円形脱毛症の治療は何がいい?原因と症状から効果的な治療法をご紹介!

公開日 / 2024.07.07 更新日 / 2024.07.03
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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ある日、ふと鏡を見ると頭に「10円ハゲ」ができていて、ショックを受けたという人は少なくないでしょう。これは「円形脱毛症」と呼ばれる脱毛症で、生え際や頭頂部など限定的な範囲で起こるAGAとは違い、円形のごく小さい範囲で髪の毛が一気に抜けてしまうのが特徴です。

そして、長らく円形脱毛症の原因はストレスだとされてきましたが、最近の研究でストレス以外の原因についても明らかになり、それに伴い新たな治療法も確立されました。

本記事では、医療機関で実施されている円形脱毛症の治療法について詳しくご紹介します。円形脱毛症でお悩みの方や、治療をしたいという方はぜひ参考にしてみてください。

目次

円形脱毛症は原因に対してしっかりアプローチすれば治療可能

円形脱毛症は原因に対してしっかりアプローチすれば治療可能

円形脱毛症は、さまざま原因が関与していることから治療が難しい疾患の一つです。しかし、原因を究明し、それに対して適切なアプローチをすれば、治療することは十分可能です。

円形脱毛症の主な原因はストレス

円形脱毛症の主な原因はストレスです。以前から「円形脱毛症の原因といえばストレス」と言われてきましたが、近年研究が進み、ストレスがどのように発症に関わっているかはっきりしてきました。

それが、自己免疫疾患の関与です。自己免疫疾患は、本来は自身の体を守る働きをする免疫が、何らかの原因で自分の体を異物だと判断し、攻撃するようになる状態です。今回の場合だと、免疫が髪の毛を異物だと判断しているために、小さく円形にごそっと毛が抜けるなどの特異な症状が見られると考えられています。

そして、その自己免疫疾患を引き起こすのがストレスで、過度なストレスの蓄積が自己免疫疾患の引き金になるという説が有力です。

こうした背景から、治療の際にはエラーを起こした免疫の働きを抑え、正しい働きを促すアプローチがされます。

ストレス以外の円形脱毛症の原因

ストレス以外にも、親からの遺伝やアトピー性疾患(アレルギー性鼻炎や気管支炎など)を持つことも円形脱毛症の原因になると考えられています。

ただ、親が円形脱毛症だからと言って、必ずしも子に症状が出るとは限りません。同様に、アトピー性疾患の関与についてもまだ不明点が多いことから、今後さらなる研究が期待されます。

仮に、アトピー性疾患の関与が疑われる際はこれを抑え、症状改善を目指す治療が実施される場合もあります。

参考:
日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

【円形脱毛症の症状】より早い段階での治療が推奨される

【円形脱毛症の症状】より早い段階での治療が推奨される

円形脱毛症は、発症初期における円形の脱毛は頭部に1個見られる程度ですが、治療せずに放置すると脱毛の数が2個、3個と増えていき、次第に脱毛箇所が合体して大きな範囲で見られるようになります。重症の場合は脱毛が頭部全体に広がり、治療に非常に長い時間を要するようになります。

したがって、円形脱毛症は発見したら放置するのは厳禁です。なるべく早い段階で治療を受けることを推奨します。

円形脱毛症でみられる脱毛の症状を進行度順にまとめました。

単発型 円形の脱毛が頭に1個見られる。およそ80%の方が1年以内に自然治癒すると考えられているが、まれに「多発型」に進行することがある。
多発型 脱毛が2箇所以上発生する。治療をしても完治までは半年から2年程度かかるとされ、脱毛箇所が結合して拡大する多発融合型に移行することもある。
蛇行型 脱毛箇所が細長く結合し、後頭部から側頭部の生え際に沿って広がる。ここまで進行すると、治療に複数年かかる可能性がある。
全頭型 脱毛が頭部全体に広がってしまい、頭髪が完全に抜け落ちた状態。治療が難しいケースも多く、長期にわたって治療していく必要がある。
汎発型 全頭型がさらに進行すると、頭髪だけでなく眉毛、まつ毛、すね毛などの体毛すべてが抜け落ちる。円形脱毛症の中でも重度のケースで、治療に複数年かかる場合や大部分が治らない場合がある。

