髪の毛を増やすのに実践したい方法とは?原因別に徹底検証しよう

公開日 / 2022.03.04 更新日 / 2024.08.14

髪の毛に悩む女性
抜け毛の量が増えたり、鏡を見て髪の毛のボリュームが減ったと感じたりすると、髪の毛を増やしたいと思う方も多いでしょう。では、どのような方法をとると、効果的に髪の毛を増やすことができるのでしょうか。髪の毛の状態が気になる方は、ぜひ最後までご一読ください。

髪の毛のヘアサイクル(毛周期)を詳しく紹介

抜け毛の束
髪の毛を増やすのに大切なのは、ヘアサイクルをしっかり理解しておくことです。ヘアサイクル(毛周期)とは、髪の毛が生えてから抜け落ち、再び生えてくるまでの周期をさしています。人間の髪の毛の本数は、およそ10万本と言われていますが、ヘアサイクルは髪の毛1本ごとに異なるため、全体の髪の毛の量は維持されます。

男性では2年から6年ほど・女性では4年から6年ほどが1サイクルと言われています。それぞれの段階において、髪の毛がどのように変化していくのか、詳しく見てみましょう。

成長期

髪の毛を成長させる毛母細胞が活発に分裂することで、髪の毛が成長する期間であり、2年から6年ほどだと考えられています。髪の毛は、1日に0.3mmから0.4mm(1年で15cm)ほど伸びます。髪の毛全体のうち、85%から90%ほどが成長期の髪の毛だと言われています。

退行期

毛母細胞の分裂に欠かせない毛乳頭細胞の働きが低下するために、毛母細胞の分裂が止まります。毛乳頭細胞と毛母細胞が離れ、毛母細胞に栄養が届きにくくなるため、髪の毛の成長もストップする期間です。期間は2週間から3週間ほどで、髪の毛全体の1%ほどが該当すると言われています。

休止期

毛乳頭細胞が縮小することで、毛母細胞の活動が停止し、髪の毛の成長が完全にストップします。期間は3か月から4か月ほどで、毛根の位置も浅くなるうえ、新しく成長を始めた髪の毛が下にあるため、ほんの少し力を入れただけで簡単に髪の毛が抜けてしまいます。

そして、休止期から成長期へ移行する段階で、新しい髪の毛が古い髪の毛を押し出し、古い髪の毛が抜けていくのです。

ヘアサイクルと髪の毛の薄さは関係しているのか?

生え際に悩む男性
結論から言うと、ヘアサイクルの乱れは、髪の毛の薄さと大きな関係があります。一体どういうことなのか、関係性を見てみましょう。

ヘアサイクルが乱れると抜け毛が増え、髪の毛の量が減る

ヘアサイクルが乱れ、成長期が短くなると、退行期や休止期を迎えるまでの時間が短くなります。その結果、休止期に該当する髪の毛が増え、抜け毛が増えるために髪の毛の量が減少するのです。

次にあげる兆候が見られるようになると、ヘアサイクルの乱れが起こっている可能性があるので、注意しましょう。

・枕につく抜け毛が、以前よりも増えた

・ブラッシングした時の抜け毛が、以前よりも増えた

・お風呂の排水溝にたまる抜け毛が、以前よりも増えた

ヘアサイクルが乱れると、髪の毛が細く・短くなる

正常なヘアサイクルでは、成長期が長いため、髪の毛が太く長くなるまで成長します。しかし、ヘアサイクルが乱れると成長期が短くなり、髪の毛が十分成長しないまま退行期を迎えてしまうのです。これにより、髪の毛が細く短くなっていく「軟毛化」と呼ばれる状態に変化していきます。

次にあげる症状が見られると、軟毛化が進むシグナルであるケースが多いため、十分注意しなくてはいけません。

・髪の毛のボリュームが減ってきた

・髪の毛のコシやハリがなくなってきた

・髪の毛の分け目が目立つようになってきた

・以前よりもスタイリングが決まりにくくなってきた

ヘアサイクルが乱れる原因とは?

