はげる年齢の平均は? 男性の薄毛は何歳から気になり始めるのか解説

公開日 / 2021.07.15 更新日 / 2021.07.15
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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男性の薄毛は40代・50代以降に始まるイメージを持っていませんか? しかし、薄毛の症状が始まる年齢には個人差があります。

男性によっては20代・30代でも起こり得るのが薄毛の症状です。そこで今回は薄毛が気になる男性のために下記の内容を中心に解説していきます。

  • 男性のハゲは何歳から気になり始めるのか
  • AGA治療は何歳から始められるのか

若ハゲは遺伝しやすいのか、年齢を問わないAGA治療はあるのかなども解説します。将来の薄毛が気になる方もぜひ参考にしてください。

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1.薄毛が気になり始める男性の年齢平均は?

薄毛が気になり始める男性の年齢平均は36~38歳頃です。全国20~69歳の男女を対象にした調査結果をご覧ください。

 

調査年 薄毛が気になり始める平均年齢(男性)
2020年 38.1歳
2019年 38.2歳
2018年 36.3歳
2017年 36.8歳
2016年 38.3歳

※「薄毛に関する意識調査2020」による調査結果

年によって多少異なりますが、はげる年齢の平均は男性で36.3~38.3歳の調査結果です。ただし、あくまでも平均の年齢です。そのため、男性によっては平均より早めに薄毛が気になり始めるでしょう。

参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001011.000011414.html

参考:https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/data_usuge_20200910.pdf

1-1.薄毛が気になり始めたきっかけは?

薄毛が気になり始めたきっかけのうち、特に多いのが「鏡を見ていたとき」です。

薄毛が気になり始めたきっかけ 男性の割合
鏡を見ていたとき 33.1%
家族から 17.4%
友人・知人から 11.8%
自分の写真を見たとき 10.5%
抜け毛の量を見たとき 9.2%

※「薄毛に関する意識調査2020」による調査結果

「鏡を見ていたとき」の割合は33.1%となっており、きっかけの3分の1ほどを占めています。「家族から」「友人・知人から」の合計は29.2%となっており、人から薄毛を指摘されてから気になり始める男性も多いです。

参考:https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/data_usuge_20200910.pdf

1-2.薄毛を気にしている男性はどのくらい?

薄毛の症状が見られる男性のうち、薄毛を気にする男性は約75%の調査結果が出ています。

薄毛の気になり具合 男性の割合
とても気になる 35.3%
やや気になる 39.5%
どちらとも言えない 8.0%
あまり気にならない 10.4%
全く気にならない 6.8%

※「薄毛に関する意識調査2020」による調査結果

「とても気になる」「やや気になる」と答えている男性は合計で74.8%です。逆に「あまり気にならない」「全く気にならない」と答えている男性は合計で17.2%見られます。

薄毛を気にしない男性より、薄毛を気にしている男性の方が大幅に多い調査結果となりました。

参考:https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/data_usuge_20200910.pdf

1-3.薄毛に対してどのような気持ちを抱いている?

薄毛を気にしている男性のうち、約70%は薄毛の改善を諦めている調査結果も出ています。

 

薄毛に対する気持ち 男性の割合
薄毛についてとても悩んでいる 58.1%
薄毛であることにとても抵抗感がある 58.6%
今後、薄毛を改善することは難しいと思う 68.4%

※「薄毛に関する意識調査2020」による調査結果

多くの男性で薄毛の改善は難しいと考えています。

また、症状が始まっていない男性が薄毛になった場合、「薄毛のための対策をすると思う」と答えた男性は14.2%です。逆に「何も対策しない」と答えた男性は60.5%の調査結果が出ています。

薄毛に対してネガティブな気持ちを抱いている男性は多いです。しかし、実際に薄毛になっても対策しないと考えている男性が多いことが伺えます。

参考:https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/data_usuge_20200910.pdf

1-4.男性のハゲは何歳から始まる?

