つむじ割れはなぜ起きる?原因と対処法を知って悩みを解消しよう
つむじの辺りから、髪の毛が縦や横に割れる「つむじ割れ」に悩む方は多いものです。つむじ割れが起こるのには、さまざまな原因が絡んでいるため、原因を明確にしたうえでの適切な対処が必要です。
今回は、つむじ割れが起きる原因と、原因ごとの対策法を詳しく解説します。
目次
つむじ割れの特徴とは?
つむじ割れと聞いて、どのような状態なのか何となく想像できる方も多いかもしれません。ここではつむじ割れが起こる原因を考える前に、つむじ割れに見られる特徴を改めて紹介します。
つむじを中心に髪の毛がぱっくりと分かれている
つむじ割れとは、髪の毛が渦を巻いているつむじの部分から前後または左右にかけて、主に後頭部の髪の毛が割れてしまう現象を言います。ぱっくりつむじ・もしくはパックリ割れと呼ばれることもあり、広い範囲で地肌が見えるようになります。
男性・女性とも、30代後半から見られるケースが多くなっていますが、毛量の多い20代でもつむじ割れにはなり得ます。
割れる範囲は個人差が大きく、寝ぐせのように見える数cm程度のものから、後頭部の半分程度まで広がっているものなどさまざまです。割れている方向によって、縦割れと横割れがあります。
つむじはげと区別が難しいことも
つむじ割れは、地肌が見える部分が広がるために、つむじはげと区別がつけにくい場合もあります。次の症状が見られるとつむじ割れではなく、つむじはげである可能性が考えられますので、見分ける際の参考になさってください。
・つむじ周辺の頭皮が、赤もしくは茶色になっている
正常なつむじは、白もしくは青白い色をしています。頭皮が赤くなっていると、頭皮環境が悪化しており、炎症や乾燥などが起きていると考えられます。また、頭皮が茶色い場合は、頭皮が日焼けしている可能性があります。
・つむじが巻いている方向が分かりにくい
正常なつむじは、右巻きもしくは左巻きかがはっきり区別できます。髪の毛の量が少なくなると、どちらの方向に巻いているかが分かりにくくなるため、区別する判断材料となるのです。
・つむじ周辺の髪の毛が、細い・もしくは短くなっている
正常なつむじでは、髪の毛の長さや太さが、他の箇所と同じとなっています。つむじ周辺の実髪の毛が細かったり短かったりすると、ヘアサイクルの乱れによるつむじはげが起きている可能性が高まります。
これらの症状に当てはまるつむじはげの原因には、頭皮の環境が悪化していたり、場合によってはAGA(男性性脱毛症)などが進んでいたりすることが考えられます。早めに専門病院に受診することをおすすめします。
上記症状に当てはまらなくても、つむじ割れは実年齢よりも老けて見られたり、髪の毛のボリュームが少なく見えたりしがちですので、男性・女性問わず、つむじ割れに悩む方が多いのです。
つむじ割れが起こるのはなぜ?
つむじ割れが起こる原因は、どのようなものがあるのでしょうか。原因を知り、適切な対策がとれるようにしましょう。
頭皮の衰え
つむじ割れの原因のひとつが、頭皮の衰えです。つむじ周辺は、放射線状に髪の毛が生えているため、髪の毛が生える角度も、水平ではなく少し斜めになっています。斜めになるのは、頭皮が髪の毛を支えているからです。しかし頭皮が衰えてくると、髪の毛を支えられなくなり、地肌が見えやすくなるのです。
また、血行不良などにより頭皮が張っている場合は、髪の毛が立たなくなることもあります。つむじを含む頭頂部部分は血管の末端部分にあたり、毛細血管が多いものの血行不良になることが多いのです。血行不良が起きていると、頭皮に十分な栄養が届かなくなってしまいます。
寝ぐせ
寝ぐせがついている場合も、つむじ割れが起きやすくなります。髪の毛が持つ性質として、乾く時点で形がつきやすい点が挙げられます。シャンプーをしたあと、髪の毛を乾かさないまま寝てしまったり、睡眠中に寝汗を多くかいたりすると、寝返りを打つことで寝ぐせがつき、つむじ割れが起こる可能性が高まるのです。
寝ぐせによるつむじ割れを防ぐには、シャンプー後にドライヤーで髪の毛をしっかり乾かすようにしましょう。
