ミノキシジルによる薄毛治療は体毛の増加に影響を与えるのか

公開日 / 2020.09.28 更新日 / 2023.12.01
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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ミノキシジル体毛の増加

皆さんは薄毛治療の際、毛髪と一緒に全身の体毛が増加した、という話を聞いたことはないでしょうか?実際にAGAやFAGA等の治療を行うことで、体毛が濃くなるというケースが見られます。このことが原因で薄毛の治療を避けたり、途中でやめる方もしばしばいます。
今回は頭髪を増やす治療を行うことで、全身の体毛にまで影響がある理由や、男性でも女性でも起こりえる合併症なのか、このような多毛症は本当にミノキシジルの副作用によって起こるものなのかを解説していきます。

ミノキシジルの発毛メカニズム

ミノキシジルの発毛メカニズムは、「血行促進」と「毛母細胞の活性化」という2つの効果が組み合わせによってヘアサイクルを正常へ改善していきます。

( 1 ):血行促進 効果
もともとミノキシジルが高血圧の薬として使用されていたのは、ミノキシジルに血管を拡張させる作用があるからです。
つまり、ミノキシジルを用いることで血管が拡張されるため、血流が促進されて栄養が髪の細胞に届きやすくなります。
そうすれば、髪が健康に育ちやすくなることから発毛に繋がるのです。

( 2 ):毛母細胞の活性化 効果
ミノキシジルには新しい髪を生成するために重要な役割を果たす毛母細胞を活性化させる働きがあります。
AGAの場合、ヘアサイクルの「休止期」と呼ばれる髪の生えない期間が長くなっています。
しかし、新しい髪を作るために毛母細胞が活性化されれば休止期は短くなり、髪が新しく生えてくる「成長期」が長くなることから正常なヘアサイクルへと導くことができるのです。

●他の記事にて、ミノキシジルについて詳しく解説しています。
ミノキシジルの効果・副作用を解説

ミノキシジルが頭部以外の全身の体毛に及ぼす影響について

続いて、ミノキシジルを摂取すると体毛が濃くなるか?という点について解説します。結論から言うとミノキシジルを摂取するとことで体毛が濃くなるケースはあります。ミノキシジルの効果により、毛髪だけでなく体全体の体毛まで、増毛の影響が生じます。
しかし、体毛だけ濃くなり、毛髪は薄くなる、そのようなケースはないと考えられています。また、体毛に作用するということで髭が濃くなる可能性もあります。元来、髭が濃い方で今以上に濃くしたくないという方にはこの副作用はデメリットと感じるでしょう。ミノキシジルを摂取することによって体毛が濃くなることは科学的に証明されています。

ミノキシジルの内服薬と外用薬の相違点。メリットとデメリット

ミノキシジル / 内服薬

まずは内服薬のミノキシジルについて説明します。内服薬のミノキシジルは服用有効成分というものが、体内から毛乳頭へと作用していきます。ミノキシジルの内服薬は薄毛治療薬としては認可されていないという現状があり、海外では高血圧患者に対する降圧剤としても知られている薬剤ですが、副作用として増毛の効果があるということで、薄毛治療に多く用いられてます。

内服薬のミノキシジルは、発毛のメカニズムは外用薬と基本的に同様です。しかし、内服薬の方が発毛効果、成分の吸収率が高いと言われています。

ただし、内服と外用薬の効果を比較する臨床研究は行われていないことから、確実だとは言えません。効果がある分、内服薬は外用薬と比較して副作用が現れる可能性が高いと推察され、内服薬は市販はされていません。

専門の医師による処方が必要となります。海外での内服薬のミノキシジルの含有濃度は、今現在、2.5mg、5mg、10mgがあります。

ミノキシジル / 外用薬

次に外用薬のミノキシジルについて説明します。

内服薬のミノキシジルとの相違点として、外用薬は頭皮に直接、塗布して使用する薬です。そして、内服薬と比較しても重篤な副作用が出る可能性が非常に低いと考えられています。またミノキシジルの外用薬は、評価基準が厳しい、世界的に信頼度の高いとされている「アメリカ食品医薬品局(FDA)」でもAGAの治療薬として認可されている薬剤ということで、安全性は確かなものと言えるでしょう。

市販薬として販売されているものには「大正製薬」の「リアップ」などが含まれます。しかし、現在、日本では2018年に特許が切れたことから、様々な製薬会社がミノキシジルを含有した発毛剤を発売しているため、製品を購入する際には精選が必要となるでしょう。

ミノキシジルが体毛に与える影響は「内服薬」「外用薬」で違うのか

ミノキシジルの内服薬、外用薬共に全身の体毛が増える可能性はあります。
しかし、増毛の効果が大きいと言われる内服薬の方が体毛増加の影響が大きいと言われています。

これは、内服薬が外用薬と異なり、全身に発毛成分が巡るので、その結果として体毛が濃くなることがあるということです。

症例でみると女性の場合は額の産毛が濃くなること多いです。外用薬、注射でも額の産毛などは増えることがあります。

ミノキシジルの内服薬が全身の発毛を促すのに対し、外用薬では、薄毛の気になる一部の部分に塗り、発毛を促します。その違いからも、体毛が濃くなる可能性が高く発毛の効果も高いのが、内服薬。体毛が濃くなる可能性が低く。発毛の効果が内服より劣るのが外用薬だと言えるでしょう。

ミノキシジルによって増えた体毛は元に戻るのか?

この章では、ミノキシジルの副作用により、濃くなった体毛を元に戻す方法があるのか?という点について解説していきます。元に戻す方法は一つだと言われています。それは、ミノキシジルの服用を中断することです。中断することで、薬の成分が体内から失われ、濃くなった体毛が薄くなると考えられています。

しかし、ここで注意点があります。まず一つは毛が作られる過程で「育毛サイクル」というものが存在し、服用を中断した後、すぐに体毛が薄くなる訳ではないということ。もう一つの注意点として、薄毛進行の可能性があることです。
今、述べたように服用を中断する、という方法以外には体毛を元に戻す方法はありません。では、薄毛治療と体毛を薄くすることは両立できないのか?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。一つの手段として、ミノキシジルを服用しながら、脱毛エステに通うなどで両立することも可能だと考えられます。

薄毛改善の高い効果があるミノキシジル。デメリットとして全身の増毛が見られる

薄毛治療に高い効果があると言われているミノキシジルですが、その反面、副作用として体毛が増えるというデメリットもあります。男性は気にしない方も多いと考えられますが、女性にとっては懸念すべき問題になるでしょう。服用前にメリット、デメリットを踏まえて十分に検討し、悩むことがあれば、まずはお近くの専門のクリニックに相談してみて下さい。

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