はげは遺伝するのか?自分でできる対策を考えてみよう

公開日 / 2022.03.04 更新日 / 2024.04.18
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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頭髪をチェックされる男性

身内にはげの方がいると、自分も同じようにはげるのではないかと不安に感じるでしょう。はげは遺伝すると言われますが、真相はどうなのでしょうか。今回は、はげと遺伝の関係について徹底検証しますので、ぜひ最後までご一読ください。

はげは遺伝する可能性が高い!その理由とは

遺伝子情報
結論から言うと、はげは遺伝する可能性が高いと考えられています。これは遺伝子の性質によるものであり、受け継いでいる染色体によって可能性が異なります。はげと遺伝の関係について、ここで理解を深めましょう。

遺伝の仕組みを簡単に解説

最初に、遺伝の仕組みを簡単に解説します。

私達の体を形成している細胞のひとつひとつには、遺伝子が備わっており、両親の遺伝子を半分ずつ受け継いでいます。髪の毛も同様であり、髪の毛の根元にある毛母細胞には、両親から受け継いだ遺伝子が含まれています。この毛母細胞から髪の毛が作られるため、髪質が遺伝するのです。

遺伝子は、常染色体と性染色体があり、常染色体は両親から半分ずつ遺伝子を受け継ぎます 。性染色体は、性別によって持っているものが異なり、男性の場合は父親からY染色体・母親からX染色体を受け継ぎます。

5αリダクターゼの活性度が優性遺伝で受け継がれる

遺伝子情報の中には、酵素のひとつである5αリダクターゼが、どのくらい活性化しやすいのかと言う情報が含まれます。5αリダクターゼの活性度は、優性遺伝で受け継がれるため、父親または母親のどちらからも、遺伝として受け継がれる可能性が考えられるのです。

両親から受け継ぐ遺伝子がどれになるのかは、遺伝子の組み合わせによって変わります。

男性ホルモンレセプターの感受性が隔世遺伝で受け継がれる

5αリダクターゼとは別に、アンドロゲンレセプターの感受性によって、毛母細胞がジヒドロテストステロンの影響を受けやすくなります。この遺伝子は、母親から受け継ぐX染色体にあるとされますが、母親にAGAの症状がみられない場合もあります。男性の方で、母方の祖父にはげの傾向がみられた場合は、男性ご自身もはげになる確率が高まり、これは隔世遺伝と呼ばれるものです。
これらをまとめると、ご自身の父親か、母方の祖父にはげの傾向があった場合は、ご自身も遺伝によってはげが起こる可能性が高いと言えます。

遺伝の可能性は高いものの、100%発症するとは限らない

はげになりやすい体質は、遺伝子の性質によって遺伝する可能性は高いですが、遺伝したからといって必ずしもはげになるわけではありません。家族の中にはげの人がいても、自分自身はそうではない方もいらっしゃいますし、逆にはげの人がいなくても、自分だけがはげるというケースもあります。

遺伝以外ではげる原因として考えられるのは?

悩む男性
はげを発症する原因は、遺伝だけではありません。遺伝以外に、はげの原因として考えられるものをここで紹介します。

ストレス

過度なストレスが起こると、自律神経が乱れ、血管が収縮する恐れがあります。この状況では、血液が頭皮まで栄養を運ぶことができなくなり、髪の毛が栄養不足に陥ってしまうのです。

またストレスは、ホルモンバランスを乱す原因ともなり、ヘアサイクルの乱れにもつながるため、髪の毛の正常な発育を阻害してしまいます。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れも、はげを悪化させる要因のひとつとされています。

睡眠不足は、睡眠中に分泌される髪の毛の成長ホルモンの分泌を妨げ、細胞分裂ができなくなってしまいます。これにより、髪の毛が伸びなくなる結果を招いてしまいます。運動不足は、全身の血行不良の原因となり得るほか、夜間の睡眠の質を低下させる可能性もあります。偏った食事内容により、栄養バランスが乱れると、髪の毛が栄養不足の状態に陥り、はげの症状を引き起こしやすくなるのです。

喫煙

タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があり、頭皮の血行不良の原因となります。体全体の健康も悪化してしまい、好影響を与えることはありません。

紫外線

紫外線を多く浴び続けると、毛母細胞がダメージを受けるために、髪の毛の成長が妨げられます。

誤ったヘアケア

必要以上にシャンプーをしたり、育毛剤を多くつけたりしてしまうと、頭皮や髪の毛に大きな負担がかかってしまいます。特に、シャンプーのし過ぎによって必要以上に皮脂が失われると、乾燥によるかゆみ等で頭皮環境の悪化で脱毛を来す場合もあります。また、洗髪後に髪の毛を乾かさないままにしておくと、頭皮の血行が悪化すると言われています。

はげの症状を改善するための対策法とは?

白Tを着た男性
髪の毛の質の遺伝は、自分ではどうすることもできませんが、頭皮環境を良好に保つことは可能です。ここからは、はげの症状を改善するためにどのような対策を取ったらいいのかを考えてみましょう。

ストレス解消に取り組む

遺伝以外に、ストレスもはげの原因になり得ることを紹介しました。原因を取り除くには、意識してストレスを解消していくことが大切です。体を動かしたり、趣味に取り組んだりするなどして、リフレッシュできる時間を確保しましょう。

生活習慣を見直す

規則正しい生活習慣の確保で、成長ホルモンの分泌が正常に行われる可能性が高まるほか、体に必要な栄養素の確保もできるようになります。決まった時間に、バランスのとれた食事を摂るよう心がけ、適度な運動を行い、睡眠時間を確保することが大切です。

禁煙する

タバコは、体にとって「百害あって一利なし」と言われています。髪の毛だけでなく、全身の健康にもつながるため、禁煙しましょう。

紫外線に当たらないようにする

紫外線の影響で、毛母細胞の働きが弱まるのを避けるために、紫外線対策をしっかり行うことが大切です。外出時に帽子をかぶったり、日焼け止め用のヘアスプレーを使ったりするなどの方法があります。紫外線は、季節に関係なく地面に降り注いでいますので、たとえ冬場であっても対策は必要です。

正しいヘアケアを行う

正しいヘアケアによって、頭皮環境を良好に保つと、はげの予防効果が高まります。洗髪するのは1日1回程度にして、シャンプーやトリートメントの洗い残しがないように、しっかりすすぎましょう。洗髪後は、濡れたまま放置せずに、しっかり乾かしましょう。

病院で適切な治療を受ける

はげの原因のひとつであるAGAは、病院で適切な治療を受けることで症状の改善につながります。放置しても、AGAの症状が良くなることはなく、悪化の一途をたどってしまいます。

AGAの治療には、主に発毛を促す薬と抜け毛を防ぐ薬の2種類が使われます。症状によって、単独で用いるか併用するかは、医師が判断します。注入薬や植毛などの方法を用いることもありますので、医師と相談しながら治療を進めましょう。

はげの症状改善に取り組みたい方はウィルAGAクリニックへ

はげの原因を特定し、症状改善を目指したい方は、お気軽にウィルAGAクリニックまでご相談ください。専門医による無料頭皮診断とカウンセリングを行い、適切な治療計画をご提案いたします。ご納得いただいてからの治療開始で結構ですので、まずは一度お問い合わせいただければ幸いです。

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