頭皮のフケと痒み。「マラセチア菌」が関わる「脂漏性皮膚炎」かも

公開日 / 2020.12.30 更新日 / 2020.12.30
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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頭皮がフケがぽろぽろ落ちる、頭皮の痒みが続いている、そんな症状でお悩みの場合は「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」かもしれません。

今回は、頭皮にフケや痒みがある場合に考えられる病気を解説します。
その中でもよくある「マラセチア菌」が関わる「脂漏性皮膚炎」という病気について詳しくご紹介します。

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1.頭皮のフケと痒み どんな病気がある?

(1)頭皮のフケと痒みが出る病気は?

頭皮のフケ、痒みが続く症状の場合に考えられる主な病気についてご紹介します。

・脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん):次項で詳しく説明します。
・頭部湿疹(とうぶしっしん):頭皮に出る湿疹です。汗や乾燥など様々な原因が考えられます。
・接触性皮膚炎(せっしょくせいひふえん):いわゆる「かぶれ」です。かぶれるものとしては、毛染めやパーマで使う薬剤、シャンプーリンスなどがあります。
・伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん):いわゆる「とびひ」です。頭皮の湿疹の部分に二次的に細菌が感染して発症します。フケ、痒みの他、汁が出たり他の部位に移ったりします。
・頭部白癬(とうぶはくせん):頭皮への水虫の感染です。皮膚症状のある部位の毛が抜けることもあります。皮膚科で検査をしてもらうと診断できます。
・頭部乾癬(とうぶかんせん):皮膚の炎症と代謝の異常による慢性的な病気です。皮膚科での治療が必要になります。

(2)困った場合はまず診断をしてもらいましょう

頭皮のフケ、痒みの症状で考えられる病気は上記のように複数あります。
病気によって治療法も違ってきます。

症状が続いて困った場合は、まずは病院で診断してもらうようにしましょう。

2.脂漏性皮膚炎ってどんな病気?マラセチア菌が関わるというのはどういうこと?


脂漏性皮膚炎と、脂漏性皮膚炎に深く関わるマラセチア菌について解説します。

(1)脂漏性皮膚炎とは?

脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が多い部位に起こる皮膚炎のことです。
皮脂の分泌は、頭皮や髪の生え際、顔のTゾーン、鼻周囲、眉毛の周囲などに多いため、脂漏性皮膚炎はそれらの部位によく起こります。

症状としてはフケ、赤み、痒みなどがあります。
フケ、赤みの症状が強い割には痒みがそれほど強くない場合も多いです。

脂漏性皮膚炎ができやすい時期としては、乳幼児と成人に分かれます。
乳幼児は一時的に皮脂の分泌の多くなるために発症しますが、自然に治ることがほとんどです。

脂漏性皮膚炎が慢性的に長引くことは、成人、特に40代以降の男性に多いです。

(2)脂漏性皮膚炎とマラセチア菌

脂漏性皮膚炎が起こる原因は、皮脂の分泌が多いということに加えてマラセチア菌というカビとの関係があると言われています。
マラセチア菌は皮膚にいる常在菌のひとつで、特定のpH,湿度,温度になるとマラセチアが活性化すると言われてます。

その際、マラセチア菌が皮脂に含まれる「中性脂肪」を「遊離脂肪酸」という皮膚に刺激を与える物質に変えてしまうことで皮膚炎が起こると言われています。

(3)脂漏性皮膚炎と薄毛

脂漏性皮膚炎が男性型脱毛症(AGA)などの薄毛に対して直接の原因になることはありませんが、脂漏性皮膚炎によって薄毛が起こりやすくなることはあります。

頭皮に皮脂が溜まっていたり炎症が起こっていたりすることが、毛根での健康な髪の毛の成長を妨げることがあるためです。

3.脂漏性皮膚炎の対策と治療


脂漏性皮膚炎かもと思った場合は、まずは病院で診断してもらうことをお勧めします。
病院ではこれまでの症状の経過や実際の皮膚症状などから診断することが多いです。

脂漏性皮膚炎と診断された場合の対策と治療について解説します。

(1)脂漏性皮膚炎の対策

脂漏性皮膚炎は頭皮の皮脂の過剰な分泌と皮脂を好むマラセチア菌の増殖が関わっています。
そのため、以下の対策が重要になります。

①皮脂の増加を避けること
②マラセチア菌の増殖を避けること

(2)日常生活でできる対策

毎日の生活の中でできる脂漏性皮膚炎に対する対策について解説します。

・食生活を整える

食生活において、脂っこい食事が多い、食事の時間やバランスが乱れている、ファーストフードやレトルト食品が多い、などが当てはまる方は、食生活の影響で皮脂の分泌が過剰になっている可能性があるので、食生活を見直してみましょう。

皮脂の分泌にはビタミンB群(特にビタミンB2、B6)が関わっていると言われています。
魚介類(かつお、まぐろなど)、肉類(レバーなど)、海藻、豆類、卵、バナナなどに多く含まれています。

毎日の食事に取り入れてみてください。

・生活習慣の見直し

特に睡眠不足、運動不足は、皮膚の抵抗力の低下につながり、マラセチア菌が増える原因になります。
また、ホルモンバランスの乱すことで皮脂の分泌を増加させる原因にもなります。適度な睡眠と運動を心がけましょう。

・ストレス、疲れをためない

ストレスや疲れも、皮膚の抵抗力の低下とホルモンバランスの乱れにつながります。
定期的にストレスや疲れを解消させる時間を持つことをお勧めします。

・ヘアケアの見直し

ヘアケアの改善により頭皮の環境をよくすることは脂漏性皮膚炎の対策として重要です。
洗髪は、1日1回を目安に頭皮まで丁寧に洗いましょう。痒みがあっても爪を立てて洗うことは頭皮を傷つけてしまうため避けてください。

指の腹でやさしく洗うことをお勧めします。
また、洗髪後濡れたままにせずしっかり乾かすことが大切です。

マラセチア菌に対する対策として、抗真菌薬を配合したシャンプーリンスが薬局で販売されています(コラージュのフルフルなど)。

(3)病院での治療

頭皮のフケ、痒み、赤みなどの症状が続く場合は病院での治療も行うことをお勧めします。
病院での治療薬としては主に以下のものがあります。

・外用薬(塗り薬)

ステロイド外用薬と抗真菌薬の外用薬の2種類が用いられることが多いです。
ステロイド外用薬は頭皮の炎症(赤み、痒みなど)を抑える作用があり、抗真菌薬の外用薬はマラセチア菌の増殖を抑える作用があります。

・内服薬(飲み薬)

痒みが強い場合は痒みを抑える目的で抗ヒスタミン薬の飲み薬が用いられることがあります。
また、ビタミン不足が考えられる場合は、ビタミンB2、ビタミンB6などを飲み薬として用いる場合もあります。

いずれの場合も飲み薬は補助的な治療になります。

4.頭皮のトラブルに関するご相談はウィル AGA クリニックへ

もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。

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