女性の前髪はげは脱毛症が原因?20代も発症する「FAGA」やはげを治す方法とは
女性の前髪がはげてしまう原因として考えられるさまざまな脱毛症や生活習慣の乱れなどにスポットを当てて、対策や治療法を詳しく解説。脱毛症は男性だけではなく、女性にも起こりうる症状なので注意が必要です。
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年齢を問わず、前髪のはげに悩む女性は少なくありません。とくに、20代や30代といった若い年代の女性にとって、原因の分からない前髪はげは悩ましい問題です。女性の前髪はげにはどのような原因が考えられるのか紹介し、それぞれの対策や治療方法を詳しく解説します。
1.女性の前髪がはげる原因とは?
まずは女性の前髪がはげる、薄くなる原因についてみていきましょう。
(1)牽引性やびまん性などの脱毛症
女性の前髪が薄くなる原因としては、牽引性脱毛症やびまん性脱毛症といった脱毛症がよく見られます。
牽引性脱毛症とは、髪の毛を結んだり同じヘアスタイルを続けたりすることで頭皮にダメージが与えられ、脱毛症に発展してしまう症状です。牽引性脱毛症は男性よりも女性のほうが発症しやすく、前髪が薄くなってきた女性にとくに注意していただきたい脱毛症と言えます。
いっぽうのびまん性脱毛症は女性に見られる脱毛症で、ホルモンバランスの乱れによって全体的に毛髪が薄くなっていく脱毛症です。びまん性脱毛症のなかにはFAGA(女性男性型脱毛症)も含まれるため、前髪だけでなく頭髪の全体に薄毛の兆候が見られる場合はびまん性脱毛症も疑っておきましょう。
いずれの脱毛症も正しい対策や治療をおこなえば改善できますが、放置しておくと悪化したり治療の効果が出にくくなったりするので、早めにAGAクリニックへ相談することをおすすめします。
(2)ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンは髪が生えるサイクルを整え、健康的な髪を保つ作用があります。
日々のストレスや食生活の乱れ、生活習慣の乱れなどから女性ホルモンが減少し、髪が細くなったり抜けやすくなります。
(3)ヘアサイクルの乱れ
ヘアサイクルは別名「毛周期」ともいい「髪が生える→成長する→抜ける→再び生える」といった髪の毛が辿る周期を指します。一般的な女性の毛周期は、2〜6年と言われています。
ヘアサイクルが乱れると髪が成長する期間が短くなるため、髪の毛が成長できず、細く短い髪の毛が増えてしまいます。その結果、全体的に毛量が減ったように見えてしまいます。
(4)ファンデーション残りによる抜け毛の増加
ファンデーションを額ギリギリまで塗っている人は、ファンデーションによって毛穴詰まりを起こしている可能性があります。毛穴の詰まりが原因となって、次第に髪が細くなり、抜け毛の増加につながっているかもしれません。
(5)女性男性型脱毛症(FAGA)
先述したように、女性の髪が薄くなる原因として女性男性型脱毛症(FAGA)にも注意が必要です。FAGAは進行性の脱毛症なので、放置すると改善が見られないどころか悪化の一途を辿る可能性が高くなります。
AGAと同様に、AGAクリニックで治療できるので、症状が進行する前に専門医へ相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
2.女性の前髪はげを改善する方法
ここまで、女性の前髪がはげる原因を紹介してきました。ここからは、前髪のはげを防ぐための対策を見ていきましょう。
(1)髪型の工夫で目立たなくする
いつも同じ髪型にしていると、頭皮に負担がかかり、分け目が目立ってしまいます。ダメージが深刻化すると牽引性脱毛症へ発展してしまう可能性もあるので、定期的に分け目を変えてみたり、前髪を大目にカットしてもらったりといった工夫をして、頭皮に負担をかけないことが大切です。
(2)シャンプーやリンスをよく流す
頭皮にシャンプーやリンスが残っていると、毛穴詰まりを起こしてしまいます。シャンプーやリンスが残らないようにしっかりとすすいで、頭皮を健康な状態に保ちましょう。
また、先にも記述したとおり、ファンデーションを洗い流せていないことも薄毛の原因になります。思い当たる方は、正しいシャンプーの方法を学んで実践することをおすすめします。
(3)原因に合わせて適切な対策をとる
前髪が薄くなってしまうのには様々な原因があります。
「シャンプーやリンスはしっかり洗い流している」「ファンデーションもしっかり落としているのになぜ?」と思う方は、他に原因があるかもしれません。
以下の記事で紹介しているように、栄養不足や過度なストレスも薄毛の原因になりやすいです。
関連記事:はげて見える?前頭部の薄毛の原因は?今すぐ始めたい薄毛対策
3.治療するまで進行する女性男性型脱毛症とは?
ここからは、女性の薄毛でとくに注意していただきたい女性男性型脱毛症(FAGA)について、特徴や治療方法などを踏まえて詳しく解説します。
(1)女性男性型脱毛症の特徴
男性のAGAは前頭部や頭頂部の髪を中心に薄毛が進行していきますが、女性男性型脱毛症の場合は、極所的に髪が抜けてしまうのではなく、全体的に薄毛が進行していきます。40〜50代の女性に多く見られる症状ですが、20代の若い女性にも見られる症状なので、FAGAの兆候を感じたらすぐにAGAクリニックへ相談することが大切です。
(2)女性男性型脱毛症は治せる?
女性男性型脱毛症の多くはホルモンバランスが原因で起こるとされていますが、詳しい原因は特定されていません。
そのため、発症した原因を正しく理解し、適切な対策や治療をおこなわなければ、改善するのは難しいと言えます。FAGAを治すためには、AGAクリニックのような「薄毛の専門医」に相談するのが望ましいです。
(3)女性男性型脱毛症の治療薬や治療方法
女性男性型脱毛症の治療には、スピロノラクトン(内服薬)やミノキシジル(内服薬・外用薬)などの薬を使用します。
また、女性男性型脱毛症のように、全体的に髪が薄くなってしまう女性の脱毛症を「びまん性脱毛」と呼びますが、このびまん性脱毛は鉄が不足していたり、過度のダイエットやストレスにさらされたりすることも原因と見られています。
そのため、治療にあたっては、脱毛症の原因を取り除いて、髪の毛や頭皮にとって望ましい生活習慣を手に入れることも大切です。薬はあくまで症状の進行を留めたり、治療効果を実感したりするためのものなので、根本的な原因を取り除くことを忘れてはいけません。
①治療薬「スピロノラクトン」とは?
スピロノラクトンは利尿剤で、高血圧や浮腫みのある人などに処方され、尿量を増やし体内から余分な水分を排出させる作用があります。
また、「抗男性ホルモン」と呼ばれる副作用があり、この副作用を期待して処方します。男性ホルモンが多いと抜け毛や薄毛に繋がると考えられており、男性ホルモンを減らすためにスピロノラクトンが効果的なのです。
②治療薬「ミノキシジル」とは?
ミノキシジルはAGA治療薬として有名ですが、女性男性型脱毛症でも使用できる発毛・育毛促進効果が期待できる薬です。
もともとは血管拡張薬として開発された薬ですが、発毛効果があるとわかり発毛剤へ転用されています。ミノキシジルは毛包に直接作用して細胞の増殖やタンパク質の合成を促し、新しい髪が生え、太くて抜けにくい髪を育てます。
どちらの薬も、用法容量や副作用についてしっかりと理解してから服用・使用する必要があります。女性男性型脱毛症の治療は、かならず専門医と相談しながらすすめるようにしましょう。
参考:男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
4.女性の薄毛や抜け毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。