縮毛矯正は頭皮へのダメージが強い? 薄毛チェック&ケア方法も紹介

公開日 / 2021.03.01 更新日 / 2024.08.14


強いくせ毛で悩まされている女性に便利なのが縮毛矯正です。
縮毛矯正ではパーマ液とヘアアイロンでくせ毛をストレートヘアへと矯正しています。

しかし、縮毛矯正を受けるときに頭皮へのダメージが気になりませんか?
今回は縮毛矯正について以下の点を中心に解説していきます。

・縮毛矯正は頭皮へのダメージが強いのか
・薄毛チェック&自宅でできる頭皮ケア
・FAGA(女性男性型脱毛症)について

女性向け育毛プランもあわせて紹介するため、抜け毛や薄毛が気になる女性は参考にしてください。

【Youtubeでも解説中!】
Dr.シュンの発毛チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=WM3-m8R2MYc

目次

1.縮毛矯正は頭皮へのダメージが強い?


結論から申し上げると、縮毛矯正により頭皮にダメージを受けることがあります。
頭皮ダメージから炎症につながりかねません。しかし、頭皮ダメージは一時的の可能性があります。

(1)縮毛矯正の仕組み

まずは縮毛矯正の仕組みから解説します。
髪の毛の強さに関係しているのが、タンパク質とタンパク質との結合です。

タンパク質の結合は、以下のようにいくつかの種類があります。

【タンパク質の主な結合】

・ペプチド結合
・シスチン結合
・イオン結合
・水素結合

上記のうち、強い結合力を持つのがシスチン結合です。縮毛矯正は以下のような仕組みでくせ毛を矯正しています。

【くせ毛を矯正する仕組み】

・パーマ液「1液」でシスチン結合をかい離させる
・ヘアアイロンによる熱で髪の毛をストレートへ矯正
・パーマ液「2液」でかい離させたシスチン結合を再形成

いったん、縮毛矯正で髪の毛をストレートに矯正すれば半永久的な効果が期待できます。

(2)縮毛矯正による頭皮ダメージはあるのか

縮毛矯正で頭皮へのダメージが考えられるのは、以下のタイミングです。

【頭皮ダメージを受けるタイミング】

・パーマ液「1液」が頭皮に付いたとき
・ヘアアイロンで髪の毛を強く引っ張ったとき

①パーマ液が頭皮に付くと炎症が起きる可能性あり

縮毛矯正で使用するパーマ液のうち、アルカリ剤が入っている「1液」は頭皮への刺激が強いです。
人によってはパーマ液「1液」により、頭皮に炎症が起きることがあります。

頭皮に炎症が起きたときに生じるのが抜け毛や薄毛のリスクです。
しかし、美容院の縮毛矯正ではパーマ液「1液」が頭皮に付かないように施術するのが原則です。

液ダレや流しの作業などでパーマ液が頭皮に付くことがあるものの、少ない量のパーマ液が少しの時間付いただけなら頭皮へのダメージは少ないです。
万が一、縮毛矯正による頭皮ダメージがあっても一時的と考えられます。(縮毛矯正を何回も繰り返し受けた場合は除く)

もし、気になる頭皮の炎症があるときは、医療機関の皮膚科で診てもらうとよいです。

②ヘアアイロンで髪の毛を強く引っ張ると頭皮に負担がかかる

他にも注意したいのが縮毛矯正でヘアアイロンを使用したときです。
ヘアアイロンで髪の毛を強く引っ張ると、頭皮に負担がかかります。

頭皮への負担が強いと抜け毛や薄毛のリスクが上がりかねません。
しかし、縮毛矯正で髪の毛を引っ張る程度の強さであれば頭皮への負担は少ないです。

(3)縮毛矯正が薄毛の直接的な原因となる可能性は低い

以下の理由から、縮毛矯正が薄毛の直接的な原因となる可能性は低いと考えられます。

【2つの理由】

・パーマ液による頭皮ダメージは一時的
・ヘアアイロンで引っ張る程度の強さなら頭皮への負担は少ない

人によっては縮毛矯正がきっかけとなり、別の要因で起きた抜け毛や薄毛に気が付くパターンがあります。
抜け毛や薄毛の要因によっては、少しずつ症状が進むため気が付くのに遅れやすいです。