肩こりに悩む壮年の女性
ヘアサイクルの乱れが起こる原因を知ることで、適切な対策がとれるようになります。原因とその詳細を解説しましょう。

頭皮の血行不良

頭皮の血行不良が起こると、髪の毛のヘアサイクルを保つための栄養素が、髪の毛や毛乳頭細胞に十分送られなくなってしまいます。このために、毛母細胞の分裂にも支障が起こり、ヘアサイクルの乱れが起こるのです。

生活習慣の乱れ

睡眠不足・喫煙・過度の飲酒など、生活習慣の乱れもヘアサイクルに悪影響を及ぼします。睡眠不足は成長ホルモンの分泌が滞る原因となり、ヘアサイクルの乱れにつながります。喫煙は、ニコチンの作用による血管の収縮が起こるほか、過度の飲酒では髪の毛に必要な亜鉛を大量に消費してしまうのです。

これらの習慣を、できるだけ改善するよう心がけると、髪の毛の成長に好影響を与えられる可能性が高まります。

栄養不足

偏った食事が多い・食事の回数が少ない・外食やコンビニ食が多いなどは、栄養不足の状態に陥りやすい食生活です。髪の毛に必要な栄養素が不足すると、髪の毛が生成されなくなり、ヘアサイクルが乱れてしまいます。

ストレス

ストレスを避けられない現代では、ストレスによるヘアサイクルの乱れも増えています。ストレスを受けることで、自律神経のうちの交感神経が優位に働くために血管が収縮し、髪の毛まで栄養が届かなくなってしまいます。

AGA

AGAも、ヘアサイクルが乱れる大きな原因となります。男性ホルモンのひとつであるテストステロンが、酵素のひとつである5αリダクターゼと結合することで生まれるジヒドロテストステロンは、成長期を短縮させることが分かっています。そうなると、退行期への移行が早まるため、髪の毛が十分育たないうちに抜けてしまうのです。

ヘアサイクルを整え髪の毛を増やすにはどうしたらいいのか?

虫眼鏡で毛根を拡大

髪の毛を増やすためには、ヘアサイクルを整え、十分な栄養素を髪の毛に送り込む必要があります。そのためにどうしたらいいのか、対策を紹介します。

バランスの良い食事を摂る

髪の毛の成長に必要な栄養素を体内に取り込むには、バランスのとれた食事を摂ることが重要です。特に積極的に摂りたい栄養素は、タンパク質・亜鉛・ビタミン類(B6、B12、C、Eなど)です。食事から摂るのがどうしても難しい場合は、サプリメントの併用も検討しましょう。

ストレスをためないようにする

ストレスをためないようにするとともに、自分が取り組みやすい方法でストレスを解消していくのも大切です。運動したり、相談相手を見つけたりすることで、意識してストレスを解消するようにしましょう。

睡眠の質を上げる

良質な睡眠をとると、交感神経と副交感神経のバランスがとれ、ヘアサイクルの正常化につながります。そのためには、就寝前にカフェインを避け、ストレッチやマッサージなどで体をほぐす・寝室の温度および湿度を適切に保つ・夜更かしや寝酒は避ける・自分の体型に合った寝具を用意するなどを実践してみましょう。

ウィルAGAクリニックではさまざまな治療法で増毛が期待できる

AGA・抜け毛・薄毛治療の専門病院であるウィルAGAクリニックでは、患者様ごとの症状に合った治療法を数多くご提案しております。オリジナル発毛薬をはじめ、毛髪再生メソセラピー(最新LHDV頭皮注入治療、頭皮ボトックス注入治療、HARG治療、PFC治療)・リッチディオーラム・オリジナル発毛サプリメント・内服薬(フィナステリド、プロペシア、ザガーロ、ビビスカル プロフェッショナル)など、多彩な治療法がございます。これらの治療法を適切に組み合わせ、感動体験を味わっていただけるよう全力でサポートさせていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

ドクター紹介 +

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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