男性の薄毛で多いのがAGA(男性型脱毛症)です。AGAでは前頭部や頭頂部の髪の毛が細く短くなる症状がよく見られます。

男性によって異なりますが、AGAは30代・40代でよく見られる症状です。AGAの年代ごと発症頻度をご覧ください。

年代 AGA発症頻度
20代 約10%
30代 20%
40代 30%
50代以降 40数%

ここの数字の計算は違います。 AGAの発症頻度ですので単純な計算で全体の半分とは言えません。発症頻度であるので30,40代発症母集団の中に20代発症の集団もいるので単純に足し算では表記できません。

ただし、20代でもAGAによる薄毛が起こり得ます。20代の発症頻度は約10%と低いです。しかし、全体の10分の1ほどの発症頻度となっており、発症の可能性がゼロではありません。

参考:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

1-5.若ハゲは遺伝しやすい?

男性によっては40代・50代以降になっても髪の毛が黒々しています。なぜ20代で若ハゲになる男性と差が出るのでしょうか。それはAGAを発症しやすい遺伝が大きく関わっています。

AGAを発症しやすい体質は、母方の祖父から隔世遺伝すると考えられています。母方の祖父が若い頃から薄毛だった場合、その孫である男性は隔世遺伝による若ハゲに注意が必要です。

AGAクリニックによってはAGA遺伝子検査が受けられます。AGAを発症しやすい遺伝を受け継いでいるのか知りたい方は、AGA遺伝子検査を受けるとよいでしょう。

2.AGA治療は何歳から始められる?

若いうちからAGAによる薄毛が始まっても、適切な治療を受ければ改善が見込めます。AGAは遺伝だからと言って、最初から諦める必要はありません。

ただし、AGAの症状は少しずつ進むため初期の頃は気が付くのに遅れやすいです。AGAの末期まで進むと、十分な治療効果が期待できません。そのため、末期まで進む前に専門医への相談をおすすめします。

2-1.AGA治療は原則20歳以上から始められる

AGA治療は何歳から始められるのでしょうか。結論から申し上げると、AGA治療は原則20歳以上から始められます。

AGA治療でよく用いられているのが、下記の有効成分です。

有効成分 効果
フィナステリド 男性ホルモンDHT抑制による脱毛の予防
デュタステリド 男性ホルモンDHT抑制による脱毛の予防
ミノキシジル 血管拡張による発毛促進、成長因子の誘導

フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルは成人への安全性が確立されている有効成分です。しかし、日本では20歳未満への安全性は確立されていません。

20歳未満の未成年者は、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルを自己判断で使用しないでください。

また、20歳以上であっても下記に当てはまる方は使用に注意が必要です。

有効成分 注意したい方
フィナステリド
  • 肝機能障害がある方
  • 妊娠または妊娠の可能性がある女性
  • 授乳中の女性
  • 小児
  • 高齢者など
デュタステリド
  • 肝機能障害がある方
  • 妊娠または妊娠の可能性がある女性
  • 授乳中の女性
  • 小児など
ミノキシジル
  • 65歳以上の方
  • 高血圧や低血圧の方
  • 心臓や腎臓に障害がある方
  • むくみがある方など

フィナステリドは高齢者への有効性が確立されていません。65歳以上の方がミノキシジルを使用すると好ましくない影響が出る恐れがあります。高齢者の方は専門医に相談してからAGA治療を始めてください。

参考:https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf

参考:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00068652

参考:https://www.alogain.jp/alogain5/attention.html

2-2.年齢を問わないHARG療法

まれなケースではありますが、男性によっては10代からAGAによる薄毛が起こり得ます。10代からでもAGA治療を始められるのが、年齢を問わないHARG療法です。

HARG療法では幹細胞から抽出した150種類以上の成長因子を頭皮に注入しています。多種類の成長因子で毛母細胞を活性化させ、発毛をうながす再生治療です。

フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルは使用を中止すると効果が切れてしまいます。そのため、効果を持続させるには継続使用しないといけません。しかし、HARG療法には発毛効果が持続しやすいメリットがあります。

HARG療法にはフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルのような副作用はありません。ただし、頭皮へ注射した後に発疹・赤み・掻痒感・はれ・内出血などの症状が出る可能性があります。注射後の症状が気になる方は、事前に専門医へ相談してください。

また、未成年者は親権者または保護者の同意が必要です。親権者または保護者に相談してからAGAクリニックへ来院してください。

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