もし、抜け毛や薄毛が気になり始めたときは、縮毛矯正以外の要因を考えてください。

2.抜け毛や薄毛が気になる方のために薄毛チェック&ケア方法を紹介


それでも抜け毛や薄毛が気になる方のために、以下を紹介いたします。

・抜け毛や薄毛のチェックリスト
・脱毛症の種類と原因
・自宅でできる頭皮ケア

(1)抜け毛や薄毛が気になり始めたときのチェックリスト

抜け毛や薄毛が気になる方は、以下のチェックリストを参考にしてください。

【髪の毛へのチェックリスト】

・髪の毛のボリュームが減ってきた
・髪の毛のハリやコシが減ってきた
・髪の毛が細くなってきた
・分け目が目立ってきた
・スタイリングしにくくなった
・抜け毛の毛根が細い
・シャンプーやブラッシング時の抜け毛が増えた

【頭皮へのチェックリスト】

・頭皮にフケやかゆみがある
・頭皮に赤みがある
・頭皮が乾燥、または脂っぽい
・頭皮が痛い

【生活習慣へのチェックリスト】

・食生活が偏りがち
・食事制限によるダイエット中
・ストレスを日頃から感じている
・タバコをよく吸う
・お酒をよく飲む
・運動をあまりしない
・睡眠時間が短い

上記リストのチェックが多い方ほど、抜け毛や薄毛のリスクが高まりやすいです。

(2)脱毛症の種類と原因

女性によく見られるのが、以下の脱毛症です。

【脱毛症の種類】

・FPHL,FAGA(女性男性型脱毛症)
・休止期脱毛症
・牽引性脱毛症
・分娩後脱毛症

それぞれの脱毛症の原因を見ていきます。

①FAGA(女性男性型脱毛症)の原因

FAGA(女性男性型脱毛症)の主な原因となるのが、ホルモンバランスによるヘアサイクルの乱れといわれています。

髪の毛はヘアサイクル(成長期・退行期・休止期)により生え変わりが進みます。
ヘアサイクルが正常であれば髪の毛の量は維持されます。

しかし、ヘアサイクルが乱れてくると成長期に悪影響が出やすいです。
ヘアサイクルの乱れにより成長期が短くなると、髪の毛のボリュームが減る・ハリやコシが減る・髪が細くなる・分け目が目立つなどの症状が出てきます。

②牽引性脱毛症の原因

牽引性脱毛症の主な原因となるのが、髪の毛を長期間引っ張る髪型です。
それほど強い力ではなくても、頭皮や毛根への負担が長期になると抜け毛が増えかねません。

髪の毛を長期間引っ張る髪型を止めると、牽引性脱毛症からの回復が期待できます。
いつも同じ分け目の女性は分け目を定期的に変更する、ポニーテールの女性は髪型を変更するなどで頭皮や毛根への負担を減らしてください。

③分娩後脱毛症の原因

分娩後脱毛症の主な原因となるのが、産後のホルモンバランスの乱れです。
ホルモンバランスの乱れがヘアサイクルの乱れにつながり、一時的に抜け毛が増えてしまう症状が見られます。

個人差があるものの、半年から1年ほどで回復が期待できます。

(3)自宅でできる頭皮ケア

抜け毛や薄毛を予防したいときに役立つのが、以下の自宅でできる頭皮ケアです。

【2つの頭皮ケア】

・弱酸性のアミノ酸系シャンプー
・女性用の育毛剤

①弱酸性のアミノ酸系シャンプーで自宅ケア

健康な皮膚のpH値は4.5~5.5の弱酸性とされています。
そのため、強いアルカリ性のものが頭皮に付くと刺激を感じやすいです。

頭皮への刺激が気になるときに便利なのが、弱酸性のアミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸系シャンプーでは「ラウロイル~」「ココイル~」の洗浄成分をよく配合しています。

