育毛メソセラピーってどんなAGA治療法?特徴やメリット・デメリット
AGA治療といえば、プロペシアやザガーロを用いた薬物療法がよく行われますが、「育毛メソセラピー」という方法も、適切に行うことで高い効果が得られるとされています。
今回は、育毛メソセラピーとはどのような治療法で、どんな効果があるのか詳しく解説していきます。また、メリットやデメリット、そして育毛メソセラピーに関するよくある質問について紹介していきます。
「育毛メソセラピーを受けてみたいけれど、どんな治療法かわからず一歩を踏み出せない…」という方は、ぜひ本記事を参考にして自分にあった方法か確認してください。
目次
育毛メソセラピーってどんなAGA治療?
育毛メソセラピーとは、髪の成長に効果を発揮するとされる成分を注射器などで頭皮に注入し、発毛を促す治療法です。
一般的に、薬物療法ではプロペシアやザガーロなどの治療薬を服用することで、体内に取り込まれた成分が血液によって頭皮へと運ばれ、発毛を促進しています。ですが、育毛メソセラピーでは頭皮に直接薬剤を注入するので、よりダイレクトに発毛効果を頭皮に与えることができます。
当院ウィルAGAクリニックの毛髪再生メソセラピーは、純国産、100%原液の幹細胞培養上清液から抽出した「数百種類の高濃度成長因子」や「エクソソーム」を含んだオリジナルカクテルを特殊な機器を用いて頭皮へ注入し、発毛・育毛を促進させる治療です。
また、一般的な育毛メソセラピーは、成分によって女性に使用できない場合がありますが、当院の毛髪再生メソセラピーは女性でも使用できます。
さまざまな利用者に発毛効果を実感していただいています。不安な方や詳細を知りたい方はお気軽にご相談ください。
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育毛メソセラピーの効果
育毛メソセラピーに期待できる効果は、薄毛の進行を抑制する効果と発毛促進効果の2点です。
一般的な育毛メソセラピーでは基本的にAGA治療薬で使用される成分と同じ働きを持つ成分を頭皮に注入します。これにより、AGAの原因とされている「悪玉脱毛ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)」の生成を抑制し、薄毛がこれ以上進行しないように働きかけます。
また、クリニックの中には上記のようなAGA治療薬の成分と一緒に、たんぱく質やビタミン類など発毛の栄養源となる成分を注入することがあります。
こうすることで、薄毛を抑止しつつ、髪の成長に必要な頭皮環境を整えることができ、さらなる発毛促進効果が見込まれます。
当院ウィルAGAクリニックの毛髪再生メソセラピーでは、内服薬と併用することでより高い発毛効果を与えます。これまでの治療で効果を実感できなかった方にもおすすめできる治療です。
育毛メソセラピーにおいて使用される成分
前述した育毛メソセラピーで使用される代表的な薬剤は次の通りです。
成分名 | 効果 |
ミノキシジル | 発毛を促す効果がある |
---|---|
フィナステリド | AGAの進行を抑制する効果がある |
IGF(インスリン様成長因子) | 毛母細胞の増殖を促し、髪の毛の成長をサポートする効果がある |
VEGF(血管内皮細胞増殖因子) | 血管を分岐させ、髪の毛に栄養が届きやすくし成長をサポートする効果がある |
KGF(ケラチン細胞増殖因子) | 髪の毛の成長促進、頭皮環境を整えるなどの効果がある |
タンパク質 | 髪の毛の土台をつくり、また健やかな成長をサポートする効果がある |
ビタミン類 | 髪の毛を生成に欠かせない栄養素の吸収をサポートし、頭皮の血行を促進し頭皮環境を整えるなどの効果がある |
ヒアルロン酸 | 保湿効果により頭皮環境を整える効果がある |
育毛メソセラピーの注入方法
一般的なクリニックでは、次のような方法によって育毛メソセラピーの注入を行っています。
- パピュール法やナパージュ法
- ダーマローラー法
- ノーニードル法
- フラクショナルレーザー法
当院ウィルAGAクリニックでは、これらの方法よりも痛みの少ない独自の注入方法を採用しております。これまでの治療が合わなかったり、痛みを感じていた方は、当院までご相談ください。
パピュール法やナパージュ法
共に注射器を用いる方法で、パピュール法では表皮と真皮の間に有効成分を注入し、ナパージュ法では表皮に浅く注射します。どちらもピンポイントで有効成分を注入できるため、メソセラピーの中で最も効果が出やすいとされています。ただし、その分痛みを強く感じることもあるので、注射が苦手な方は担当医に相談することが推奨されます。
ダーマローラー法
極細針のついたローラーを頭皮で転がし、有効成分を注入する方法です。注射器を用いるパピュール法やナパージュ法と比べて痛みは少ないものの、多少の痛みは伴うことが多いようです。
ノーニードル法
特殊な電気刺激を使用して皮膚細胞膜に隙間をあけ、有効成分を注入する方法です。針を用いないため、痛みが少ないとされています。
フラクショナルレーザー法
針を使用しない代わりに特殊なレーザーで頭皮に極細の穴をあけ、有効成分を注入する方法です。こちらの方法も、針を使用しないため痛みが少ないとされています。
育毛メソセラピーとHARG療法の違いは?