生まれつき
生まれつきの原因により、つむじ割れが起きやすい場合もあるのです。
髪質が細いもしくは柔らかい方は、髪の毛が立ちにくいため、つむじが割れやすい傾向が見られます。元々の生え癖によってつむじ割れが起きていることもありますし、頭の形が絶壁になっているとつむじ割れしやすいとも言われています。
また、割合は少ないですが、つむじが複数あることも、つむじ割れの原因になり得る生まれつきの原因です。
これらに該当する場合でも、つむじ割れを防ぐことができますので、後述する対策方法を試してみてください。
ヘアスタイル
髪の毛が長い方は、髪の毛の重さで頭頂部周辺のボリュームが抑えられやすくなります。このため、つむじ割れや寝ぐせなどが起きやすくなる傾向があるのです。
また、前髪部分につむじがあると、ヘアスタイルによってつむじ割れが起きているように見える方もいらっしゃいます。
AGA
つむじ周辺の髪の毛が薄くなり、割れているように見え始めたら、AGAの症状が現れている可能性があります。AGAと考える基準としては、抜け毛の本数やつむじの渦の状態、抜け毛の状態などが分かりやすいでしょう。
1日に100本以上抜け毛がある、抜け毛の毛根の形がふっくらしていない、つむじが渦を巻いていないなどの状態であれば、AGAの対策が必要です。
つむじ割れが気になりだしたら次のことを試してみよう
つむじ割れは、適切な対策を行うことで、目立ちにくくできます。つむじ割れが気になりだしたら、次のことを試してみましょう。
頭皮マッサージを行う
つむじ割れを改善するには、頭皮の血行を促進するために、頭皮マッサージを行うのが効果的です。大切なのは爪を立てずに、指の腹を使って揉みこむようにマッサージを行う点です。
頭皮にはたくさんのツボがあります。特に効果が期待できるのが、頭頂部にある百会(ひゃくえ)というツボです。多様なツボが交わるという意味を持っており、頭頂部のほぼ中央にある少し凹んだ部分にあります。マッサージをしながらツボを押してみると良いでしょう。
髪型や分け目を変えてみる
髪型が原因で起こるつむじ割れであれば、髪型や分け目を変えてみるのもおすすめです。このとき、髪の毛の癖をきちんと変えるには、髪の毛の根本からしっかり濡らしてスタイリングすることが大切です。つむじ周辺を濡らすときは、霧吹きスプレーを使うとやりやすくなります。
ドライヤーで乾かすとき乾かし方に注意する
洗髪後にドライヤーで髪の毛を乾かすときや、スタイリングを行う場合は、ドライヤーを正しく当てるよう心がけましょう。つむじの真上から温風を当てると、髪の毛がボリュームダウンしてしまうため、髪の毛をかきあげ根本から立てるイメージで乾かしましょう。
生活習慣を改善する
頭皮の健康状態を保つには、生活習慣の改善や見直しも大切です。特に睡眠時間の確保は、成長ホルモンの分泌を促し、髪の毛の健康を保つのに役立ちます。7-8時間を目安としてしっかり眠るようにしましょう。
睡眠以外にも、バランスのとれた食事・軽い運動・禁酒・禁煙などに心がけましょう。
病院で相談する
これまで紹介した方法を試しても、つむじ割れの目立ちが改善されない場合や、AGAが原因と考えられるつむじ割れの場合は、病院で相談して原因を突き止めることで、適切な治療につなげられます。
AGAによるつむじ割れは専門病院での相談がおすすめ
つむじ割れの中でも、AGAによるつむじ割れは、AGAの進行を防ぐための治療が必要です。専門病院を受診し、適切な治療を受けるのが近道です。
AGAの状態や体質などにより、適切な治療法は個人ごとに異なります。専門病院では、十分なカウンセリングのうえ、一人ひとりにあった専門病院ならではの治療法を提案してもらえます。
つむじ割れでお悩みの方はウィルAGAクリニックへ
つむじ割れの状態に悩んでおられる方は、ぜひウィルAGAクリニックまでご相談ください。東京・千葉・名古屋で合計9院を構え、全て駅から徒歩5分以内の立地でございます。幅広い治療プランをご用意しておりますので、まずは一度お気軽にお問い合わせください。