む環境です。
そのため、頭皮の匂いや、かゆみ、フケなどの原因になります。
最後に自然乾燥のデメリットとして、髪が痛みます。
髪の毛を構成する一番外側の層であるキューティクルは濡れていると開いている状態になります。
キューティクルが開いていると、髪の毛の中の水分が失われ、髪の毛が乾燥し傷みやすい状態になります。
そのため、自然乾燥だと髪を痛めてしまう時間が長くなります。
上記のように、自然乾燥は頭皮の血行が悪くなったり、頭皮の状態を正常に保つことができなかったり、髪を痛めたりする原因になります。
自然乾燥を続けると、髪の毛の健康を維持できずにヘアサイクルの異常につながります。
ヘアサイクルが異常になると、髪の毛の成長が円滑にならず薄毛や毛髪が抜ける原因になります。
また、人の皮膚は約1ヶ月で古くなった角質が剥がれ落ちて生まれ変わります。このサイクルをターンオーバーといいます。自然乾燥だと、頭皮が蒸れてマラセチア菌が増殖してしまい炎症等で頭皮のターンオーバーを維持できなくなってしまいます。
これらを防ぐためにも、自然乾燥で濡れた髪を放置せず、ドライヤーでしっかり髪を乾かして髪の毛の健康を守りましょう。
参考:千葉県皮膚科医会
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
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全力でサポートしていくことをお約束します。