ハゲの前兆?今すぐ診断できるAGAチェックリスト
「最近、抜け毛が増えた気がする」「つむじのあたりが薄くなってきたような……」など、髪の状態が気になる方は、早めに対策するのがおすすめです。
代表的な薄毛の原因であるAGAは時間が経過すればするほど、進行してしまい、治療しても回復までに時間がかかるようになってしまいます。また、AGAは男性がかかるものというイメージがありますが、女性の薄毛にも関係しています。
この記事では、AGAの原因を詳しくご紹介。さらに、AGAの危険度を確認できる薄毛チェックリストを載せていますので、薄毛が気になる方は、ぜひ活用して、髪の現状を確認しましょう。
目次
1.男性の薄毛の代表・AGAの原因は?
男性の薄毛でもっともメジャーなのがAGAです。進行性の脱毛症で、20代後半から40代後半にかけて多く発症します。
発症すると髪のコシやハリが失われ、産毛のようになり、少しずつ抜け毛が増加。髪の生え際がM字型に、頭頂部がO型に薄くなるのが特徴です。症状が進むにつれ、薄毛の範囲が広がっていきます。
AGAの主な原因は、男性ホルモンの影響です。男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、頭皮に存在する酵素「5αリダクターゼ」と結合。「ジヒドロテストステロン(DHT)」へと変化します。
DHTが毛乳頭の近くにある「アンドロゲンレセプター」と結びつくと、毛乳頭や毛母組織に抜け毛の司令が出てしまいます。司令によりヘアサイクルが乱れ、本来成長するはずだった髪が、短く細い産毛のような状態になり、薄毛になります。
2. 女性に起きるAGA「FAGA」の原因は?
AGAは男性の薄毛の原因と思われがちですが、実は女性も発症します。原因を詳しくご説明します。
(1)女性の薄毛を引き起こすFAGAとは
AGAの原因は男性ホルモンなので、女性はAGAを発症しないような印象を受けますが、女性でも発症します。女性に起こるAGAは男性のAGAと区別して「女性男性型脱毛症(FAGA)」と呼ばれます。
男性ホルモンは女性の身体にも存在しており、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れて、ヘアサイクルに影響を及ぼし、髪が育ち切らないまま抜けてしまう脱毛症で、メカニズムの詳細は解明されていません。
(2)女性ホルモンの減少がFAGAの原因
女性ホルモンの「エストロゲン」には、髪を育てる作用があります。10代後半から30代半ばの女性は、女性ホルモンが多く分泌されます。血液中のテストステロンの濃度は、男性の約20分の1。女性ホルモンが多い分、薄くなります。そのため、男性ホルモンがヘアサイクルに与える影響も少なめです。
さらにエストロゲンの作用により、ヘアサイクルは男性が3~5年なのに対し、女性は4~6年とやや長くなります。ヘアサイクルが長いため、薄毛や抜け毛の進行スピードが遅く、変化が気になりません。女性ホルモンの分泌が多い時期であれば、FAGAが発症するのは珍しいです。
しかし、年齢を重ねると女性ホルモンの分泌量は減ってしまいます。早ければ35歳前後で分泌量が減少。男性ホルモンの影響が出やすくなり、FAGAが発症します。
また若い女性でも、ストレスや過度のダイエットによる栄養不足、生活習慣の乱れによって、女性ホルモンが減少し、FAGAが発症するケースもあります。
(3)女性のFAGAは全体が薄毛になる
AGAは、頭頂部や生え際などが局所的に薄毛になります。一方、FAGAは、髪が細くやせてしまい全体的に薄くなり、特に生え際から頭頂部の間と頭頂部が薄くなるケースが多いです。また、FAGAはAGAと違い、治療をしなくてもどんどん薄毛が進行するリスクは少なめ。女性ホルモンが減少しても、ある程度は分泌され、歯止めがかかるためです。
3.AGAの原因は?
AGAの原因として多いのは、遺伝と生活習慣です。それぞれ詳しく解説します。 女性のFAGAは遺伝と生活習慣以外の要素が様々あり、男性と共通とは言い難いので変更しました。
(1) 遺伝
「ハゲは遺伝する」と聞いたことがある方もいると思いますが、科学的にもハゲやすい要素は遺伝する場合があるとわかっています。
5aリダクターゼの活性が高い遺伝子を持っていると、テストステロンがDHTに変化しやすくなり、AGAの原因となる物質が増えてしまいます。
また、AGA発症のカギを握るアンドロゲンレセプターの感度は、遺伝によって左右されるといわれています。アンドロゲンレセプターの感度を高める遺伝子が受け継がれると、体内で生成されたDHTと結合しやすくなり、毛母細胞への影響が大きくなります。
その他にも、発毛や髪の成長に関係する遺伝子はたくさんあります。薄毛の人が多い家系だからといって、必ずしもAGAが発症するわけではありません。ですが、もし抜け毛が気になるのなら、早めに対策するのをおすすめします。
(2)生活習慣
・睡眠
成長ホルモンには、髪の修復や成長をサポートする働きがあります。髪は80%以上がたんぱく質でできているため、たんぱく質の合成を促進する成長ホルモンは、髪の成長に欠かせません。
成長ホルモンが多く分泌されるのは睡眠中なので、睡眠が不足していると成長ホルモンが不足。髪の成長に影響し、薄毛につながります。
成長ホルモンは午後10時から午前2時までの間に、もっとも多く分泌されます。できれば午後10時、遅くとも午前0時までに就寝するのをおすすめします。
・たばこ
昔からある火をつけるタイプのたばこは、頭皮の血流を悪化させるといわれています。血流が滞ると、髪に大切な栄養が届きにくくなり、髪の成長や抜け毛に影響が出てしまいます。
禁煙するのが一番ですが、できなければ1日に吸う本数を減らすことからスタートしましょう。禁煙外来に相談するのもおすすめです。
最近利用者が増えている電子たばこは、まだ薄毛との関連はわかっていません。
・食生活
ダイエットのし過ぎによる栄養不足や脂質の多い食事など、偏った食生活は、頭皮に悪影響を与えます。髪の材料となるたんぱく質や肌の調子を整えるビタミン類などを、バランスよくとるようにしましょう。
4. 今すぐできるAGA自己診断チェックリスト
薄毛の解消には早めの対策が不可欠です。「もしかしてAGAかも……」と思ったら、下記のチェックリストで自己診断をしてみましょう。
【1】 両親や祖父に薄毛の人がいる
【2】 最近、抜け毛が増えたような気がする
【3】 抜け毛が他の髪と比べて細い
【4】 生え際が薄くなってきている気がする
【5】 頭頂部のボリュームが減ってきている
【6】 同年代の人と比べて、毛量が少なめだ
【7】 髪の毛が伸びるのに時間がかかるようになってきた
【8】 脂の多いこってりとした食事になりがちだ
【9】 ストレスの多いほうだ
【10】 睡眠時間が短いまたは不規則だ
当てはまるものが多いほど、AGAなどの薄毛のリスクが高い傾向があります。もし思い当たる点があれば、専門クリニックに相談するのがおすすめです。
薄毛の正しい原因を突き止め、早めに治療をスタートすれば、薄毛の進行を防ぎ、早期の毛量回復も見込めます。症状が進むほど、回復までに時間もお金もかかるので、この機会に対策をスタートしましょう。
5.薄毛に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。