育毛メソセラピーは、AGA治療の中でも「注入療法」に分類される方法ですが、「HARG療法」も同じ注入療法に分類されます。
HARG療法は、「Hair Re-generative therapy」の略称で、毛髪再生治療のことを指し、薬剤を直接頭皮に注入することで発毛を促進する点が育毛メソセラピーと似ています。
ですが、HARG療法では「HARGカクテル」と呼ばれる、幹細胞から抽出した150種類以上の成長因子が含まれている薬剤を注入するのに対し、育毛メソセラピーでは内服薬に含まれる発毛促進効果のある薬剤や、髪の成長に良いとされる成分を注入します。
また、費用も育毛メソセラピーより高額なことが多く、だいたい育毛メソセラピーの1回あたりの費用の1.5〜2倍の費用がかかります。
このように、同じ注入療法でも違いがあるので、医師と十分に相談して最適な方法を選択するようにしてください。
HARG療法については、下記でも詳しく解説しています。
育毛メソセラピーのメリット
育毛メソセラピーには、次のようなメリットがあります。
一度にたくさんの薬剤を頭皮に注入できる
育毛メソセラピーの最大のメリットは、薬剤を直接頭皮に注入できることです。
薬物療法は薬を服用することで育毛を促しますが、頭皮に成分が届くまでに時間がかかったり、効果が出たとしても弱く、症状の改善に至らなかったりするケースが度々あります。
ですが、育毛メソセラピーは発毛促進が期待できる成分を患部に直接注入できるので、成分がよりダイレクトに頭皮に行き渡り、高い治療効果を期待することができます。
ゆえに、薬物療法単独では効果がきちんと出るか不安に感じる方には、育毛メソセラピーの併用がおすすめできると言えるでしょう。
薬物療法単独よりも早く効果が現れやすい
育毛メソセラピーは、薬物療法と併用して行うことで、薬物療法単独で治療をするときよりもより早く効果を発揮することができます。
薬物療法は、薬を体内で一度吸収してから発毛成分が頭皮に作用するので、効果が現れるまでにやや時間がかかります。
ですが、育毛メソセラピーは直接頭皮に薬剤を注入するので、薬の服用のみの場合よりもスピーディーに頭皮に薬剤の成分を作用させ、発毛を促進させることが見込めます。
ですので、治療に多くの時間をかけられない方には特におすすめの治療法と言えます。
薬物療法と併用することで通院の回数を減らせる
育毛メソセラピーは、薬物療法と一緒に利用することで、服薬単独で行う場合よりも通院回数を減らすことが可能です。
先ほども解説したように、薬物療法は効果が現れるまでにやや時間がかかるため、その分通院を必要とする期間も長くなることが多いです。
実際、薬物療法だけで1年間治療を続けたものの、結果として発毛を実感できす、治療を断念してしまった患者様もいます。ですが、当院で服薬とメソセラピーを併用する治療を開始した結果、約半年で効果を実感することができました。
つまり、薬物療法と育毛メソセラピーの併用は、発毛効果をより早く実感することができるため、治療費や薬代を節約できるだけでなく、治療にかかる時間も節約できる大変コストパフォーマンスの良い治療法と言えます。
加えて、治療期間が短くて済むので、それに伴う通院回数も削減することができます。ゆえに、効果が高い治療を受けたい方だけでなく、治療費を安く抑えたい方やクリニックが遠方で頻繁に通院するのが難しい方にも大きなメリットになると言えるでしょう。
ただし、実際に要する通院回数は薄毛の進行具合や個人差によっても異なるので、自身の担当医が提示した通院回数を守るようにしてください。
育毛メソセラピーのデメリットや副作用
高い治療効果がある育毛メソセラピーですが、次のようなデメリットもあります。
毛包がなくなっている場合は治療が難しい
育毛メソセラピーは、発毛促進成分を頭皮に注入することで、発毛力を高める治療法です。
より詳しく説明すると、薬剤を注入をすることで、頭皮内の毛包(もうほう:髪の毛のもとになる毛母細胞が集まったもの)に成長因子がアプローチし、発毛を促していく治療法です。
ですので、この毛包が頭皮内にしっかりあることが、育毛メソセラピーがその効果を十分に発揮する鍵になります。ですが、重症のAGAでは毛包そのものがダメージを負い、新たに髪の毛を生み出す作用がほとんと失われています。
