【AGAの予兆!?】「柔毛・軟毛・剛毛・産毛」と脱毛症の関係性
「以前よりも軟毛になったり産毛が増えたりしているのが気になる…」「そもそも軟毛になったら脱毛症なの?」といった疑問を持っていませんか?
AGAになってしまったために、髪質が変わるのはありえることです。しかし、脱毛症を気にすべき髪質とそうでないものがあり、そもそも髪質の定義をきちんと理解しておかないと誤った判断をつながってしまいます。
そこで今回、「柔毛・軟毛・剛毛・産毛」の定義や特徴、脱毛症の関係性を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
目次
「柔毛・軟毛・剛毛・産毛」の読み方・定義・特徴
脱毛症との関係性を説明していくために、はじめに「柔毛・軟毛・剛毛・産毛」の読み方や定義、特徴を解説していきます。なぜなら、ご自身の髪質が何に該当するかを正確につかんでおかないと、脱毛のリスクがあるのかないのかを正しく把握できないからです。というわけで、それぞれの髪質について詳しく解説していきます。
「柔毛」の読み方・定義・特徴
柔毛は頭髪の場合は、「やわげ」あるいは「にこげ」と読みます。じゅうもう、と読む場合は、小腸内の突起のことを指します。
柔毛の定義や特徴としては、後述する軟毛と同様に柔らかな毛、あるいは後述する産毛と同様に細くて短い、柔らかな毛です。
明確に決まっているわけではありませんが、基本的に顔などに生えている毛のことを指す場合が多い傾向にあります。したがって、ご自身の髪が柔らかくなった気がして、脱毛症との関係性が気になっているなら、次に紹介する軟毛をよく確認してください。
「軟毛」の読み方・定義・特徴
軟毛は、「なんもう」と読むのが一般的です。定義としては、細く柔らかい頭髪のことを指します。細く柔らかい毛である軟毛は、メラニン色素が少ない傾向にあり、次に紹介する剛毛と比較するとキューティクルが少ないです。
ちなみに、軟毛は必ずしも頭髪が細いために柔らかいとは限りません。頭髪はタンパク質でできていますが、厳密にはシスチンというアミノ酸が多いです。そして、シスチンはシスチン結合という結びつきで構成されていますが、シスチン結合が切れると頭髪は柔らかくなります。たとえばパーマは、一度シスチン結合を切り離して頭髪を柔らかくすることで、ウェーブを作り出しているのです。
詳しくは後述しますが、以前は次に紹介する剛毛だったのに、軟毛に髪質が変わってきているなら要注意といえます。
「剛毛」の読み方・定義・特徴
剛毛は、「ごうもう」と読みます。定義は、硬い毛のことで、先に紹介した軟毛の反対です。ちなみに、くせ毛や直毛であることと剛毛には関連性がありません。
剛毛の特徴はキューティクルが多く、隙間が少ないことです。キューティクルには、先に解説したシスチンが多く含まれています。毛髪のハリやコシを作り出しているキューティクルが多く、シスチンもきちんと維持されていれば剛毛になるというわけです。
産毛の読み方・定義・特徴
産毛の読み方は、「うぶげ」です。産毛の定義は2つあり、1つは新生児に生えている細くて柔らかい毛のことです。2つ目は、成人の顔などにも生えている新生児の産毛のように細くて柔らかい毛のことです。
顔などの部分に産毛が増えているからといって脱毛症を気にする必要はないでしょう。しかし、頭髪が産毛のまま長時間経過している場合などは、注意が必要です。頭髪の産毛増加以外にも脱毛症に注意しておくべきケースはあるので、脱毛症と関係性のあるケースを解説していきます。
「柔毛・軟毛・剛毛・産毛」と脱毛症の関係性
「柔毛・軟毛・剛毛・産毛」と脱毛症に関係性はあるので、理解しておくべきポイントを解説していきます。具体的には以下の2つです。
- ・注意すべきは以前より軟毛になったり産毛が増えたりした場合
- ・髪質が変化した場合に脱毛症を警戒すべき根拠
それぞれの詳細を解説していきます。
注意すべきは以前より軟毛になったり産毛が増えたりした場合
頭髪の特徴によって脱毛症に注意したほうが良いケースがあるのは事実です。具体的には、もともとの髪質から軟毛や柔毛に髪質が変わってきたケースや産毛のまま成長しなかったり抜けたりする頭髪が多くなってきたケースです。
なお、生まれつき軟毛や柔毛であるからといって脱毛症や薄毛を気にする必要はありません。生まれ持った髪質と薄毛には因果関係はないと考えられているからです。
しかし、もともとは剛毛であったのに軟毛になったり産毛のまま抜ける髪が増えたりしているなら、脱毛症に注意したほうが良いでしょう。
髪質が変化した場合に脱毛症を警戒すべき根拠
軟毛になったり産毛が増えたりといった髪質が変化した場合に脱毛症を警戒すべき根拠は以下のとおりです。
- ・成長期が短くなって髪が太くならず軟毛になっている可能性
- ・髪が太くならないまま退行期を迎えて産毛のまま脱毛している可能性
上記はどちらもAGAで見られる症状です。本来であれば、ヒトの頭髪は太く長く育つ成長期が2~6年、成長が止まり始める退行期が2~3週間、成長が完全に止まる休止期が3~4ヶ月となっています。
しかし、AGAになってしまうと成長期が短くなって細く短い髪が増え、休止期も長くなって新しく生えてくる髪が少なくなってしまいます。したがって、産毛のまま抜けている髪が増えたり、以前よりも軟毛になったりした実感があるなら、脱毛症に注意したほうが良いのです。
AGA治療による柔毛・軟毛・産毛の変化
AGA治療をした場合の髪質の変化も紹介していきます。具体的には以下のとおりです。
- ・軟毛・柔毛:成長期が本来の長さになって太く長い頭髪へ(剛毛に近づく)
- ・産毛:成長しないまま退行期を向けることがなくなり太く長い頭髪に育つ
上記のとおり、柔毛や軟毛、産毛は剛毛に近づくといえます。厳密にはAGA治療で本来のヘアサイクルにもどり、脱毛をおこしていた時期よりも剛毛になった(以前の髪質にもどった)と考えるべきでしょう。
というわけで、軟毛になったり産毛のまま脱毛したりしているなら脱毛症が疑われ、AGA治療をすれば以前のような髪質へもどると考えられます。
まとめ:柔毛・軟毛・剛毛・産毛を理解して早めのAGA治療を!
柔毛や剛毛などの特徴や髪質の変化しだいでは脱毛症に注意すべきこと、AGA治療をした際の髪質の変化などを解説してきましたが、理解は深まったでしょうか?
AGAは治療法が確立されており、治療を始めるべき症状やタイミングも明確になっています。以前よりも軟毛になったり産毛のまま抜ける髪が増えたりしているなら要注意 です。ぜひ今回理解した情報を活かして、薄毛が進行していまわない内に対策をとってください。