円形脱毛症の治療法

それでは、円形脱毛症の治療法についてより詳しく解説していきます。

円形脱毛症の治療法①:ステロイド局所注射治療

ステロイド局所注射治療は、脱毛している部分にステロイドを注射する方法です。注射した部位に痛みを感じることもありますが、単発型や多発型に対して高い効果が認められることから医療機関でよく実施されます。

円形脱毛症の治療法②:局所免疫療法

局所免疫療法は、脱毛している部分に薬剤を塗って軽いかぶれを起こし、髪の毛を攻撃している免疫の対象を炎症に向けさせて正常な免疫反応の誘発を目指します。

年齢を問わず、S2(脱毛巣が 25〜49%)の多発型や全頭型、汎発型など脱毛の範囲が比較的広い症例で実施が推奨されています。ただし、皮膚に人為的にかぶれを起こしていることに加え、保険適用にはならないことから、実施の際にはよく医師と話し合う必要があるでしょう。

円形脱毛症の治療法③:ステロイド外用療法

ステロイド外用療法は、ステロイドの外用薬を用いた治療法で、単発型から融合傾向のない多発型の円形脱毛症に対して実施が推奨されています。

一般的な治療法として多くの医療機関で実施されており、科学的な根拠となる研究報告も豊富であることから、有効性も高いと言えるでしょう。

円形脱毛症の治療法④:かつらの使用

かつらの使用は、他の治療法とは違い、症状そのものを改善する効果はありません。

しかし、脱毛部位を紫外線や外傷から守ることができ、何よりも見た目の悪さを隠せるという大きなメリットがあります。「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン」 でも、多発型・全頭型・汎発型に対しての使用を勧めています。

円形脱毛症の治療法⑤:ステロイド内服療法

ステロイドの内服療法は、炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドを服用する治療法です。

高い効果が実証されている反面、ステロイドの服用をやめた後に高い確率で脱毛が再発する危険性があります。よって、発症後6ヶ月以内で、かつ急速に進行しているS2(脱毛巣が 25〜49%)以上の円形脱毛症に対して実施しても良いとされています。

円形脱毛症の治療法⑥:静脈注射によるステロイドパルス療法

静脈注射によるステロイドパルス療法は、点滴によりステロイドを3日間で大量投与する治療法です。

発症後6か月以内の急速に進行する重症例(成人患者)に有効ですが、短期間にステロイド大量投与を行うため入院が必要になることや、不眠、動悸、頭痛、微熱、倦怠感などの副作用が出る場合があるので、実施の際はよく医師と相談することが必要です。

円形脱毛症の治療法⑦:抗ヒスタミン薬の内服療法

抗ヒスタミン薬とは、アレルギー症状を緩和する治療薬で、アトピー素因(アトピー性疾患:アトピー性皮膚炎、気管支炎、アレルギー性鼻炎など)を持った単発型および多発型の患者に、脱毛範囲の縮小が認められています。

円形脱毛症の治療法⑧:セファランチン内服療法

セファランチンは、アレルギー反応を抑制する作用や、血流を促進する作用などがある治療薬です。

セファランチンの発毛促進効果を評価する研究報告はないものの、保険適応があることや国内での診療実績が多いことから、単発型および多発型の治療において、併用療法の一つとして実施しても良いとされています。

円形脱毛症の治療法⑨:グリチルリチン,グリシン,メチオニン配合錠の内服療法

グリチロンと呼ばれる炎症やアレルギーを抑える薬を用いた治療法です。

科学的な検証は不十分ではあるものの、国内で多くの診療実績があるため、単発型および多発型の治療で使用されています。

円形脱毛症の治療法⑩:カルプロニウム塩化物の外用療法

カルプロニウム塩化物は、発毛促進効果と局所血管拡張作用を併せ持った成分です。

現段階において、円形脱毛症治療に対しての有益性は十分に検証されていませんが、保険適用であることや、国内における膨大な診療実績により安全性が担保されていることから、単発型および多発型に対する併用療法の一つとして行っても良いとされています。

