抜け毛の原因を徹底解説!正常・異常の見分けるポイントや予防・対処法もご紹介!
急に抜け毛がひどくなったと悩む方も多いでしょう。しかし、何が原因なのかわからず、不安に感じている人も多いはずです。
そこでこの記事では、抜け毛の主な原因を詳しく紹介します。抜け毛のメカニズム、対処法も紹介しているので、ぜひ抜け毛対策の参考にしてみてください。
目次
【男性】抜け毛を発症する主な原因とは?
男性が抜け毛を発症する主な原因は、大きく11つに分類されます。詳しい特徴を整理しているため、自身にあてはまる原因がないかチェックしてみてください。
原因 | 概要 |
---|---|
両親からの遺伝 | 毛髪の特性の遺伝 |
AGA(男性型脱毛症) | 男性ホルモンの過剰分泌 |
食べ物・運動・睡眠・喫煙などの 生活習慣 |
偏食、運動不足、睡眠不足、喫煙による発毛成長の抑制 |
病気の影響 | 病気の発症による血行の悪化 |
薬の副作用 | 長期的な薬の服用、治療の実施 |
過度なストレス | 仕事や人間関係のストレス |
環境の変化 | 引越し等による生活環境の変化、季節の変化 |
紫外線の影響 | 直射日光を浴び続けて疲労、ストレスを発症 |
シャンプーの方法 | シャンプーの洗い流し |
ヘアサイクルの影響 | ストレスや生活習慣の乱れによるヘアサイクルの変化 |
カラー・パーマ・整髪料などの ヘアケア習慣 |
ヘアケア用品による頭髪や毛細血管への刺激 |
原因①:両親からの遺伝
抜け毛には、遺伝的な要因があると言われています。中でも、両親が抜け毛を発症している場合には、子に髪の毛の特性が遺伝する場合があるのが特徴です。
親や近親者など、血のつながりのある人が抜け毛で悩んでいる場合には、本人も年齢とともに抜け毛が進行し始めるかもしれません。
原因②:AGA(男性型脱毛症)
男性ホルモンが過剰分泌されて発症するAGA(男性型脱毛症)も、抜け毛に影響する重大な原因です。AGAは、遺伝や生活習慣などさまざまな要因により、男性ホルモンが異常分泌されて発症します。
また、1億2,000万人ほどいる日本の人口うち、約1割の1,200万人程度がAGAを発症しているそうです。また、発症者の約半数の人々が、何らかのケアを実施しているとも言われています。AGAは進行性のある病気であることから、早めのケアが重要だと覚えておきましょう。
AGAについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。AGAの特徴や発症タイプを詳しく解説しています。
原因③:食べ物・運動・睡眠・喫煙などの生活習慣
抜け毛は、次のような生活習慣の乱れによって発症する場合があります。
- 偏食および栄養不足による発毛成長の低下
- 運動不足による血行の鈍化
- 睡眠不足によるホルモンバランス異常
- 喫煙による血管の縮小
上記の要素は、毛髪の成長を抑制する問題ばかりです。人と違うサイクルで生活している人は、生活習慣の乱れに注意してください。
原因④:病気の影響
次のような病気を発症した場合、毛髪の成長が抑制され、抜け毛に悩まされることがあります。
- ストレスによる円形脱毛症
- 甲状腺の疾患
- 鉄欠乏性の貧血
- 脂漏性皮膚炎
病気により一時的に毛髪への栄養が行き渡らなくなると、生え際から徐々に抜け毛が始まる場合があります。年齢や健康状態によっては一時的な症状で済む可能性もありますが、高齢かつ不健康な方であるほど、抜け毛が長期化しやすいため注意してください。
原因⑤:薬の副作用
薬を服用している方の中には、薬に含まれる成分の影響を受けて抜け毛が始まる場合があります。
例えば、体内の細胞分裂を阻害する副作用を持つ薬のほか、血圧関連の薬などは、頭部の血行を阻害して抜け毛を発症する場合があるそうです。参考として、次項に抜け毛が起こりやすい治療を整理しました。
抜け毛が起こりやすい治療一覧
「国立がん研究センター」の情報によると、以下に示す治療を受けた際に、抜け毛が発症する場合があるそうです。
- 薬物療法(がんや血圧治療の薬物)
- 頭部の放射線治療
- 頭部の外科的手術
薬の影響はもちろん、細胞を攻撃する放射能、手術による刺激を受けて抜け毛が始まるケースがあるようです。ほとんどの場合は半年程度で元の髪の毛の状態に戻ると言われていますが、長期間の薬物服用・治療継続により、再発毛しにくくなる場合もあります。
原因⑥:過度なストレス
抜け毛は、過度なストレスの影響を受けて発症する場合があります。
