頭皮ケアのすすめ~頭皮のトラブルの原因を知って頭皮環境を改善しよう~

公開日 / 2020.12.29 更新日 / 2024.08.14


多くの人が頭皮や頭髪に悩みを抱えている中、頭皮は自分では確認しにくいためどのようなトラブルが起こってるか確認するのは困難です。
今回は頭皮のトラブルの具体例を挙げた上で、原因に合わせた頭皮ケアについて解説します。

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1.頭皮ケアをする前に 頭皮のトラブルを知ろう


自分の頭皮に合った頭皮ケアをするためには、頭皮でどのようなトラブルが起こっているかを知ることが大切です。
よくある頭皮のトラブルについてご紹介します。

(1)頭皮の乾燥

頭皮の乾燥は1年を通して続くこともありますが、特に湿度が低くなる冬場に多いです。
頭皮の乾燥であらわれる具体的な症状を挙げます。

・頭皮が硬い:頭皮は他の皮膚と同様、乾燥すると含水率が減り弾力性がなくなり硬くなることがあります。
・フケが出る:乾燥によりフケが出るようになります。(ちりのようなフケがでます)
・冬季に症状が強い:気候が乾燥する時期に症状が強く出ることが多いです。

(2)頭皮が脂っぽい

頭皮には皮脂腺が多くあるため、皮脂が分泌しやすい部位です。
頭皮にはわきの下やTゾーン以上に皮脂が多く分泌しています。

そのために頭皮は脂っぽくなることがあります。
その場合にみられる症状を挙げます。

・頭皮を触ると脂っぽい:頭皮を手で触ると皮脂が多くつきます。
・頭皮が臭う:皮脂の影響で臭いが出ることがあります。

(3)頭皮の炎症

頭皮の痒みが強い場合は頭皮に炎症がある可能性があります。
以下のような症状が出ます。

・頭皮が痒い:頭皮の炎症により、頭皮に痒みが出ることがあります。
・頭皮が赤い:頭皮の痒い部分に赤みが出ることがあります。
・頭皮のフケが多い:炎症が強い場合はフケを伴うことがあります。

(4)頭皮のニキビ

ニキビは毛穴に起こる炎症です。
頭は毛穴がたくさんあるため、ニキビもできやすくなります。

ニキビには感染が伴っているため、皮膚の抵抗力が低下する時(疲れた時、女性の場合は生理前など)に合わせて増えることがあります。
ニキビの場合は痒みはないことが多く、触ると痛みがある場合があります。

2.頭皮の環境悪化の原因


頭皮のトラブルは様々ですが、いずれの場合も頭皮の環境の悪化が関わっています。
頭皮の環境の悪化の原因としてはどのようなものが考えられるでしょうか。

(1)間違った頭皮ケア

①頭皮を強く洗う、洗いすぎ:ごしごし強く洗うと頭皮に傷ができてしまい、皮膚のバリアも弱くなります。また、洗いすぎは乾燥の原因にもなります。
②洗わなすぎ、洗い残し:長期間洗わない状態を続けると、皮脂が溜まって常在菌などが繁殖しやすくなります。また、シャンプーリンス、スタイリング剤が頭皮に残っていると頭皮に刺激を与える原因になることがあります。
③洗髪後の手入れ:洗髪後に髪の毛を乾かさずに濡れた状態のままにしておくと頭皮の環境が悪化しやすくなります。
④パーマ、カラーリング:パーマやカラーリングをする回数が多すぎると、頭皮に負担がかかり頭皮がかぶれたり荒れたりすることがあります。

(2)生活習慣

①食生活:何を食べるかは、頭皮を含めた皮膚全体の環境に関わります。また、動物性脂肪やカフェイン、お酒などは皮脂の分泌を増やし、頭皮の臭いの原因になることがあります。
②ストレス:ストレスによりホルモンバランスが乱れることで皮脂の分泌が増えて頭皮の環境を悪化させることにつながります。
③睡眠、運動:睡眠不足、運動不足もホルモンバランスの乱れにつながります。また、頭皮の発汗は頭皮の乾燥防止にも関わっているため、運動不足により汗をかくことが少なくなることで頭皮の乾燥が進むこともあります。

(3)帽子、寝具など

①帽子、ヘルメットによるむれ:常に帽子やヘルメットをかぶっている環境の場合、頭皮がむれることで頭皮の荒れや常在菌の増加が起こることがあります。
②枕などの寝具の影響:枕など頭皮に付着する寝具をずっと洗わなかったり干さなかったりすることも頭皮環境の悪化につながります。

3.頭皮ケアの対策


頭皮ケアの対策について、日常生活の中でできるものをご紹介します。

(1)頭皮ケアの見直し

毎日行っている頭皮ケアについて、見直してみましょう。

・洗髪は1日1回を目安に、手指の腹でやさしく洗うことをお勧めします。洗い残しのないように、髪の毛の生え際、耳の裏なども丁寧に洗いましょう。
・洗髪後はドライヤーで乾かすことを忘れずに。その際、頭皮に直接ドライヤーの熱風を当てることは、頭皮の刺激になり乾燥の悪化にもつながりますので避けてください。
・パーマやカラーリングの回数を減らすことも1つの対策です。また、パーマ、カラーリングのたびに頭皮が荒れる場合、かぶれている可能性もあります。パーマ、カラーリングの薬剤を変えるなど、美容院で相談することをお勧めします。

(2)生活習慣の見直し

・食生活を整えましょう。バランスの良い食事、1日3食の定時の食事が理想的です。特に動物性脂肪、カフェイン、お酒の摂りすぎには注意しましょう。
・ストレスを溜めないようにしましょう。リフレッシュの方法の1つとして、頭皮のマッサージもお勧めです。
・適度な睡眠、運動を心がけましょう。適度な睡眠、運動はホルモンバランスを整え、ストレス解消、疲労回復にも効果的です。

(3)帽子、寝具などの見直し

・帽子、ヘルメットなどを長時間かぶる場合は、通気性の良いものを選ぶことをお勧めします。また、こまめに洗濯をしたり干したりして、清潔を保ちましょう。
・寝具は定期的に洗濯して清潔にしましょう。

(4)症状が続く場合は医療機関で相談しましょう

頭皮の赤み、フケなどが続く場合は、以下のような場合もあります。その場合は治療が必要ですので、医療機関で相談するようにしましょう。

・脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん):頭皮の皮脂の増加と常在菌(主にマラセチア菌)の影響による頭皮の炎症が続く疾患です。
・頭部乾癬(とうぶかんせん):乾癬という慢性皮膚疾患が頭皮に起こることがあります。
・接触皮膚炎(せっしょくひふえん):いわゆるかぶれの症状です。シャンプーリンス、パーマやカラーリングの薬剤によるかぶれの場合もあります。

4.頭皮ケアに関するご相談はウィル AGA クリニックへ

もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。

薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。

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この記事の監修者
宮内 俊
ウィルAGAクリニック

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

ドクター紹介 +

多数のAGA患者の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。 2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国に展開。千葉大学医学部卒。

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