抜け毛治療の種類を解説!「異常な抜け毛」と「正常な抜け毛」の違いも紹介

公開日 / 2020.11.05 更新日 / 2024.04.18
この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック 総括院長

AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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AGA患者70,000件以上※の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国14院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。千葉大学医学部卒。

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抜け毛の本数が気になり始めたら、抜け毛治療に取り組むことになります。

その際に重要となるのが「正常な抜け毛か異常な抜け毛か」の見極めです。

適切な治療を適切なタイミングで受けるために、異常な抜け毛が発生するメカニズムを知っておきましょう。

1.抜け毛のメカニズム「なぜ異常が起きるのか」

 

まず、抜け毛のメカニズムを解説します。

髪の毛が抜けることは正常です。すべての髪の毛は、必ずいつか抜け落ちます。

しかし、通常をはるかに上回る抜け毛がある場合は、何かしらの異常が起きていると考える必要があります。

目安として、1日の抜け毛本数が100本以下なら正常、200本以上になると異常

抜け毛のほとんどが細く短い場合も、異常を疑ったほうがよいでしょう。

(1)ヘアサイクルを理解しよう。「正常な抜け毛」とは?

異常を知るには、正常な状態を知っておかなければなりません。そこで、髪の毛の正常な抜け方を確認しておきます。

髪の毛は頭皮の下、毛穴の奥で誕生します。誕生した髪の毛は長く太く成長します。この期間を成長期といい、髪の毛は2~6年間成長し続けます。

成長期が終わると、髪の毛はもう成長しません。太くも長くもなりません。この期間を退行期といい、2、3週間かかります。

退行期が終わると休止期に入り、抜ける準備に入ります。休止期は3、4カ月で、抜けたとき退行期が終わります。

そして毛穴の奥ではまた新しい髪の毛の成長期が始まります。

 

  • 成長期(髪の毛が誕生し長く太くなる、2~6年)

  • 退行期(成長が止まる、2、3週間)

  • 休止期(抜ける準備に入り最終的に抜け落ちる、3、4カ月)

  • 成長期(同じ毛穴で新しい毛が誕生し、長く太くなる、2~6年)

 

このように成長期、退行期、休止期、成長期と繰り返すことから、この一連の流れを「ヘアサイクル」と呼びます。

上記のスケジュールで進んでいるうちは正常な抜け毛であり、抜け毛の治療をする必要はありません。

(2)「異常な抜け毛」とはどんな状態?

頭皮や髪の毛自体に異常が起きると、髪の毛の成長期が極端に短縮されます。

先ほど、成長期の期間は2~6年と説明しましたが、この期間が短くなります。

成長期が十分に確保できないので、長く太くなる前に退行期に入ってしまいます。

退行期に入ったら、あとは休止期に移行して抜けるのを待つだけです。

ヘアサイクルが乱れると長く太くなる前に抜けてしまうので、抜けた髪の毛の多くが短く細い場合、ヘアサイクルの乱れが疑われます。

2.抜け毛治療の種類

抜け毛に異常を感じたら、治療を検討しましょう。抜け毛治療にはいくつか種類があります。

ここではAGA・FAGA治療を専門にしているクリニックで一般的に行われている、医師による治療法を紹介します。

AGAは男性型脱毛症のことで、男性の薄毛の病気の名称です。

FAGAは女性男性型脱毛症のことで、女性の薄毛の病気の名称です。

(1)内服薬

抜け毛治療で一般的で、簡単で、効果が期待できるのが、内服薬を使った治療です。内服薬とは飲み薬のことです。クリニックで医師が処方する薬は、飲むだけで効果が期待できます。

抜け毛治療で使われる主な内服薬はフィナステリドとデュタステリドです。

ヘアサイクルの乱れは、男性ホルモンの1種であるジヒドロテストステロンが関与しています。フィナステリドとデュタステリドは、いずれもこのジヒドロテストステロンの産生を抑制するものです。

この2つの内服薬は、どのAGA・FAGA治療専門クリニックでも扱っています。

一方、男性ホルモンが主因ではないFAGAに関しては使用しません。

(2)発毛薬

発毛薬は、扱っているクリニックとそうでないクリニックがあります。

発毛薬は、医学的に「抜け毛治療に効果がある」とされる成分や、髪の毛に栄養を与える成分を混ぜたものです。

毛根の血管を拡張させたり、毛根の細胞を増やしたりする効果が期待できます。

(3)発毛サプリメント

発毛サプリメントも、扱っているクリニックとそうでないクリニックがあります。

発毛サプリメントには、髪の毛を育成する成分が高濃度で配合されています。頭皮の健康の維持や髪の毛を健康に保つことで、乱れたヘアサイクルをよい方向に戻していきます。

(4)毛髪再生メソセラピー

毛髪再生メソセラピーは、行っているクリニックがさらに限られています。毛髪再生メソセラピーは、LHDV頭皮注入治療、HARG療法、PFC療法の総称です。

LHDV頭皮注入治療では、乳歯幹細胞由来の高濃度成長因子やエクソソームといった特殊な成分を頭皮に直接投与します。毛包幹細胞を活性化させて、毛包の修復、毛幹の成長、毛乳頭の活性などが期待できます。

HARG療法では、脂肪幹細胞由来の成長因子を毛根に注入します。

PFC療法は、患者さんの血液を採取して、そこから血小板由来の成長因子を抽出して頭皮に投与します。

毛髪再生メソセラピーは高度な医療技術を使った治療なので、医師とよく相談したうえで、納得してから受けるようにしてください。

3.抜け毛治療は医療機関へ

抜け毛治療は医療技術を使って行うので、医療機関であるAGA・FAGA治療専門のクリニックで受けることになります。

クリニックで治療する点が「抜け毛治療」の最大の特徴であり、「単なるヘアケア」と決定的に異なるところです。

もちろん、抜け毛が軽症なうちはヘアケアでも一定の効果を示すでしょう。

しかし異常と判断できるまで抜け毛が進行してしまった場合、医師による抜け毛治療に移行したほうがよいでしょう。

 

もし、頭髪についてお悩みの際は、ウィル AGAクリニックまでお気軽にご相談ください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、

全力でサポートしていくことをお約束します。

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