おでこ後退の原因と対策を解説!〜後退度チェック付き〜

公開日 / 2021.01.30 更新日 / 2024.08.14


「最近おでこが広くなった気がする。おでこが後退しているのだろうか。」そのような悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。

おでこの生え際部分は人目につきやすくご自身でも鏡で見える部分なので、少しの変化が気になるところです。
おでこの後退の原因とチェック方法、おでこの後退を防ぐ対策について解説します。

【Youtubeでも解説中!】
Dr.シュンの発毛チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=WM3-m8R2MYc

1.おでこの後退度をチェック


おでこが広いだけなのか、それともおでこが後退しているのか見分けるためのチェック項目を3つ挙げます。

・生え際の髪の毛が他の部分の髪の毛と比べて細い、短い。

薄毛になりにくい側頭部や後頭部の髪の毛と比べて生え際の髪の毛が「細く」「短く」なっているようであれば、薄毛によるおでこの後退が考えられます。

・生え際のラインが不鮮明

おでこと髪の毛の生え際の境界線がはっきりしない場合、薄毛によって生え際のラインが移動してきている可能性があります。

・以前と比べておでこが広くなっている

過去の写真などと比較して、以前よりもおでこが広くなっているようであればおでこの後退が考えられます。

2.おでこの後退の原因とは?


おでこの後退の原因としては、主に以下のような場合があります。

(1)AGA(男性型脱毛症)

AGAは男性ホルモンの影響で成人男性に起こる薄毛です。

AGAの発症頻度は成人男性の約30%と言われており、年齢が上がるにつれて高くなります。
発症部位としては、前頭部もしくは頭頂部から薄毛が始まることが多いです。

前頭部から薄毛が進行する場合、左右の生え際から薄毛が始まるパターンがよく見られます。
これは「M字ハゲ」と言われています。M字ハゲの特徴としては以下になります。

・左右の生え際から薄毛が始まる。
・正面から見ると生え際がM字に見える。
・AGAによる薄毛の始まりの段階で見られることが多い。

AGAの薄毛は進行性に広がっていくため、最初はM字ハゲであったとしても徐々につむじの方まで薄毛が進行して、最終的には前頭部から頭頂部まで全体の薄毛になる可能性があります。
そのため、M字ハゲを疑った場合は早めの対策が効果的です。

(2)牽引性脱毛症

牽引性脱毛は、長期間持続して髪の毛を引っ張る力が加わることで毛根に負担がかかり頭皮の血流が悪化して起こる脱毛症です。

長期間髪の毛をきつく引っ張るポニーテールなどの髪型や、強く固めるヘアスタイルをしている場合に起こることがあります。
牽引性脱毛症の場合は、きつく引っ張るヘアスタイルを変えることで改善する場合が多いです。

3.おでこ後退の対策について解説


おでこの後退が気になる場合の対策をご紹介します。

(1)病院での治療

M字ハゲが疑われる場合、まずは早めに病院を受診して診断、治療を受けることをお勧めします。
AGAは進行性ですので、ほおっておくと薄毛が広い範囲に進んでいく可能性があります。

早めに治療をすることで薄毛の進行を抑えることができます。
病院でおこなわれる治療には主に以下のようなものがあります。

・薄毛を抑える作用の飲み薬:フィナステリド、デュタステリド

AGAの進行には男性ホルモンが関わっていますが、フィナステリド、デュタステリドは共に男性ホルモンを素材にジヒドロテストステロンに変換させる5αリダクターゼという酵素の働きを抑えることでAGAの進行を抑える効果があります。

・発毛を促す作用の飲み薬、塗り薬:ミノキシジル

ミノキシジルはもともと高血圧の治療に用いられていた薬ですが、発毛効果が認められたためAGAの治療に用いられるようになりました。

ミノキシジルには頭皮の血流を改善させる効果や髪の毛の成長因子の産生を促す効果などが認められており、それによって発毛が促進されます。

ミノキシジルには塗り薬と飲み薬があり、塗り薬は市販薬として販売されています。病院では塗り薬もしくは飲み薬が用いられます。

・その他の治療

AGAの治療ガイドラインでは上記のフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルによる治療が推奨されているため、病院での治療はまずはそれらの薬剤による治療が行われることが多いです。
その他の治療選択肢として、注入療法(メソセラピー、HARG療法、LHDV療法)、植毛などが行われることもあります。

(2)生活習慣の見直し

食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスなどによってホルモンバランスの乱れや頭皮の血流の悪化が起こり、薄毛が進行することがあります。
そのため、バランスの良い食事、早寝早起き、こまめなストレス解消を心がけましょう。

(3)ヘアケアの改善

頭皮を洗いすぎたり、洗わなすぎたりすると頭皮の環境が悪化して薄毛が進行することがあります。
また、牽引性脱毛の場合、強く引っ張るヘアスタイルが薄毛を進行させることがります。

洗髪は1日1回、爪を立てずにやさしくかつ丁寧に頭皮まで洗うようにしましょう。
また強く引っ張らないヘアスタイルを心がけ、ヘアスタイルや分け目は時々変えることをお勧めします。

(4)頭皮マッサージ

薄毛の原因の1つとして頭皮の血流の悪化が影響することがあります。
頭皮マッサージは頭皮の血流改善に効果的です。

美容院やサロンでやってもらうこともできますが、自身での頭皮マッサージを習慣にすると無理なく続けられます。

頭皮マッサージの方法として、以下の方法をご紹介します。

・両手の指を軽く広げて指の腹を左右対称に頭皮におきます。
・軽く頭皮を抑えながら指を滑らせずに円を描くイメージで頭皮を動かします。
・側頭部、後頭部、頭頂部、前頭部と手の位置を変えて同じように行います。血流の方向に合わせて頭の下から上に順番におこなうことをお勧めします。

入浴時やヘアセットの時など、時間を決めておこなうと毎日続けやすくなります。
しかし頭皮マッサージによる目に見える効果を期待するなら、毎日30分程度、最低10ヶ月は根気強くやる必要があります。

参考文献:日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

4.おでこの後退に関するご相談はウィル AGA クリニックへ

もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。

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この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

ドクター紹介 +

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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