円形脱毛症の治療法⑪:ミノキシジル療法

ミノキシジルは、血管拡張 作用や成長因子誘導作用によって発毛効果が認められている薬で、外用薬と内服薬があります。

ミノキシジル外用薬の有用性については海外では多くの診療実績があり、このことから単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして行っても良いとされています。

また、内服薬についても医師が判断すれば処方することができますが、副作用が生じる可能性もあるため、定期的に医師の診察を受ける必要があります。

円形脱毛症の治療法⑫:冷却療法

ドライアイスや液体窒素などを脱毛部位に当て、異常を起こした免疫細胞の働きを抑えて、毛髪の再生を目指す治療法です。実際には、ドライアイスを直接当てたり、液体窒素のスプレーを当てたりします。

治療の際、強い冷たさや軽い痛みを感じることがありますが、水疱などができない程度に実施する分には、簡便で副作用もほとんどない方法です。

円形脱毛症の治療法⑬:紫外線療法

紫外線療法はアトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚疾患に対して行われる治療です。PUVA治療法、ナローバンドUVB療法、エキシマレーザー療法などが該当し、脱毛した部分に光を当てることで異常を起こしたTリンパ球を抑制し、症状改善を目指します。

回数や頻度は症状により異なりますが、2週間に1〜6回程度、数か月に渡って照射することで、広い範囲で脱毛する全頭型や汎発型で効果が期待できます。

円形脱毛症の治療法⑭:直線偏光近赤外線照射療法

「スーパーライザー」と呼ばれる装置を使用し、皮膚の奥まで届く特殊な赤外線を脱毛斑に照射する治療法です。

火傷を起こさないように気をつけながら行えば、実施も比較的簡単で、副作用も軽い場合が多いことから、単発型や多発型の治療に使用が認められています。

「円形脱毛症かも?」と思ったらしてほしいこと

【円形脱毛症の症状】より早い段階での治療が推奨される

ここまで、円形脱毛症の治療法について見てきましたが、万が一円形脱毛症のような症状が現れた場合は、どうすれば良いのでしょうか?

一人で悩まず医療機関へ相談を

円形脱毛症の症状が疑われた場合は、一人で悩まず、医療機関に相談することが大切です。

円形脱毛症で悩む患者は、「誰にも相談できない」「他の人に知られたら恥ずかしい」という気持ちから、クリニックの受診をためらうことが多いです。確かに、見た目に大きな影響を与える円形脱毛症はデリケートな問題なので、誰にも相談せず、自分だけでなんとかしたくなる気持ちもわかります。

しかし、前述したように現在わかっている円形脱毛症の原因は、単にストレスのせいという単純なものではなく、自己免疫疾患やアトピー素因、もしくはそれ以外の原因などが複雑に絡み合って生じています。しかも、未だ不明点も多いのが現状です。

そして、安易に治療を遅らせることは、症状を悪化させ、治療を難しくさせるリスクがあります。

最初は不安を感じるかもしれませんが、原因を見極め、症状に合わせた適切な治療を行えば症状が改善する可能性は十分にあるので、一人で悩まず、お近くの医療機関に相談してください。

円形脱毛症かもと思ったらウィルAGAクリニックへ

【円形脱毛症の症状】より早い段階での治療が推奨される

薄毛治療を専門に行うウィルAGAクリニックは、円形脱毛症の治療も行っています。

原因に合わせた実績ある治療を実施

ウィルAGAクリニックの円形脱毛症治療は、ミノキシジル内服薬を用いた治療で、頭皮の血流改善によって発毛の促進を目指します。

また、円形脱毛症だと思って受診をしたら、実はAGAだったという患者様も多くいらっしゃいます。よって、適切な診断を受けるためにも、症状に心当たりのある方は、まずウィルAGAクリニックを受診し、専門医による診療を受けていただくことを強く推奨いたします。

【よくある質問】

円形脱毛症の原因はなんですか?

現段階では、自己免疫疾患によるものとする説が有力で、その原因として過度なストレスが挙げられると考えられています。

円形脱毛症の治療法にはどんなものがありますか?

どの方法が実施されるかは症状によりますが、ステロイド局所注射治療や局所免疫療法、そのほかに内服薬や外用薬を用いた治療法などがあります。

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