髪の毛って何で細くなるの?その原因と対処法について

公開日 / 2021.06.30 更新日 / 2024.08.14

髪の毛が細くなると、毛髪量が十分であったとしても頭皮に対する髪の密度が足りず薄毛のような印象を与えます。髪の毛が細くなる原因として疾患が隠れていることがありますが、生活習慣も影響しています。今回は髪の毛が細くなる原因を解説しその対処法について確認しましょう。

1.髪の毛が細くなる原因

頭皮が透けて見えたり、髪の毛のボリュームが足りなく感じたりと毛髪の印象の変化は細毛が影響しているかもしれません。見た目の印象にも影響を与える細毛はどのような原因により起こるのでしょうか。ここでは髪の毛が細くなる6つの原因をご紹介し解説します。

1-1.AGAなどの毛髪の病気

AGAなどの脱毛症が細毛の原因となることがあります。代表的な例として男性型脱毛症(AGA,Androgenetic Alopeciaが挙げられます。AGAは男性ホルモンの影響により、ヘアサイクルの成長期が短縮し、髪の毛が軟毛化することが特徴で、軟毛化すると髪の毛は細く弱々しい状態になります。AGAが原因で細毛になると、そのまま症状が進行する可能性があるので、専門医の診断を仰ぐことをおすすめします。

参考:Theory of “Internal and External Hair Growth Care” Advocated by Hosokawa Micron

1-2.加齢

加齢にともない毛髪は変化し、髪の毛に関する悩みを抱える人は多くなります。毛髪は毛母細胞が分裂することで作られます。毛髪の原料となる栄養や酸素は毛細血管を通じて毛母細胞へと運ばれます。しかし、加齢にともない毛細血管が老化すると毛母細胞へ十分な栄養や酸素が供給されなくなるため、栄養や酸素の不足により髪の毛は細くなります。またDNAの損傷の蓄積による細胞劣化もあり、毛が細くなっていくこともあります。

参考:Theory of “Internal and External Hair Growth Care” Advocated by Hosokawa Micron

1-3.生活習慣

ホルモンや加齢以外においても、生活習慣の乱れ(過度のストレス、睡眠不足、栄養不足)が続くことで毛母細胞へ十分な栄養が補給されなくなり、髪の毛は細くなります。

1-4.ストレス

ストレス状態が長く続くと交感神経が優位な状態が続きます。これにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経の働きが乱れることがあります。自律神経の働きが乱れると血流が悪くなり、頭皮への血流も不足します。頭皮への血流が不足すると毛母細胞への栄養や酸素が十分に供給されず、栄養が不足し細毛へとつながります。

1-5.睡眠不足

健やかな髪を維持するために睡眠は大切です。髪の成長は睡眠中に多く分泌される成長ホルモンによって促されます。しかし、睡眠が不足すると成長ホルモンが十分に分泌されず、細毛の原因となるだけでなく、自律神経の働きも乱れます。1-4.ストレスでもご紹介しましたように自律神経の働きが乱れることで、頭皮の血流が不足することが細毛の原因となります。

1-6.栄養不足

髪の毛が成長するには、アミノ酸亜鉛ビタミンなどの栄養素が必要です。髪の毛の80~90%はケラチンと呼ばれるたんぱく質で構成されています。アミノ酸を原料としてケラチンは生成され、ケラチンが生成される過程で亜鉛やビタミンが必要とされます。これらの栄養素は毎日の食事から摂取する必要があります。しかし、偏った食生活やダイエットなどで栄養素が不足すると健康な髪の毛が生成されず、細毛の原因となります。

参考:Theory of “Internal and External Hair Growth Care” Advocated by Hosokawa Micron

参考:Juntendo Medical Journal

2.髪の毛が細くなった場合の対処法

髪の毛が細くなる原因には生活習慣が大きく関わっており、全身の健康維持は髪の毛の健康にもつながります。また、髪の毛は一度生成されるとそのままの構造で伸びていきます。皮膚の表皮のように新しく生まれ変わることはありません。そのため、健やかな髪が生えてきたら維持できるようにケアしましょう。ここでは、髪の毛が細くなったときの具体的な対処法をご紹介いたします。ヘアケアや生活習慣を見直したにも関わらず、細毛が改善されない場合はクリニックにご相談ください。

2-1.頭皮ケアをおこなう

これから生えてくる髪を健康に保つためにも、頭皮の環境を整えましょう。頭皮の血行が悪くなると髪の毛が生成される際に栄養や酸素が十分に行きわたらない原因となります。具体的には、頭皮や髪質に合ったヘアケア製品を選びましょう。乾燥肌なのか脂性肌なのかでも選ぶシャンプーが異なり、ご自身に合ったシャンプーは頭皮環境や髪を健やかに保ちます。また、洗髪する際は指の腹を使って優しく丁寧にマッサージするようにすると毛穴の汚れをしっかり落とすことができます。

参考:頭皮マッサージと正しいシャンプー方法で健やかな髪を保つ | スカルプD コラム

2-2.睡眠環境の見直し

睡眠は十分な時間だけでなく、睡眠の質が大切です。成長ホルモンの分泌を促進するためにも睡眠の質を意識し見直しましょう。

参考:「vol.141 睡眠が健康に与える影響――睡眠は「時間」も大事だが「質のよさ」がもっと重要!」

2-3.食生活の見直し

バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。髪の毛の生成にはアミノ酸、亜鉛、ビタミンなどの栄養素が必要です。髪の毛の主な構成成分であるケラチンはたんぱく質で構成されており、またケラチンの生成には亜鉛やビタミンが必要です。外食やダイエットなどは摂取する栄養素が偏る傾向にあります。食生活を見直し1日30品目を目標に食事をしましょう。

2-4.クリニックに相談する

生活習慣に関連した原因が思い当たらず、また、生活を見直したにも関わらず改善が見られないときはクリニックにご相談ください。AGAなどの進行性の脱毛症の場合、適切な治療を早期におこなうことが大切です。多くの治療実績がある発毛治療専門の医療機関であれば、多様な悩みや症状にも合わせた治療が可能です。

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