AGAの初期症状とは?治療時の初期脱毛の症状や期間も解説
髪の毛が薄くなっていく症状のAGA(男性型脱毛症)。
日本人男性の3人に1人が発症すると言われているAGAは突発的に発症するものではありません。
遺伝や男性ホルモンの影響を受けており、発症した初期段階で専門的な治療を受けることが非常に重要です。
AGAの発症初期段階できちんとした対策や治療を行うことで、重度の薄毛に悩む前にAGAを克服できることがあります。
そこで、この記事ではAGA(男性型脱毛症)の初期段階に当てはまる方の特徴や、AGA治療初期に起こる脱毛について詳しく解説します。
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目次
1.まずはAGAの初期段階に起こる症状をチェック
いつも通り日常生活を送っていると、髪の毛や頭皮の些細な変化に気づくのはなかなか難しいですよね。
下記で紹介する症状を確認し、自分に該当するものがないかチェックしてみてください。
AGA(男性型脱毛症)の初期段階におこる症状4つ
AGAの初期段階におこる症状にはいくつか特徴があります。
この章ではAGAの初期段階に起こる症状を4つほどご紹介していきます。
①髪の毛のハリやコシがなくなる
AGA初期段階の症状には髪の毛のハリやコシが低下するというものがあります。
徐々に髪の毛のハリやコシがなくなり、細く柔らかい軟毛になることで、髪の毛の間から頭皮が透けやすい状態、いわゆる「薄毛」になりやすくなるのです。
ハリやコシは急激に失われるわけではなく、徐々にゆっくりと失われていきます。
そのため、1ヶ月~3ヶ月に1回は自身の髪のチェックをしてみましょう。
自分ではわからないという方は行きつけの美容室や理容室で自分の髪にハリやコシがあるかを聞いてみると良いでしょう。
②抜け毛の量が増える
個人差はあるものの、私達人間の頭髪は全体で約10万本程度生えていると言われています。
通常ですと、そのうち50〜100本前後の髪の毛が1日で抜け落ちます。
掃除をしても髪の毛が床に落ちていたり、入浴時に髪の毛が抜けるのはこのためです。
しかしAGAの男性は50〜100本の抜け毛では収まらず、通常の2倍、3倍の髪の毛が抜けてしまうことがあります。
このように通常よりも抜け毛のスピードや量が早いと、髪の毛の生える周期を超えてしまい、薄毛や生え際の後退といった、はげの原因に繋がるのです。
③髪がセットしにくくなる
毎朝の髪のセット、髪がまとまりにくくセットしにくいと感じたことはありませんか?
AGAの初期症状として髪の軟毛化が挙げられます。
軟毛化とは前述の通り、髪の毛のハリやコシが無くなり、髪が細く弱々しくなることです。
そのためセットの際、髪が立ちにくかったり、まとめにくくなるのです。
2. AGA(男性型脱毛症)になる原因を知って初期段階で進行を抑えよう
なぜAGAになってしまうのでしょうか。
AGAは緩やかに進行するものなので、きちんと原因を知り初期段階で進行を抑えることが重要です。
この章ではAGAになる原因について詳しく解説いていきます。
(1)AGAの主な原因は遺伝と男性ホルモンの影響
AGAの主な原因は遺伝と男性ホルモンの影響によるものです。
AGA患者の抜け毛の多い部分には、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種が多く発見され、このDHTが髪が生えてから抜け落ちるまでのヘアサイクルを早める原因となっていることが最近の研究で明らかになっています。
ヘアサイクルが早まると、新しく生えてきた髪の毛が十分に育たず、太く長くなる前に抜け落ちてしまうので、細く短い毛ばかりが頭皮に残り、結果として薄毛やM字ハゲ、つむじハゲのような髪型になってしまうのです。
①ホルモンや遺伝の問題なので、発症後に放置しても完治はしない
前述の通り、AGAは男性ホルモンや遺伝の問題なので、発症後に放置していても治ることはありません。
何もせずに放置しておくとAGAは重症化し、抜け毛は酷くなる一方です。
そのため、AGAの可能性を感じた時点で専門医へ受診をするのがおすすめです。
初期段階時に治療を開始することで、抜け毛や薄毛が酷くなる前にケアをすることができます。
②AGAが酷くなる前に初期段階で治療薬を使って治療するのがおすすめ
