薄毛・AGAと白髪は関係ある?それぞれ原因と対策を徹底解説!

公開日 / 2024.09.29 更新日 / 2024.09.26

頭皮環境の悪化や加齢により現れる薄毛と白髪。
直接的な関係性はありませんが、発症原因や生活習慣に共通点があるため、対策を行うことでそれぞれの改善が期待できます。

そこでこの記事では、薄毛と白髪の関係性やそれぞれのメカニズム、対策法について解説します。AGA専門クリニックの治療法についても解説するので、薄毛や白髪で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

薄毛と白髪の関係性とは

薄毛と白髪の関係性とは

髪の毛は、「成長期」「退行期」「休止期」からなるヘアサイクルによって、生え変わりを繰り返しています。何らかの影響でヘアサイクルが正常に機能しなくなると、髪が細くなったり色素が失われたりすると考えられているのです。

薄毛と白髪に直接的な関係はありませんが、老化が原因の一つであったり、栄養不足でリスクが高まったりなどいくつかの共通点が存在します。また、白髪・薄毛が作られるタイミングには、どちらも成長期が関連しているため、同時に現れるケースもあるようです。

薄毛は毛母細胞の仮死状態

髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで育っていきますが、仮死状態になると新しい毛髪が十分に生成されなくなるため、薄毛が引き起こされるといわれています。 
仮死状態は、あくまで一時的に冬眠している状態であり、完全に機能を失ってはいないので適切なアプローチによって回復が期待できます。

薄毛と白髪に関係性があるといわれる理由

薄毛と白髪に関係性があるといわれる理由には、毛母細胞の機能不全が関わっているようです。
髪の毛は、メラノサイトの活性化により色が供給されていますが、毛母細胞の機能不全が起こると働きが低下し、白髪になるといわれています。また、機能不全が起こっている状態では、色素以外にも毛髪の太さ、長さ、形状に影響を及ぼすため、健康な髪が育たず薄毛が引き起こされます。
原因が共通していることから、薄毛と白髪が同時に出現するケースも珍しくないため、関係あるのではないか考えられています。

参考:
・白髪や脱毛の要因となる幹細胞を探る|西村 栄美(難治疾患研究所 幹細胞医学分野)
・男性型脱毛症治療薬の研究動向|山田 久陽、池田 明子(大正製薬株式会社 医薬研究所)
・毛の再生技術と創薬研究へのアプローチ|松崎 貴(島根大学生物資源科学部科学科)

薄毛について

薄毛について
ここでは、薄毛のメカニズムと薄毛が増える原因について解説します。

薄毛のメカニズム

薄毛は、男性ホルモン「テストステロン」が体内の酵素「5αリダクターゼ」と結びついて、「ジヒドロテストステロン(DHT)」を生成することで引き起こされます。
ジヒドロテストステロン(DHT)は毛母細胞の働きを弱め、ヘアサイクルの成長期が極端に短くなることで十分に髪の毛が成長せず、薄毛の発症につながります。

薄毛が増える原因

薄毛が増える原因としては、血液の滞りによる頭皮の血行不良、体内の栄養バランスの乱れ、ストレスからくるホルモンバランスの乱れが影響していると考えられています。
また、遺伝的要因もあるとされ、家族に薄毛傾向がある人は遺伝する可能性が高いようです。
加齢による衰えも薄毛を引き起こすといわれているので、若いうちからケアをしておくことが大切となります。

参考:
・男性型脱毛症と育毛有効成分|横山 大三郎(ライオン株式会社 生物化学センター)

白髪について

白髪について
ここでは、白髪のメカニズムと白髪が増える原因について解説します。

白髪のメカニズム

毛髪は、メラノサイトがメラニン色素を供給することによって色付きますが、メラノサイトが機能低下すると、十分なメラニンが生成されなくなり、色素のない白髪の状態で生えてくるようです。
髪の毛に色素を供給するメラノサイトは、加齢やホルモンバランスの乱れ、栄養不足などがきっかけとなり、機能低下が起こるといわれています。

白髪が増える原因

白髪が増える主な原因は、加齢や生活習慣、ストレスと考えられています。
例えば、加齢が進むとメラニン色素の生成量が減少し、メラノサイトの働きも衰えるといわれています。生活習慣やストレスも同様で、血行不良や栄養不足が影響し、メラノサイトの機能低下が起こるようです。そして、白髪も薄毛同様、遺伝的要因が少なからず影響を与えています。
また、ニコチンの過剰摂取は、白髪の原因と考えられている毛根への酸素や栄養不足につながるといわれています。