例えば、仕事のストレスであったり人間関係のストレスであったりと、ストレスの原因はさまざまです。ストレスが続くと自律神経が乱れて、次第にホルモンバランスに異常が起きてしまいます。またホルモンバランスが乱れると皮脂分泌が促され、頭皮のべたつきやフケ、抜け毛といったトラブルが起きるのが特徴です。
原因⑦:環境の変化
新しい環境で生活する場合や季節の変わり目など、環境が変化する際には、抜け毛が増えやすいと言われています。
新しい環境に適応する際のストレスや、気温の変化によって体調を崩してしまい、結果として抜け毛を発症するのが特徴です。また、動物に夏毛・冬毛という発毛サイクルがあるのと同じように、人間も夏は毛が抜けやすくなります。
原因⑧:紫外線の影響
普段からよく屋外で活動している人は、太陽光の紫外線の影響を受けて、抜け毛を発症すると場合があります。
紫外線自体に抜け毛をさせる原因はありませんが、紫外線による身体の疲れやストレスを受け、間接的に抜け毛を発症する場合があるそうです。また、太陽光の熱により頭頂部の毛細血管が刺激を受けて機能しなくなる場合もあるため、なるべく直射日光を浴び続けるのは避けることをおすすめします。
原因⑨:シャンプーの方法
入浴時の洗髪でシャンプーを利用するとき、次のような使い方をしていると、抜け毛が発症する恐れがあります。
・爪などを使ってガシガシと洗っている
・シャンプーを全部流さずに入浴を終える
中でもシャンプーの流し忘れは、毛穴のつまりや油脂の過剰分泌を促してしまいます。最終的に毛根がダメージを受け、抜け毛を発症するケースがあるため、シャンプーを実施する際には十分に洗い流すようにしてください。
原因⑩:ヘアサイクルの影響
人間のヘアサイクル(毛周期)は、約2~6年ごとに生え変わっていくと言われていますが、ストレスや生活習慣の乱れの影響で、ヘアサイクルが乱れてしまう場合があります。
ヘアサイクルが乱れると毛髪の成長期が短くなり、次第に髪の毛が生えにくい環境へと変わっていくのが特徴です。毛髪が十分に成長する前に抜けてしまうため、徐々に髪の毛が細く・柔らかくなってしまいます。
ヘアサイクル(毛周期)の詳細についてはこちらをご覧ください。
原因⑪:カラー・パーマ・整髪料などのヘアケア習慣
普段からヘアカラーやパーマ、整髪料といったヘアケアの習慣がある人は、通常の人よりも抜け毛が発症しやすいと言われています。
例えば、ヘアカラーや整髪剤に含まれる成分の刺激を受けて血行が悪くなるほか、パーマで髪の毛が傷み、次第に髪の毛が弱くなることで抜け毛が始まるのが特徴です。身だしなみとして重要な取り組みかもしれませんが、髪の毛にダメージがあるため、やりすぎに注意してください。
抜け毛が発症するメカニズム
人間の髪の毛は、次のヘアサイクルによって生え変わっていくと言われています。
- 髪の毛が生える「成長期(2~6年)」
- 髪の毛が抜ける「退行期(2~3週間)」
- 一時的に髪の毛が生えない「休止期(3~6ヶ月)」
人間の髪の毛は約10万本生えており、それぞれヘアサイクルを繰り返しながら発毛・抜け毛が繰り返されるのが特徴です。しかし、前述した抜け毛の原因を受けると、徐々に成長期の期間が短くなっていきます。結果として、髪の毛が最後まで生えることなく抜けていくため、少しずつ髪の毛が薄くなっていくのです。
血行の悪化や毛髪・毛根へのダメージが加わりやすいほど、抜け毛が発症しやすくなるため、普段の生活を含めて十分に注意しなければなりません。
ヘアサイクル(毛周期)の詳細については下記記事でも解説しております。
AGA(男性型脱毛症)とは?ヘアサイクルがポイント
正常な抜け毛・異常な抜け毛を見分けるポイント
人間の髪の毛は、ヘアサイクルに基づいて発毛・退行が循環しているため、健康な人も髪の毛が抜けていきます。しかし、異常な抜け毛の場合、正常な抜け毛とは違う特徴があることをご存じでしょうか。
参考として、正常な抜け毛・異常な抜け毛を見分けるポイントを4つまとめました。
ポイント①:抜け毛の本数
正常な抜け毛の場合、1日に抜ける髪の毛は50~100本程度だと言われています。一方で、異常な抜け毛を発症している人の場合は、100本を超え、目に見えて抜け毛の本数が多くなるのが特徴です。
枕に髪の毛がたくさんついている、排水溝に溜まる髪の毛が多いといった場合には、抜け毛が進行しているのかもしれません。
ポイント②:毛根の状態
