大豆イソフラボンで男性の薄毛を予防しよう! 豆乳なら毎日続けやすい
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た作用を持っており、男性の薄毛予防が期待できる成分です。
男性の薄毛に良く見られるAGA(男性型脱毛症)を予防したいときに、大豆イソフラボンが注目されています。
本記事では大豆イソフラボンがなぜ男性の薄毛予防に良いのか、さらに分かりやすく解説します。
大豆イソフラボンを効率良く補給する方法や、過剰摂取で女性化するかどうか気になる男性も本記事を参考にしてください。
【Youtubeでも解説中!】
Dr.シュンの発毛チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=WM3-m8R2MYc
目次
1.大豆イソフラボンで男性の薄毛改善が期待できる理由
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ており、植物性ながらエストロゲンと似た作用が期待できます。
【糖の結合状態によって異なる大豆イソフラボン】
大豆イソフラボン(糖が結合している/グリコシド型)
大豆イソフラボンアグリコン(糖がはずれている/アグリコン型)
エストロゲンに似た作用を持つのは、糖がはずれている大豆イソフラボンアグリコンです。
【エストロゲンの主な働き】
女性らしい体づくり
皮膚の張りを保つ
強い骨を保つ
血管をゆるめてコレステロールを減らす
脳の認知機能を維持する
エストロゲンは女性の妊娠の際にも働く重要な女性ホルモンです。
男性は男性ホルモンであるテストステロンの一部がエストロゲンになります。
(1)大豆イソフラボンで男性の薄毛に多いAGAを予防
男性の薄毛に多いのがAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる症状です。
AGAは男性ホルモンのテストステロンを脱毛ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)へと代謝させる5αリダクターゼ(還元酵素)によって発症がはじまります。
脱毛ホルモンDHTを抑制する作用を持つのがエストロゲンです。
大豆由来の植物性エストロゲンでもAGAの予防が期待できます。
参照:毛に対するアンドロゲンの影響
2.大豆イソフラボンを効率良く補給して男性の薄毛を予防する方法
大豆イソフラボンは大豆(特に胚芽)や大豆食品に多く含まれています。
【大豆イソフラボンが多く含まれる食品】
食品(100g当たり) | 大豆イソフラボンの含有量(平均) |
---|---|
黄粉 | 266.2mg |
揚げ大豆 | 200.7mg |
大豆 | 140.4mg |
凍り豆腐 | 88.5mg |
納豆 | 73.5mg |
煮大豆 | 72.1mg |
味噌 | 49.7mg |
油揚げ類 | 39.2mg |
豆乳 | 24.8mg |
豆腐 | 20.3mg |
おから | 10.5mg |
※アグリコンとして含有量の多い順
薄毛が気になる男性は、大豆や大豆食品を毎日の食事に取り入れたいところです。
(1)豆乳を毎日コップ1杯半! 大豆イソフラボンを効率良く補給して男性の薄毛を予防
人の好みによって異なるものの、毎日続けやすいのが豆乳です。
豆乳は大豆を原料に使用しており、効率の良いイソフラボン補給が期待できます。
大豆イソフラボンアグリコンは、1日当たり70~75mgが安全な摂取量です。
大豆イソフラボンの安全摂取量を大幅に超えないように、大豆食品を毎日食べていきます。
納豆1パック(45g)には33mgの大豆イソフラボンが含まれています。
1日に納豆2パック(合計90g)食べても大豆イソフラボン66mgになる計算です。
豆乳ならコップ1杯半(約300g)で大豆イソフラボン74.4mgを体内に補給できます。(豆乳によって大豆イソフラボンの含有量は異なる)
豆乳を朝晩に分けて飲めば、さらに毎日続けやすいです。
(2)豆乳は大豆イソフラボンによる男性の薄毛予防の他、健康増進も期待できる
豆乳にはイソフラボンの他にも様々な成分が含まれています。
【豆乳に含まれる主な成分】
成分 | 期待できる主な作用 |
---|---|
イソフラボン | エストロゲンに似た作用・骨粗しょう症の予防 |
大豆たんぱく質 | 血流改善 |
サポニン | 肥満防止(コレステロールを抑える)・抗酸化作用(活性酸素による細胞の老化を抑える) |
レシチン | 生活習慣の予防(コレステロールや動脈硬化を抑える)・脳の活性化 |
オリゴ糖 | ビフィズス菌や乳酸菌のエサとなり腸内環境を整える作用 |