比較的洗浄力がマイルドのため、頭皮にやさしいのが魅力です。
保湿も期待できるため、頭皮の乾燥が気になる方も弱酸性のアミノ酸系シャンプーを使用するとよいです。

参照:https://www.science-inc.jp/filtration/test_data1.pdf

②女性用の育毛剤で自宅ケア

女性用の育毛剤によっては、以下の有効成分を配合しています。

【有効成分】

成分名 期待できる作用
センブリエキス 血行促進作用
グリチルリチン酸ジカリウム 抗炎症作用

血行促進作用や抗炎症作用により、血行不良や炎症が見られる頭皮の改善が期待できます。
アミノ酸系シャンプーで頭皮を清潔にしてから、女性用の育毛剤を使用するとよいです。

3.FAGA(女性男性型脱毛症)について


次からは、FAGA(女性男性型脱毛症)について以下の点を解説します。
・仕組みとメカニズム
・女性向け育毛プラン

(1)FAGAとは?仕組みとメカニズム

FAGAとは女性の薄毛によく見られる女性男性型脱毛症のことを言います。
FAGAの仕組みとメカニズムは以下のとおりです。

【FAGAの仕組みとメカニズム】

・ホルモンバランスによってヘアサイクルが乱れる
・成長期が短くなり、髪の毛が細く弱弱しくなっていく

FAGAは思春期や更年期(45歳~55歳頃が一般的)の女性が発症しやすく、頭部全体的に薄くなる症状がよく見られます。

(2)ウィルAGAクリニックの女性向け育毛プラン

ウィルAGAクリニックでは、以下の女性向け育毛プランを用意しています。

【5つの女性向け育毛プラン】

・毛髪栄養補助サプリ
・オリジナル発毛薬
・毛髪再生メソセラピー(LHDV治療)
・HARG療法
・PFC療法

①毛髪栄養補助サプリ「ビビスカル プロフェッショナル」

「ビビスカル プロフェッショナル」は、海洋性たんぱく質複合体を配合する毛髪栄養補助サプリです。
髪の毛に栄養を与え、健全な成長をうながします。

加齢による薄毛、牽引性脱毛症、分娩後脱毛症の症状改善が期待できるサプリです。

②オリジナル発毛薬「es women」

「es women」は以下の効果を持つ女性専用のオリジナル発毛薬です。

【期待できる主な効果】

・血管拡張の促進
・毛根の細胞増殖促進
・毛根細胞の成長因子産生促進
・脱毛ホルモンの減少など

AGA治療薬プロペシアを使用できるのは男性のみです。
しかし、女性専用の「es women」であれば女性でも安心して使用できます。

③毛髪再生メソセラピー「最新LHDV頭皮注入治療」

「最新LHDV頭皮注入治療」は成長因子を頭皮に直接注入する薄毛治療です。
300種類以上の成長因子でHP領域にある毛包幹細胞を活性化し、発毛をうながします。

最新機械で適切な深さに注入しているため、高い発毛効果が期待できます。

④HARG療法

HARG療法は多種類の成長因子を配合した薬剤AAPEを頭皮に直接注入する治療方法です。

成長因子で毛母細胞を活性化し、発毛をうながします。
ヘアサイクルの正常化により、治療後も効果が持続しやすいです。

⑤PFC療法

PFC療法は患者さんの血液から抽出した成長因子を頭皮に注射する治療方法です。
高濃度の成長因子で毛母細胞を活性化し、発毛をうながします。

患者さん自身の血液から生成した製剤を注射しているため、安全性の高い治療が期待できます。

4.AGAに関するご相談はウィル AGA クリニック

もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。

この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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