AGAは他の病気同様、初期段階での早期診察・早期治療が重要です。
AGA初期の段階で正しく治療を行えば薄毛や抜け毛に悩む前にAGAの進行を抑えることができます。
年齢的なものだから仕方のないことだと自分を納得させるのではなく、一度専門医への受診を検討してみてはいかがでしょうか。
(2)AGAの初期段階かも?と思った方におすすめな抜け毛、薄毛対策
AGAを治療するとなると、それなりのお金や時間がかかります。
忙しくて通院などの時間が取れない方や金銭的に投薬治療が難しい方も中にはいることでしょう。
そこでこの章ではAGAの初期段階かも?と感じた方におすすめな抜け毛、薄毛対策をご紹介します。
なお、この章でご紹介する方法はあくまでも抜け毛や薄毛の進行を遅らせたり、少なくするための方法であり、根本的な解決には専門医の治療が必要なことをあらかじめご承知おきください。
ー生活習慣を見直すー
髪の毛のケアには生活習慣を見直し、整えることが大切です。
偏った食事や栄養不足、短い睡眠時間、過度なストレスなど抜け毛や薄毛には様々な要因があります。
生活習慣を見直し、健康的な生活を送ることで抜け毛や薄毛対策を行うことができます。
少しでも抜け毛や薄毛の進行を遅らせるためにも、栄養素を重視して食事したり、夜更かしをしないなどの細かい生活習慣を見直しましょう。
③AGAに知見のある専門医を受診する
対策を行ってもやはり限界はあります。前述の通りAGAは遺伝や男性ホルモンの影響によるものなので、生活習慣や洗髪方法などに気を使っても完治することはありません。
そのため、AGAをしっかりと完治させたいのであれば、専門医に相談してみるのが最もおすすめです。
AGAは初期段階で対策できれば、治療による改善は見込めます。AGAのサインを感じたら、1人で悩まず気軽に相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
3.AGA治療時におこる初期脱毛の症状や期間
AGA治療を行うと人によっては抜け毛が促進してしまうことがあります。
しかしこれは初期脱毛といって、投薬治療をした際におきるミノキシジルの作用です。
抜け毛が促進したからといって治療を中断するのではなく、初期脱毛の症状や期間を知って正しく治療を続けましょう。
そもそも初期脱毛とはどんな症状なの?
前述の通り、初期脱毛とは投薬治療を開始した初期段階でおきる一時的な脱毛期間のことをさします。
私達人間の髪の毛は、髪が太く長く成長するための『成長期』、成長した髪が退化していく『退行期』、新しい毛が生えてきて古い毛が抜け落ちる『休止期』の3つの過程を踏んで新しい毛へと生まれ変わります。
私達人間の髪の毛はこの一連のヘアサイクルを繰り返しているのですが、AGAを発症すると『成長期』が短くなり、毛が成長しなくなるため薄毛になってしまうのです。
このヘアサイクルを正常に戻すために処方されるのが『ミノキシジル』という薬です。
ミノキシジルは休止期の髪の毛を成長期へと移行させたり、成長期の髪の毛の成長をさらに促進する効果があります。
ミノキシジルの効果により、現在生えている柔らかく短い毛が新しく生えてきた太く長い毛に押し出され抜け落ちます。
これがミノキシジルを服用した際に現れる初期脱毛です。
ミノキシジルの効果が発揮され、AGAにより乱れたヘアサイクルが整っている証拠なので安心して薬の服用を継続してください。
初期脱毛の期間はどれくらい?
初期脱毛はミノキシジル服用開始から3週間〜1ヶ月程度で始まり、約1ヶ月前後で収まると言われています。
これには先ほど前述したヘアサイクルが深く関係しています。
初期脱毛は正常なヘアサイクルを取り戻すための薬のため、乱れたヘアサイクルの髪の毛から、正常なヘアサイクルの髪の毛へと生え変わるための期間が必要です。
その期間が初期脱毛期間と考えていただけるとわかりやすいでしょう。
初期脱毛期間は一時的に見た目が気になるかもしれませんが、3ヶ月後には新しい柔らかい髪が生えてきます。
やがて通常の太く長い髪に成長していきますので、あまり気にしすぎないように3ヶ月後を待ちましょう。
4.AGAの初期症状や初期脱毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。