ヒルドイドは頭皮によい?その効果や頭皮の使い方を解説!
ヒルドイドという塗り薬をご存じでしょうか。
ヒルドイドは主成分として「ヘパリン類似物質」を含む処方薬(医療用医薬品)の商品名です。
ヒルドイドは処方薬の保湿剤として広く知られています。
ヒルドイドの塗り薬は体の様々な部位に使われますが、頭皮にも使うことができます。
今回はヒルドイドの効果と頭皮への使い方、その作用について詳しくご説明します。
ウィルAGAクリニックの
AGA・薄毛治療一覧はこちら
目次
1.ヒルドイドはどんな薬?
ヒルドイドとはどのような薬なのか。
ヒルドイドの主成分であるヘパリン類似物質について詳しく説明します。
(1)ヘパリン類似物質とは?
ヘパリン類似物質は、ヒトの肝臓で作られる糖類のひとつである「ヘパリン」に似た構造の物質です。
ヘパリン類似物質は化学構造上、水分子を保持することができる親水性部分を多く持つたっめ、高い保湿力があります。
(2)ヘパリン類似物質の作用
ヘパリン類似物質の皮膚への作用は主に次の3つがあります。
・保湿作用
ヘパリン類似物質は水分子を多く引き寄せます。
そのため保湿力が高く、皮膚に塗ることで皮膚表面の水分保持を助けます。
保湿成分は、成分自ら水分を保持、供給することができる「モイスチャライザー」と、皮膚表面から水分が逃げないようにふたをする役割の「エモリエント」に分かれます。
ヘパリン類似物質はモイスチャライザーの代表的な成分です。
ワセリンやセラミドはエモリエントになります。
ただし、ヒルドイドは主成分のヘパリン類似物質の他に、軟膏やクリームの材質としてワセリンなどのエモリエントも含むため、モイスチャライザーとエモリエント両方の効果を兼ね備えたバランスの良い保湿剤だと言えます。
そのため、高い保湿効果を期待して皮膚の乾燥に対して使われています。
・血行促進作用
ヘパリンと類似した作用として、ヘパリン類似物質には血行促進作用があると言われています。
そのため、医療現場ではしもやけなどの血行障害による症状にも用いられます。
・抗炎症作用
ヘパリン類似物質は抗炎症作用も伴うと言われています。
医療現場では、湿疹、アトピー性皮膚炎、ケロイドなどの治療にも用いられます。
(3)ヒルドイドのタイプ分け
ヒルドイドの材質には様々なタイプがあり、油性の成分が多い順に軟膏、クリーム、ローション、フォームがあります。
油性の成分が多いほど保湿力は高くなりますがべたつきも感じやすくなります。
逆に水性の成分が多いほど保湿量は下がりますがべたつきが少なく広い範囲に塗りやすくなります。
乾燥の度合い、季節、塗る範囲などに合わせて使い分けることができます。
2.ヒルドイドの頭皮への効果は?
ヒルドイドの塗り薬は頭皮へはどのようなときに使われるでしょうか。
(1)ヒルドイドが効く頭皮の症状
全項でヒルドイドに含まれるヘパリン類似物質の効果として「保湿作用」、「血行促進作用」、「抗炎症作用」を挙げました。
頭皮についてもその効果を期待して主に以下のような症状で用いられます。
・頭皮の乾燥
頭皮が乾燥しているかどうかは以下のような症状でチェックできます。
頭皮に細かいチリのようなフケがある
頭皮を触ってもべたつきがない
頭皮以外の皮膚も乾燥している
冬季に症状が悪化する
・頭皮の乾燥によるかゆみ
頭皮の乾燥が悪化すると皮膚表面のバリア機能が低下して頭皮が外からの刺激を受けやすくなります。
それによって痒みを伴う皮脂欠乏性湿疹に変化します。
(2)ヒルドイドの頭皮への塗り方
頭皮は髪の毛があるため他の部位の皮膚と比べて塗り薬を塗りにくく、塗るのに工夫が必要です。
以下のような塗り方をお勧めします。
・ヒルドイドのローションタイプを使う
頭皮に塗るのにはローションタイプが適しています。
頭皮は髪の毛がありますが、頭皮に直接薬を塗ることが大切です。
髪の毛が長い場合は塗りたい部分に髪の毛の分け目を作って分け目に塗り、分け目を少しずつずらしながら塗り勧めていくことをお勧めします。
・ローションの使用量の目安
ローションの使用量の目安は、1円玉大のローションで手のひら2枚分の範囲を塗れるイメージです。
慣れるまでは手のひらに塗り薬を出して反対の手の指先で頭皮に塗っていくと使用量の目安が分かり安いです。
・塗り薬を塗る時間と回数
1日2回朝と夕方に塗ることをお勧めします。
毎日入浴をする場合は、そのうち1回は入浴後に行うのが効果的です。
3.ヒルドイドに関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。