参考:
・白髪や脱毛の要因となる幹細胞を探る|西村 栄美(難治疾患研究所 幹細胞医学分野)

薄毛と白髪に共通していること

薄毛と白髪に共通していること

薄毛と白髪は直接的な関係性はないものの、同じ要因が影響することで同時に発症するといわれています。
ここでは、薄毛と白髪に共通している発症原因についてご紹介します。

薄毛と白髪の共通点①老化が原因の一つ

共通する要因として考えられているのが「老化」です。
年齢を重ねることで、毛根や毛母細胞の働きは衰える傾向にあり、髪の成長サイクルが乱れやすくなるといわれています。
また、色素細胞や毛髪生成の働きの低下が起こることがあり、薄毛や白髪の進行につながるようです。老化は避けられない現象ですが、普段から対策を心がけることで毛母細胞の活性化が期待できます。

薄毛と白髪の共通点②生活習慣が影響する

昼夜逆転した不規則な生活リズム、栄養バランスの偏った食事などの不健康な生活習慣を続けていると、血行不良やホルモンバランスの乱れが生じ、薄毛や白髪が増加することがあるようです。
また、毛母細胞の再生力も低下する傾向にあり、髪が細くなったり色素が失われたりするリスクが高まると考えられています。

髪の修復に作用する成長因子FGF-7とは

髪の修復に作用する成長因子FGF-7とは

成長因子FGF-7は、毛乳頭細胞内で産生される成分で、毛髪の成長を促す働きがあると考えられています。
ここでは、成長因子FGF-7と薄毛・白髪の関係、そしてFGF-7の増加に有効とされるアデノシンについて解説します。

成長因子FGF-7と薄毛・白髪の関係

成長因子FGF-7は、毛母細胞の増殖と分裂を促進し、髪の成長をサポートする作用があるといわれています。成長因子FGF-7の働きにより、ヘアサイクルが正常に保たれるため、薄毛や白髪の減少が期待できるのです。
また、成長因子FGF-7の分泌が低下した際は、薄毛や白髪として外見に反映されるので、髪の健康状態を判断する目安となります。

成長因子FGF-7の増加にはアデノシンが有効

成長因子FGF-7の増加を促すためには、アデノシンが効果的といわれています。
アデノシンは毛乳頭細胞に働きかけ、髪を回復させたり成長環境を整えたりする効果を持つようです。太く黒い健康な髪が生えるようになるため、白髪や薄毛を防げると考えられています。

参考:
・EGF協会認定商品の認定ガイドライン|日本EGF協会
・発毛促進因子の産生を高めて男性型脱毛を改善する新規育毛成分 『アデノシン』を開発 ~厚生労働省から医薬部外品の有効成分として承認~|株式会社資生堂

薄毛や白髪がみられたときの対策

薄毛や白髪がみられたときの対策

薄毛や白髪がみられたときは、頭皮環境の悪化が考えられるため、血流改善を意識したり食生活を見直したりすることが大切です。
以下では、効果が期待できるおすすめの対策法をご紹介します。

薄毛・白髪の対策①ジョギングやウォーキングなどの軽い運動をする

ジョギングやウォーキングなどの軽い運動を取り入れることで、血流が促進されて頭皮に必要な栄養素や酸素が届くようになるといわれています。
また、体を動かすことによるストレス軽減効果もあるとされ、ストレスによって引き起こされるホルモンバランスの乱れ改善を目指せるようです。

薄毛・白髪の対策②紫外線対策を心がける

紫外線は、髪の色や髪質に影響を与えるため、薄毛や白髪を進行させる原因となります。
外出時には日傘を使用したり帽子をかぶったりするなど、 直接的な紫外線から頭皮を守ることが大切だそうです。
紫外線対策の徹底により、頭皮ダメージからくる薄毛・白髪を抑えられるといわれています。

