【薄毛対策】間違った「育毛」をしていませんか?
育毛が重要であるとの理解はだいぶ浸透してきましたが、間違った方法で育毛に取り組むことによる弊害も多くあります。
この記事では、間違った育毛法と正しい育毛法、そして育毛から発毛に移行するタイミングなどについて解説します。
【Youtubeでも解説中!】
Dr.シュンの発毛チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=WM3-m8R2MYc
目次
1.「頭髪を洗う」は正しい、「洗いすぎ」は間違い
洗髪は、育毛のベースになります。不潔な頭髪や不潔な頭皮は薄毛の元になりかねません。
したがって育毛の取り組みとして「頭髪を洗うこと」は正しいのですが、「洗いすぎ」は間違いになります。その理由を解説します。
(1)過剰な皮脂を洗い流す洗髪
洗髪が育毛のベースになるのは、頭皮に付着した過剰な皮脂を洗い流すことができるからです。皮脂は、体内から皮膚の表面ににじみ出てくる脂(あぶら)で、適量であれば皮膚の保湿や外敵から体を守るバリアになります。しかし、皮脂が過剰に分泌されたり、古い皮脂がいつまでも皮膚上に付着していると、皮膚に炎症を起します。
頭皮は髪の毛の「土壌」のようなものなので、頭皮に過剰な皮脂が付着していると、薄毛を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
そこで小まめなシャンプーが必要になります。
(2)なぜ洗いすぎは駄目なのか
ではなぜ、過剰な洗髪は間違いなのでしょうか。それは、頭皮を洗い過ぎると、バリアに使う必要な皮脂まで消えてしまうからです。
また、シャンプーのなかには刺激が強いものがあります。刺激が強いシャンプーは爽快感があるので、人気商品になることがありますが、頭皮がシャンプーの刺激に負けてしまうと、やはり皮膚が炎症を起こします。
このように、洗髪のしすぎは、必要な皮脂を消し去り、頭皮の乾燥や炎症リスクを高めることから、避けなければなりません。
(3)定期的な洗髪と、自分に合ったヘアケア商品が必要
ではどうすればよいのかというと、定期的に洗髪をしながら、自分の頭皮に合ったシャンプーなどのヘアケア商品を使うようにしてください。
シャンプーについては後段でも詳しく解説します。
洗髪では、指の腹で頭皮をマッサージをするように洗ってください。爪を立ててゴシゴシ洗うのは避けてください。
2.頭皮の状態は「色」で判断
薄毛というと髪の毛の問題と考える人が多いのですが、頭皮にも着目してください。
健康な頭皮は、柔らかく、明るい肌色をしています。
いっぽうで、不健康な頭皮は、突っ張っており、赤みを帯びているのが特徴です。
3.「硫酸〇〇」入りのシャンプーの使用はNG
先ほど、自分に合ったヘアケア商品を探しましょうとアドバイスしましたが、シャンプー選びでは、含有成分を確認する癖をつけてください。
「硫酸」入りのシャンプーは回避したほうがよいでしょう。「硫酸なんて劇薬がシャンプーに入っているのか」と思われるかもしれませんが、硫酸そのものが入っているわけではありません。シャンプーに入っているのは、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなどの「硫酸という文字が入っている成分」です。
これらの硫酸関連成分は、水と油を混じりあわせて汚れをしっかり落とすことができる特徴があるので、シャンプーだけでなく、歯磨き粉や石鹸や台所洗剤などに含まれていることがあります。
ほとんどの人はラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムが入っているシャンプーでも問題ないのですが、人によっては、これらの成分に敏感に反応してしまいます。
シャンプーが合わないと感じたときだけでなく、違和感を持っていなくても、薄毛が気になり始めたら、シャンプーを変えてみるとよいでしょう。
・シャンプーの「育毛成分」について
シャンプーなどのヘアケア製品に含まれている成分のうち、「育毛効果がある」と断言できるものはそれほど多くありません。しかし、髪の毛や頭皮によさそうだといわれている成分や、育毛剤に多く含まれている成分は存在します。そのうちのいくつかを紹介します。
センブリは、血流を促進すると考えられています。育毛には、髪の毛に栄養と酸素を運ぶ血行の改善が欠かせないので、センブリは多くの育毛剤メーカーが採用しています。
トコフェロール酢酸エステルも、血行促進効果が期待できるといわれています。
その他、大豆エキスや桑エキス、冬虫夏草エキスなども、髪の毛によい効果がもたらされるのではないかと考えられていて、育毛商品では人気の成分になっています。
(2)育毛製品では副作用はあまり気にしなくてよい
育毛製品は、発毛剤に比べて副作用がそれほどないと考えられています。そのため、成分をチェックして「使ってみたい」と思えた育毛シャンプーがあれば、試してみてもよいでしょう。それで違和感を持ったら別の製品に変えてみましょう。
もちろん、育毛製品も人工物なので副作用がまったくないわけではありません。異常を感じたら皮膚科にかかってください。
4.育毛は「発毛」ではない、育毛の限界を知っておいて
育毛で最も大きな誤解は、発毛と混同していることかもしれません。
もし、薄毛が進行していたら、育毛ではなく、一段階レベルを上げて、発毛の検討に入ったほうがよいかもしれません。
(1)発毛は医療を使う
育毛剤は医薬部外品で、発毛剤は医薬品です。育毛剤も医療技術で開発されることがありますが、発毛剤開発のほうがより高度でより多くの医療技術が投入されています。
それで発毛は、育毛の一段階レベルが上の薄毛対策とみなされています。
(2)育毛で効果が実感できなかったらクリニックへ
発毛は医療技術を使うので、発毛治療は医療機関であるクリニックで実施することになります。
育毛で効果が実感できなくなったら、薄毛治療を専門に行っているクリニックに相談してみてはいかがでしょうか。
5.薄毛対策や育毛や発毛に関するご相談はWill AGA クリニックへ
Will AGA クリニックでは、育毛や発毛に関する相談を受け付けています。
来院時に、他の来院者と顔を合わせない形とするなど、プライバシーにも留意しており、安心して話をしていただけます。
お悩みの際はぜひ、お気軽に問合せください。