つまり、毛包がなくなっている状態では、どんなに育毛メソセラピーを行っても、発毛効果を得ることは難しいとされているのです。
育毛メソセラピーを実施する際は、毛包がなくなってしまう前に施術を受けるようにしましょう。
まれに副作用を発症することがある
育毛メソセラピーで使用する成長因子や栄養素は、体に害のない成分であるため、基本的に副作用が発生する可能性は極めて低いとされています。
しかし、ミノキシジルやフィナステリドなど、薬物療法で使用される成分が含まれている場合は、その治療薬による副作用が発生する可能性があります。
代表的な症状は次の通りです。
- 頭皮のかぶれ・かゆみ
- 抑うつ症状
- 性欲減退
- 勃起不全
- 動悸・息切れ
- 肝機能障害 など
当院のオリジナルの毛髪再生メソセラピーでは、まれに注射による頭部の腫れや皮膚の軽度の痛み、内出血が起こる場合がございますが、既知のような重篤な副作用はございません。
ウィルAGAクリニックでは、プロフェッショナルな医師によって事前に施術内容を詳細にご説明します。不安な方でもご納得できるサポートや制度をご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
育毛メソセラピーのよくある質問
ここまでの内容を読んで、「育毛メソセラピーを受けたい!」と思った方は多いでしょう。ですが、いざ治療を受けようと思っても、治療期間や回数、費用などが気になってなかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか?
そこで、ここからは育毛メソセラピーのよくある質問について回答していきます。
どれくらいの治療期間・回数が必要?
育毛メソセラピーは1回からでも治療は可能ですが、効果を実感するためには月1〜4回程度治療を行うことが推奨されています。また、治療期間も長めなことが多く、約半年から1年近くは治療を継続して行うケースが一般的です。
ただ、実際にどれくらいの治療期間や回数が必要になるかは、その方の症状の度合いによっても異なります。ですので、医師の判断をふまえ、慎重に判断することが大切です。
育毛メソセラピーの費用はどれくらい?
育毛メソセラピーの費用は、1回あたり50,000〜120,000円が相場です。幅があるのは、含まれている有効成分に違いがあったり、そもそもどのような位置づけで行うメソセラピーなのか?といった部分から異なるケースも多く、その場合、同じメソセラピーでも効果・効能が異なってきます。相場より安すぎる場合は、有効成分の配合量が少ない等といった理由があるケースが多いので注意しましょう。
ただし、これはあくまで相場なので、詳しい費用や効果・効能はクリニックに確認する必要があります。
そして、AGA治療は健康保険の適用にはなりません。ですので、治療にかかる費用はすべて患者負担になります。
こうしたことをふまえ、かつ施術を何回行うのかも考慮して、治療プランを決定するようにしてください。
AGAに関するお悩みのご相談はウィルAGAクリニックへ
今回は、育毛メソセラピーについて詳しく解説しました。
育毛メソセラピーは、AGA治療薬の成分や髪の成長に良いとされる成分を直接頭皮に注入する治療法です。そして、内服薬と育毛メソセラピーを併用することでスピーディーに発毛を実感できる可能性が高いです。
ですので、より高い効果があるAGA治療を受けたい方や、AGA治療にあまり長い時間をかけたくない方に特におすすめできる治療法です。
AGAにお悩みの方は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、全力でサポートしていくことをお約束します。
【よくある質問】
育毛メソセラピーとは、髪の成長に効果を発揮するとされる成分を注射器などで頭皮に注入し、発毛を促すAGA治療法です。
共に、薬剤を頭皮に注入するAGA治療法ですが、HARG療法では「HARGカクテル」と呼ばれる、幹細胞から抽出した150種類以上の成長因子が含まれている薬剤を注入し、育毛メソセラピーでは、内服薬に含まれる発毛促進効果のある薬剤や、髪の成長に良いとされる成分を注入します。