薄毛・白髪の対策③必要な栄養素を取り入れる

必要な栄養素を含むバランスの良い食事をとることで、薄毛・白髪へのアプローチを目指せます。
例えば、ビタミンB群や亜鉛、鉄分などは髪の成長促進ができるといわれています。「鉄」は毛母細胞の増殖、「n-3系・n-6系脂肪酸」は栄養素を毛乳頭に届ける、「ビタミンD」は、免疫力向上などの効果が期待できるので、症状に合わせた栄養素を取り入れることがおすすめです。

薄毛・白髪の対策④症状に合わせてクリニックに相談する

薄毛は専門のクリニックに相談することで改善が期待できるので、早めに相談すると良いです。
症状が軽度の場合はセルフケアをしてみるのも良いですが、続けても改善がみられない場合は症状に合っていない可能性が考えられるので、自己判断や放置はせずクリニックへ行くようにしましょう。

一方、白髪治療は現代医療では困難なため、自宅での予防が大切となります。但し、毛包の活力低減が原因の白髪であれば毛包へのアプローチで改善できるケースがありますが、加齢や遺伝が原因の白髪は、食生活の見直しや頭皮ケアを行っても改善はかなり難しいのが現状です。

薄毛はAGA専門クリニックで治療可能

薄毛はAGA専門クリニックで治療可能

AGA専門クリニックでは、様々な治療法が用意されており、症状に合わせた適切なアプローチが可能です。以下では、ウィルAGAクリニックでも取り扱いのある治療法を解説します。

AGA専門クリニックでの薄毛治療①内服薬の処方

内服薬は、有効成分を含んだ薬の服用することで、内側から薄毛を改善していく治療法です。 例えば、体内のホルモンバランスを整えたり、血流を促進したりすることで、頭皮環境を改善して髪の成長を促します。

AGA(男性型脱毛症)への効果が期待できる一方で、内服薬は外用薬に比べて、性欲減退や体調不良などの副作用が強い傾向にあるといわれています。使用時は、医師の指示に従った正しい服用が大切となるので、自己判断での減薬や中止は避けましょう。

<ウィルAGAクリニックの内服薬:オリジナル発毛薬「es」について>

AGA専門クリニックでの薄毛治療②外用薬を患部に塗布

外用薬は、患部に薬を塗布する治療法です。患部に直接塗り込むことで、毛母細胞を刺激したり発毛を促せたりできるようです。
メリットとしては、薄毛箇所にピンポイントでアプローチできたり、使用方法が簡単だったりする点があげられます。

<ウィルAGAクリニックの外用薬:「es delta」について>

AGA専門クリニックでの薄毛治療③メソセラピーで有効成分を注入

メソセラピーは、「数百種類の高濃度成長因子」や「エクソソーム」などの有効成分を直接頭皮に注入する治療法です。
使用する針は非常に細いため、痛みはほとんどありませんが、若干の不快感や軽いかゆみが起こる可能性があるので施術後は安静にすると良いでしょう。

<ウィルAGAクリニックの毛髪再生メソセラピー:最新LHDV頭皮注入治療について>

薄毛悩みはウィルAGAクリニックの無料カウンセリングにお越しください

ウィルAGAクリニックでは、薄毛悩みやAGA(男性型脱毛症)の根本治療を目指せます。
経験豊富な専門医が、症状や進行具合に応じて治療を提案することで、一人ひとりに合わせた症状改善をしています。
治療では、メソセラピーや内服薬を使用。自由に治療を選択できるため、「副作用が怖い」「通院負担を減らしたい」などのご要望にも柔軟に対応いたします。
無料カウンセリングや無料頭皮診断も実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

【よくある質問】

薄毛の原因がAGA(男性型脱毛症)の場合はどうすればいいですか?
薄毛の原因がAGAである場合、AGA専門クリニックに受診することがおすすめです。AGA専門クリニックでは、内服薬や外用薬、メソセラピーなどの治療が可能です。ウィルAGAクリニックでもAGA治療に対応しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
薄毛や白髪を防ぐためには何が有効ですか?
薄毛や白髪を防ぐためには、バランスの取れた食事やストレス管理が有効といわれています。また、紫外線対策や頭皮マッサージなどをすることで、髪の健康維持が期待できます。

この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

ドクター紹介 +

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

ドクター紹介 +

関連記事

RELATED

ウィルAGAクリニック一覧

CLINIC

AGA・薄毛治療のお問い合わせ

CONTACT
「初診専用窓口」 初診の方はこちらからお問い合わせください。