フィチン酸 | 抗酸化作用 |
ビタミンB群 | イライラの防止 |
ビタミンE | 血行促進や抗酸化作用 |
カリウム | 高血圧の予防 |
マグネシウム | ホルモン分泌器の調整 |
不飽和脂肪酸 | 肥満防止 |
男性の薄毛予防とともに、健康増進も期待できるのが豆乳の魅力の一つです。
参照:日本豆乳協会 豆乳の栄養成分
(3)大豆固形分の多い豆乳でイソフラボンを補給し、男性の薄毛を予防
豆乳の種類によって大豆固形分が異なります。
豆乳で薄毛を予防したい男性は、なるべく大豆固形分の多い豆乳を選んでください。
【豆乳の種類と大豆固形分】
豆乳の種類 | 大豆固形分 |
---|---|
無調整豆乳(味付けなしのもの) | 8%以上 |
調製豆乳(塩や砂糖を入れて飲みやすくしたもの) | 6%以上 |
豆乳飲料(果汁や紅茶などを入れてさらに飲みやすくしたもの) | 2%以上 |
参照:日本豆乳協会 豆乳について
無調整豆乳は大豆固形分(8%以上)が多いです。
大豆固形分が多い分だけ、無調整豆乳には多くの大豆イソフラボンが含まれています。(無調整豆乳200ml入りの大豆イソフラボン含有量は約50mgが目安)
カロリーが気になる方も砂糖の入っていない無調整豆乳を選んでください。無調整豆乳の味が苦手な方は、レモン果汁やハチミツを入れると飲みやすくなります。
豆乳を毎日続けるときに気になるのが価格です。無調整豆乳の場合、200ml入り1パック100円ほどの価格で購入できます。
1日1パック200ml入りの無調整豆乳を飲んだ場合、1か月で3,000円ほどのコストがかかる計算です。
コストを抑えたい方は、1,000ml入り無調整豆乳のまとめ買いを検討してください。
1,000ml入り無調整豆乳の6パックセットは1,500円ほどの価格です。(1日200ml飲む場合、約1か月分)
ただし、豆乳をまとめ買いした後は賞味期限が過ぎないうちに飲んでください。
3.大豆イソフラボンを男性の薄毛予防に使用する際の注意点
大豆イソフラボンを補給するときは、以下の点に注意してください。
【注意点】
腸内環境が悪い方はイソフラボンを吸収しにくいことがある
イソフラボンの過剰摂取で女性化の副作用が出る可能性がある
(1)腸内環境が悪いと大豆イソフラボンが男性の薄毛予防につながらないことがある
大豆や大豆食品に含まれるイソフラボンは、以下の流れで腸から吸収されます。
【大豆イソフラボンの摂取から体内に吸収されるまで】
大豆や大豆食品よりイソフラボンを摂取
腸内細菌により糖がはずれてアグリコン型イソフラボンとなる
アグリコン型イソフラボンが腸内で吸収される
一部を除き、大豆食品の多くで糖が結合しているグリコシド型イソフラボンです。
腸から吸収するには、腸内細菌の働きにより糖がはずれたアグリコン型イソフラボンに変換しないといけません。
腸内環境が良好な方なら、大豆イソフラボンを体内に吸収しやすいです。
しかし、腸内環境の悪い方は大豆イソフラボンの吸収が悪くなる恐れがあります。
腸内環境を良好にしているのが、私たち人の腸に住み着いている腸内細菌です。
豆乳には腸内環境を整える作用があるオリゴ糖が含まれています。
腸内環境の悪化が気になる方も、豆乳を飲み続けると良いです。
参照:腸内細菌が作り出す大豆イソフラボン代謝産物の有用性と安全性
①大豆イソフラボンアグリコン配合のサプリメントで男性の薄毛を予防
腸内環境が悪い方は、サプリメントで大豆イソフラボンを補給すると良いです。
サプリメントによっては、はじめから糖がはずれている大豆イソフラボンアグリコンを配合しています。
腸内環境の悪い方でも吸収しやすいのが、大豆イソフラボンアグリコン配合のサプリメントです。
ただし、大豆イソフラボンアグリコンの含有量がサプリメントによって異なります。
事前に大豆イソフラボンアグリコンの含有量を調べてから、サプリメントを購入してください。
(2)大豆イソフラボンの過剰摂取で女性化? 薄毛が気になる男性は注意
大豆イソフラボンを過剰摂取(1日当たり数100㎎)した男性の乳房が女性化した報告があります。
大豆由来のイソフラボンはもともと安全性の高い成分です。
しかし、エストロゲンの分泌が少ない男性は、イソフラボンの過剰摂取による女性化に注意してください。
過剰摂取による女性化が気になる男性は、1日当たりの安全摂取量70~75mgを守ってください。
もし、身体に異常が出たときは大豆イソフラボンの摂取を中止し、医師に相談すると良いです。
参照:厚生労働省
4.男性の薄毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。