ミノキシジルはどうしたら浸透しやすい?ミノキシジル塗り薬の使い方を解説
ミノキシジルはAGA(男性型脱毛症)に対する発毛効果が認められた治療薬です。
ミノキシジルの塗り薬は一般医薬品として市販されているので、AGA対策として使っている方は多いと思います。
塗り薬で大切なのは「効果的に塗ること」です。
塗り薬は飲み薬と違って、人によって塗り方が様々ですので、頭皮にしっかり浸透させられる塗り方をしているかどうかによって効果が変わってくる可能性があります。
今回はミノキシジルの塗り薬をしっかり浸透させるために効果的な塗り方を解説します。
目次
1.ミノキシジルとは?その効果は?
(1)ミノキシジルの由来
ミノキシジルは血管拡張作用があることから高血圧の治療薬として使われていました(日本では未承認)。
ミノキシジルを内服した患者さんに「多毛」の副作用が多く認められたことで、ミノキシジルの発毛効果が発見されました。
その後、AGAの治療薬として使われるようになりました。
日本ではミノキシジルの塗り薬が承認されており、市販薬(一般医薬品)として販売されています。
一方、ミノキシジルの飲み薬は副作用などの懸念から現在日本では承認されておらず、使用する場合は医師へ相談されることをおすすめします。
(2)ミノキシジルの効果
ミノキシジルは発毛効果が認められていますが、どのような作用で発毛を進めるのでしょうか。
ミノキシジルの作用を次にあげます。
・血管拡張作用によって頭皮の血行を改善させる。
・頭皮の血行の改善によって毛根へ十分な栄養が届くようにする。
・毛乳頭(毛根にある髪の毛を再生させるところ)での髪の毛の産生を助ける。
このようにミノキシジルは頭皮の血流と毛根の毛乳頭に作用して発毛を促します。
2.ミノキシジルの塗り薬の効果的な使い方 どうしたら浸透しやすい?
ミノキシジルの塗り薬の場合、発毛効果が十分に発揮されるかどうかは塗り方に左右されるところがあります。
ミノキシジルが頭皮から十分に浸透されなければミノキシジルの効果が出にくくなります。
つまり、ミノキシジルの効果が出るように上手に塗ることがとても大切なのです。
ミノキシジルの効果的な塗り方を解説します。
(1)ミノキシジルの塗り方
ミノキシジルを頭皮に十分に浸透させるためには、次のことが大切になります。
①塗り薬が浸透しやすいように頭皮環境を整えること
頭皮に汚れや皮脂、頭皮があることは頭皮からの塗り薬の浸透の妨げになります。
汚れや皮脂が少ない洗髪後に塗ることが効果的です。
また、頭皮が濡れていると塗り薬が薄まり浸透しにくくなりますので、洗髪後にドライヤーで髪を完全に乾かしてから塗りましょう。
②塗り薬を頭皮にしっかり塗ること
頭皮に塗り薬を塗ることは髪の毛がじゃまになってなかなか難しいです。
塗り薬を頭皮に十分浸透させるようにするためには、塗りたい部分に髪の毛の分け目を作って頭皮が見えやすい状態にして塗ると効果的です。
分け目を徐々に移動させながら薄毛が気になる部分全体に塗るようにしましょう。
③塗り薬を塗った後
塗り薬が乾くまでは頭皮を触らないようにしましょう。
頭皮マッサージをしている場合は塗り薬を塗る前にすませましょう。
朝は、整髪剤などは塗り薬が乾いてからつけるようにしましょう。
夜は塗り薬が乾いてから寝るようにしましょう。枕などにこすれて塗り薬が取れてしまうことがあります。
(2)ミノキシジルを塗る回数と期間
ミノキシジルの塗り薬は、「1日2回」、「1回1ml」を薄毛の部分に塗るというのが一般的です。
1日2回より多く塗ったり、1回に1ml以上の量を塗ったりすることは、副作用の増加の可能性もあるためすすめられていません。
また、発毛効果は直ぐに認められるものではないため、効果を確認するためには少なくとも「6カ月間」「毎日」塗ることが必要になります。
具体的な効果は以下のようなものがあげられます。
・抜け毛が減った
・細く短い毛が太く長くなった
・新たに髪の毛が生えてきた
ミノキシジルの塗り薬の効果は毎日頭皮に浸透するように、長い期間塗る必要がありますが、塗り方を守れば発毛が期待できます。
塗り方を守って効果的に使うようにしましょう。
3.ミノキシジルの塗り薬に関するご相談はウィル AGA クリニックへ
もし薄毛・脱毛症に関するお悩みがある場合は、お気軽にウィル AGAクリニックにお問い合わせください。
薄毛に悩む方が一人でも多く悩みから解放されるよう、
全力でサポートしていくことをお約束します。