正常な抜け毛・異常な抜け毛は、抜けた毛の毛根をチェックすることで判断できます。
まず正常な抜け毛の場合、毛根が太くハリやツヤがあるのが特徴です。一方で異常な抜け毛の場合は、毛根が細く、根元が膨らんでいません。また、途中で髪の毛が切れてギザギザの凹凸ができています。
ポイント③:毛髪の太さ
日本人の毛髪は、紙の太さが平均して0.1mm程度だと言われています。一方で、異常な抜け毛を発症している人は、0.1mmよりもかなり細く、引っ張るとすぐに切れてしまうのが特徴です。
ポイント④:フケの多さ
抜け毛の正常・異常を確認する際には、フケの量が参考になります。
まず正常な抜け毛の人は、フケがほとんどありません。一方で、異常な抜け毛の人は、フケ症や脂漏性皮膚炎の影響で、毛髪の上に大量のフケがのっています。フケが多い人ほど異常な抜け毛が進行しやすくなっているため、十分に注意してください。
抜け毛の予防方法・対処法
すでに抜け毛が始まっている人、そして将来的な抜け毛を対処したい人向けに、すぐに始められる予防・対処法を3つ紹介します。
日常的な取り組みや、最短での解決方法をまとめているので、ぜひ参加にしてみてください。
生活習慣を改善する
抜け毛は、食事や運動、睡眠、喫煙といった生活習慣の影響を大きく受けるのが特徴です。普段から健康的な生活習慣を送れていない方は、すぐに次の対策を取り組んでみてください。
- 栄養バランスを考えた食事を摂る
- 運動不足を解消する
- 規則正しく十分な睡眠時間を確保する
- 禁煙する
健康的な生活を続けるだけでも、発毛に良い効果が生まれます。抜け毛の抑制効果もあるため、ぜひ実践してみてください。
ストレスを発散する
過度なストレスをため込んでいると、自律神経そしてホルモンバランスが乱れて抜け毛が進行しやすくなります。ストレスをため込み続けるほど、進行スピードが早まってしまうため、すぐにストレス発散の対策を検討してください。例えば、次のような対策が有効です。
- ストレスの原因を避ける
- 趣味を楽しんでストレスを発散する
中でも、ストレスの原因となりやすいのが人間関係です。特定の人物の影響でストレスを溜めている人は、一時的に距離を取ってみるのもひとつの対策だと言えます。
AGAなどの専門クリニックに相談する
自身で抜け毛を対策できないとお悩みなら、AGAや抜け毛、薄毛を専門とするクリニックに相談するのがおすすめです。経験豊富な医師から抜け毛対策のアドバイスを聞けることはもちろん、薬剤治療や自毛植毛といった対処ができるでしょう。
詳しい抜け毛対策を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。具体的な対策をわかりやすくまとめています。
抜け毛の原因に男性と女性で違いはあるの?
女性の場合、男性と比べて抜け毛の原因が複数存在します。参考として、女性特有の抜け毛の原因を以下にまとめました。
- 女性ホルモンの乱れ(生理・更年期)
- 経口避妊薬の中断
- 無理なダイエット
日本国内で生活している女性の場合、50代を迎えるにつれて徐々に抜け毛が気になりだすという傾向があるそうです。一方で男性の場合は、30代、40代に薄毛の悩みを抱えるなど、と女性に比べて早い時期から薄毛の悩みを抱えやすいのが大きな違いです。
抜け毛でお困りならウィルAGAクリニックへ
抜け毛が発症する原因は複数あり、遺伝やAGAといった問題のほか、生活習慣やストレス、環境の変化といった要素が関係しています。また、正常な抜け毛と比べて、異常な抜け毛は、1日の抜け毛量が多く、毛髪が弱々しいのが特徴です。
もしも自分で抜け毛問題を改善できないとお悩みなら、AGAや抜け毛・薄毛改善のプロである専門クリニックに相談するのがおすすめです。ウィルAGAクリニックでは、治療実績約8万人の国内最高峰の発毛治療を提供しています。無料カウンセリングの利用も可能ですので、気になること、不安なことを気軽にご相談ください。
【よくある質問】
1日の抜け毛が100本以上である人は、異常な抜け毛が始まっている恐れがあります。枕に髪の毛が付着している、洗髪時の手に髪の毛がよく絡まるという方は、ヘアサイクルが乱れて抜け毛進行しているのかもしれません。
抜け毛の一番の原因は、人によって異なりますが、両親からの遺伝やAGA、生活習慣の乱れが原因になる人が多いと言われています。すでに抜け毛が始まっているとお悩みの方は、生活習慣の改善、またAGAなどの専門クリニックに相談するのがおすすめです。