2021/03/30
AGAは治るのか?自力治療が難しい理由や効果的な治療法を解説
/ コラム /
2021/04/30
この記事の監修者
AGA治療の方法は大きく分けると、「投薬」「植毛」「育毛メソセラピー」の3種類です。育毛メソセラピーは、脱毛抑制剤や発毛剤、成長因子などの有効成分を注射器などで直に頭皮に注入する治療法です。2010年ごろから広まった比較的新しい治療法で、AGA専門クリニックなどで受けられます。
この記事では、育毛メソセラピーとは何か、メリット・デメリット、施術の流れ、費用など、ぜひ知っておきたい知識を解説します。正しい知識を身につけて、治療法を選択する参考にしてください。
育毛メソセラピーとは、薄毛治療に有効な成分を配合した薬液を、注射器や機械を用いて頭皮に注入する治療方法です。飲み薬を用いる投薬治療の補助として、頭髪の変化を実感するまでの期間を短くする効果があります。
頭皮にダイレクトに薬液を注入するため毛根に作用しやすく、毛を作りだす機能に直接的にアプローチできるのが特徴です。そのため、投薬に比べると効果を実感するまでの期間が短く、半年から1年ほどが治療期間の目安です。
育毛メソセラピーに使用する薬液は、主に「脱毛抑制剤や発毛剤」「成長因子」「栄養素」が含まれています。
・脱毛抑制剤・発毛剤
それぞれ抜け毛防止や発毛を促す効果があります。投薬治療に使われる薬と同じ成分です。
・成長因子
発毛機能を活性化する成分です。
・栄養素
亜鉛やビタミン、ミネラルなど髪の栄養となる成分です。
クリニックによって使用する薬液は異なり、いくつかの薬剤を混ぜたオリジナルの薬剤を使用しているケースもあります。
・効果が出るまでの期間が短い
頭皮に直に薬剤を注入するため、投薬治療よりも短い期間で効果を実感できる場合が多いです。そのため、治療への意欲を維持しやすく、頭髪の悩みからも早く解放されます。
・副作用のリスクが低い
投薬治療で使用されるミノキシジルやプロペシア、ザガーロには、副作用があります。ミノキシジルは、頭痛やめまい、動悸。プロペシアとザガーロは性欲減退や勃起不全が代表的な副作用です。育毛メソセラピーは、比較的副作用のリスクが低い治療法です。
・飲み忘れがない
投薬治療は、薬の飲み忘れにより効果を発揮できなくなる可能性があります。育毛メソセラピーであれば、予定を立てて施術を受けるため、忘れてしまう可能性は低いです。
・投薬と比べて費用が高い
医師の手で薬剤を注入する分、飲み薬による投薬治療に比べて1回あたりの費用はやや高めです。
・定期的にクリニックに通う必要がある
1回施術を受けて終わりではなく、継続的に施術を続けて効果を発揮する治療法のため、定期的にクリニックに通う必要があります。
・まれに副作用がある
注射などで薬剤を頭皮に注入するため、まれに頭部の腫れや頭皮の軽い痛み、内出血が起こるリスクがあります。重い副作用はありませんが、気になる方は医師に相談してから、治療を受けると安心です。
育毛メソセラピーの一般的な施術の流れと、費用相場を紹介します。あらかじめ知っておくと、クリニックでの施術時にスムーズです。
育毛メソセラピーの施術の流れは、以下のとおりです
①カウンセリング
髪の毛・頭皮に関する悩みや、現在の健康状態、ケアの状況などを医師がヒアリングします。集めた情報をもとに、一人ひとりに合った治療法を提案し、育毛メソセラピーの施術内容を説明します。
②麻酔(施術内容による)
施術方法や使用するマシンに応じて、必要であれば施術前に麻酔をします。
③施術
注射やマシンにより、頭皮に薬剤を注入します。
施術後は、ほぼ普段と同じように生活できます。ただし、入浴や運動など頭皮に汗を書く行為、飲酒、頭皮を刺激するようなブラッシングは避けましょう。
育毛メソセラピーは健康保険の適用外のため、クリニックや薬剤の種類、注入方法などによって、費用が大きく異なります。
継続的な施術により効果が期待できる施術方法のため、6~12回を1クールとして「1クールあたり何円」という価格設定が一般的です。費用の相場は、1クールあたり12万円~80万円です。
育毛メソセラピーを検討するうえで、知っておきたいポイントを3つ紹介します。
育毛メソセラピーの治療をすると、ある程度の期間クリニックに通う必要があるので、クリニック選びは重要です。気をつけるべきポイントを3つご紹介します。
継続的に通うので、家や会社の近くにある、駅からのアクセスがよいなど、無理せず通える立地のクリニックを選ぶのをおすすめします。
育毛メソセラピーは、クリニックによって使用する薬液や注入に使う道具が異なります。治療の選択肢が多いクリニックであれば、より自分に合った薬液や道具で治療ができ、高い効果が期待できます。
薄毛の原因は、遺伝やストレス、生活環境などさまざまです。一人ひとりにとって適切な治療をするには、治療に必要な情報をヒアリングする能力が不可欠。話を聞いてくれないクリニックは、おすすめできません。また、AGA治療には副作用もあるので、マイナス面もしっかり伝えてくれるクリニックを選びましょう。
育毛メソセラピーは、セルフケア商品を使えば、自宅でもできます。自分でする場合は、クリニックでの施術に使用するものに近い薬剤を使用し、細い針がついたダーマローラーと呼ばれるローラーで頭皮に有効成分を浸透させます。
ただし、自分で育毛メソセラピーをおこなうのは、あまりおすすめしません。主な理由は下記2点です。
効果と安全性どちらの面からも、医師による施術を受けるほうが安心です。もし自分でおこなうのなら、薬剤やダーマローラーの品質をよく確かめ、少しでも異変を感じたら早めにクリニックに相談しましょう。
HARG療法とは、脂肪由来の幹細胞から抽出した成長因子から生成したHARGパウダーと、育毛成分を混ぜたHARGカクテルを頭皮に注入する治療法です。
育毛メソセラピーとよく似ていますが、大きな違いが2つあります。一つは、HARG療法は日本医療毛髪再生研究会によって研究されており、施術できる場所が研究会の理事や会員の施設に限定されている点。もう一つは、どの部分から成長因子を抽出したのかです。HARG療法で使う成長因子は脂肪由来、育毛メソセラピーで使う成長因子は皮膚由来の幹細胞から抽出しています。
HARG療法に使つ薬剤のほうが、育毛メソセラピーに使う薬剤よりも製造コストが高く、施術の料金設定もHARG療法のほうが高額です。
参考:http://jp-harg-jp.check-xserver.jp/aboutharg
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
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全力でサポートしていくことをお約束します。