頭皮にもヘルペスはできる?湿疹・ブツブツ・炎症の原因と対処法
頭皮に湿疹やブツブツができているのに気付いたことはありませんか?
頭皮は髪の毛が生える場所なので当然毛穴がたくさんあり、顔で言うところの吹き出物ができることもあります。
頭皮が赤くなる、腫れるなどの状態であっても通常であれば自然と治癒するものです。
乾燥で痒みが酷ければ、保湿など適した処置をすることで治ります。
しかし、その肌荒れと同時に痛みや痒みを感じるようならそれはヘルペスかも知れません。
この記事では、頭皮にもヘルペスはできるのか?
その原因や症状、もしヘルペスだった場合の対処法について解説していきます。
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1.ヘルペスとはどんな状態なのか
(1)ヘルペスの原因
①ヘルペスウイルスの感染
ヘルペスのウイルスは約100種類もあるとされています。
中でも一般的によく知られているのが水痘・帯状疱疹ウイルス、そして口唇ヘルペスの原因にもなる単純ヘルペスウイルスの2種類です。
②実はかかっている人が多い?
ヘルペスウイルスに感染したからといって、必ずしも症状が現れるわけではありません。
気づかないだけで感染している人は多いと言われています。
③気になる感染力は?
水痘・帯状疱疹ウイルスの感染力は非常に強く、水ぶくれ部分に触れたり、せきやくしゃみなどの飛沫からでもうつります。
単純ヘルペスウイルスはそれよりやや弱く患部に直接触れることでのみ感染します。
(2)ヘルペスの症状
①痛み
口唇ヘルペスの場合、唇や口の周りにチクチクした痛みを感じます。
帯状疱疹の場合も同様で疱疹ができた部分が痛い、むず痒いを感じる方が多いようです。
②水ぶくれ
ヘルペスの特徴は水ぶくれができることです。
水ぼうそうはもちろんのこと、ヘルペスウイルスが発症すると基本的には小さな水ぶくれが皮膚表面に現れます。
③後遺症
特に帯状疱疹では、発症から治療開始までに時間がかかると水ぶくれが治った後でも神経痛が残る場合があります。
チクチクした痛みが長い間続くので、できる限り早く治療を行うことが大切です。
(3)ヘルペスは自然治癒するのか?
①基本的には治療が必須
症状が現れたら薬を使った治療が必須です。
放っておくと痛みが残ったり、治癒までに時間がかかる、水ぶくれの跡が残るなど後から辛い思いをする可能性があります。
②病院での治療
その症状がヘルペスウイルスによるものであるかを調べ、もしそうであった場合飲み薬や塗り薬で対処します。
水ぶくれができた部位によってどの科を受診するかが変わるので要注意です。
③市販薬は使える?
口唇ヘルペスの場合、薬局等で塗り薬が販売されています。
すでに病院を受診済みの方で、何度か再発していたり軽い症状であれば市販薬を使用するのも一つの手でしょう。
2.頭皮とヘルペスの関係
(1)頭皮にもヘルペスはできるのか?
①ヘルペスができる場所
ヘルペスは唇や性器、胸から背中、また目にできることもあります。
特に帯状疱疹は神経に沿って症状がでるため全身に水ぶくれがでる方もいるそうです。
②頭皮にもヘルペスはできる
口唇ヘルペスや性器ヘルペスなど場所が限定されているヘルペスも存在します。
しかし帯状疱疹の場合は顔から頭皮にかけてできることも少なくありません。
③頭皮のヘルペスができやすい人は?
先に出たようにヘルペスウイルスを持っている人は大勢います。
しかし発症するのは免疫力が低下したタイミングがほとんどで、寝不足や栄養不足、疲れ、ストレスの自覚がある方は注意が必要です。
(2)頭皮にできたヘルペスの症状
①痛みや痒み
他の部位にできたヘルペス同様、他の湿疹や炎症と異なりチクチク・ピリピリした痛みや、ムズムズするような痒みが症状として現れます。
寝る時に枕やシーツで擦れて、不快で寝不足になる方もいるくらいです。
②湿疹のようなブツブツ
頭皮には髪が生えているので、毛量が多ければ多いほど見た目は吹き出物や湿疹と見分けがつきにくいものです。
ただ痛みや痒みを伴うブツブツならヘルペスの可能性がでてきます。
③うっかり触らないように注意
毎日髪を洗っているという方は多いでしょうが頭皮は手が触れやすい場所です。
髪を結ぶ時やドライヤーをかける時、くしでとかす時などひっかいて水ぶくれをつぶさないよう気を付けましょう。
(3)治療方法は?
①まずは病院で診断
頭皮にヘルペスと思われる症状が出たら、まずは病院で診断してもらいます。
もしかすると違う病気の可能性もなくはないので、自己診断は危険です。
②飲み薬
身体の中で増えたヘルペスウイルスを抑えるための飲み薬があります。
状態にもよりますが5日程度投薬して様子を見るのが一般的です。
③塗り薬
髪が長い方は少し塗りにくいかも知れませんが、頭皮も皮膚なので外用薬として塗り薬の使用も可能です。
軟膏やクリームを1日数回塗布して症状を治めていきます。
3.ヘルペスの対処法
(1)ヘルペスは予防できる?
①感染=発症ではない
ヘルペスウイルスに感染してもすぐに症状が出るわけではありません。
感染していることにすら気づいていない人も多く存在します。
②感染予防はできるのか?
子供の頃水ぼうそうに罹った経験がある方は、すでにヘルペスウイルスに感染していることになります。
予防という観点では、感染の可能性がある人とはタオルを共有しないこと、共有物の除菌・洗浄するなどの行為も感染を防ぐ1つの手段です。
③免疫力を上げる
ヘルペスウイルスは一度感染すると完全に体内から消え去ることはありません。
疲れやストレスで免疫力が下がったタイミングで増殖するため、心身ともに健康を心掛けることが一番の予防になります。
(2)もしもヘルペスにかかったら
①病院が第一
ヘルペスは早期治療が大切だと言われています。
辛い症状を長引かせないために、また後遺症を残さないためにも異変を感じたらすぐに病院へ行ってください。
②決められた治療を行う
自己判断で薬をやめてはいけません。
またウイルスが増殖してしまう可能性もありますので、薬をやめるタイミングも必ず医師の指示に従ってください。
③むやみに触らないことが一番の対処法
水ぶくれが破れると痛みが伴うだけでなく傷が残ってしまうこともあります。
頭皮が痛くて気になるかも知れませんが、薬を塗る時以外できるだけ触らないように気を付けましょう。
(3)ヘルペスではない可能性もある
①ヘルペス以外の湿疹やブツブツ
「なんだか痛痒い!ヘルペスかも?」と思っても、実は違う病気ということもありますので自己診断でむやみに薬を使用しないようにしてください。
②頭皮は炎症が起きやすい
頭皮は皮脂が多く毛穴もたくさんあるので炎症が起きやすいものです。
ヘルペスでなくとも何か異変が起きていないか?顔や体と同じようにケアしましょう。
③適切な対処法を選ぶ
頭皮に湿疹やぶつぶつ、炎症が起こった場合は、その原因に合わせた対処法を選ぶことが重要です。
併せて日常生活の中で疲れをためないよう気を付け、身体そのものの健康を維持するとも頭皮トラブルの良い対処法だと言えます。
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