AGA(男性型脱毛症)治療・薄毛治療は何をする?8つの治療法を解説!
「最近髪の毛が薄くなってきたような気がして周囲の視線が気になる…」
「AGAの治療にはどんな方法があるの?」
年齢とともに多くの男性を悩ませるのが、「AGA(男性型脱毛症)」です。成人男性特有の脱毛症で、徐々に薄毛が進行します。このような状態になっている自覚があり、治療をしたいと考えながらも、周囲やクリニックに相談できずにいる方は多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、8つの治療法について解説していきます。薄毛や抜け毛が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
AGA(男性型脱毛症)とは?
AGA(男性型脱毛症)とは、「Androgenetic Alopecia」の略で、成人男性特有の脱毛症です。生え際や頭頂部に生えている毛髪が薄くなり、放置すると少しずつ進行するという特徴があります。
AGA発症の原因・メカニズム
AGA発症の主な原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンです。ジヒドロテストステロンがヘアサイクルを乱すことで、髪が成長途中で抜けたり、毛量が減ったりしてしまいます。
ジヒドロテストステロンは、「テストステロン」という男性ホルモンと還元酵素の一種が結合することで生じます。つまり、AGAの進行を抑えるにはテストステロンの結合を防ぐことが重要となります。
AGAとヘアサイクル
AGAについて知るには、ヘアサイクル(毛周期)について知っておくことが大切です。
髪の毛にはヘアサイクルがあり、「休止期」・「退行期」・「成長期」の3つに分かれます。「成長期」は毛髪が伸びて太くなる大切な期間ですが、AGAになると約4-6倍ものスピードで短くなります。すると、髪の毛が十分に成長しないうちにすぐ抜けてしまううえ、ヘアサイクルの回数には限界があるので、薄毛が進行するのです。
AGAは治療することができる
AGAになると不安を感じるかもしれませんが、治療することができます。薄毛の進行をきちんと抑えられるので、ご安心ください。
早めの治療が肝心
AGA治療で大切なのは、早めの治療です。先ほどお伝えしたように、AGAは放置すると進行します。だからこそすぐ治療に踏み切ることで、発毛までの期間や治療費用を抑えられます。
実際、当クリニックにご来院された方のうち96%以上の方が「もっと早く治療すればよかった!」とおっしゃっています。髪の違和感に気づいたら、治療を受けることを検討してみてください。
治療が完了するまでの期間
AGA治療が完了するまでの期間は、一般的に6ヶ月〜1年程度です。抜け毛が減ったと感じ始めるのには3ヶ月、毛髪が増え始めたと感じ始めるのに5ヶ月程度は必要だといわれています。
ただ、先ほどお伝えしたように、AGAは早めの治療が重要。症状が軽いうちに治療を始められればもっと短く、逆にかなり進行してから始めればもっと長くなる可能性があります。一番早く治せるのは治療に踏み切ったタイミングなので、改善したいという気持ちが少しでもあればクリニックに相談するようにしてください。
AGAの治療法8種
では、AGAはどのように治療を進めるのでしょうか?
具体的な治療法としては、以下の8つです。
- 内服薬
- 外用薬
- 成長因子の注入
- 光(LED)治療
- 育毛シャンプー・育毛剤
- 植毛
- 増毛
- ヘアタトゥー
内服薬|8つのAGA治療法1
AGA治療法の中でも代表的なのが、内服薬です。抜け毛を防いだり、新しい髪を育てるようはたらきかけたりする作用のある薬を経口投与することで、内側から治療します。
内服薬の種類はいくつかありますが、主なものは以下の3つです。
- プロペシア(フィナステリド)
- ザガーロ(デュタステリド)
- ミノキシジル
プロペシア(フィナステリド)
プロペシアは、「フィナステリド」という有効成分を含んだAGA治療薬です。世界初のAGA治療薬として1997年にアメリカで承認を受けた薬で、元々は前立腺肥大の治療に向けて開発されていました。
AGAは、テストステロンという男性ホルモンと還元酵素の一種が結合し、ジヒドロテストステロンになってヘアサイクルを乱してしまうのが原因です。フィナステリドは、還元酵素「Ⅱ型5αリダクターゼ」の働きを阻害する効果があるため、ジヒドロテストステロンの生成を抑えられます。
ザガーロ(デュタステリド)
ザガーロは、「デュタステリド」という有効成分を含んだAGA治療薬です。前立腺肥大の治療に向けて開発されました。
プロペシアと同様に還元酵素の働きを阻害する効果がありますが、ザガーロは「Ⅰ型5αリダクターゼ」と「Ⅱ型5αリダクターゼ」のどちらにも作用します。範囲が広いので高い効果が期待できる反面、副作用も発生しやすいです。
ミノキシジル
「ミノキシジル」は、血管拡張作用があるAGA治療薬です。元々は高血圧の方に向けて使用されていた治療薬でしたが、服用した患者に増毛効果があったことから研究が進められ、AGA治療薬として使われるようになりました。
ミノキシジルによって頭部の毛細血管が拡張されると血流も改善されるので、必要な栄養が届くようになります。さらに、髪の元になっている毛母細胞を活性化させたり、ヘアサイクルの成長期を延長させたりする効果もあります。ただし、国内では内服薬としての臨床試験が行われていません。
外用薬|8つのAGA治療法2
AGA治療には、外用薬を使うこともあります。頭皮に塗布することで直接毛根などにはたらきかけ、外側から治療します。
外用薬として作用が認められているものとしては、内服薬としても使われている「ミノキシジル」です。頭部の毛細血管を拡張したり、毛母細胞を活性化させたりすることで、髪が育つ環境を整えます。内服薬とは異なり、臨床試験で効果が認められています。
市販の育毛剤の中にはミノキシジルを配合したものもありますが、濃度が5%までと定められています。副作用の可能性もあるので、専門のクリニックで最適な濃度の外用薬を処方してもらった方が良いでしょう。
成長因子の注入|8つのAGA治療法3
成長因子とは、動物体内で特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質の総称で、グロースファクターと呼ばれることもあります。中でも、育毛に必要な成長因子などを直接頭皮に注入し、髪の毛の成長をサポートするという方法がAGA治療に使われています。
どのような成分をどれくらいの割合で配合しているかは、クリニックによって違います。例えば当クリニックの場合、成長因子を利用した「最新LHDV頭皮注入治療」という治療法を提供しています。配合された数百種類の高濃度成長因子やエクソソームが毛包幹細胞を活性化させる、オリジナルの毛髪再生メソセラピーです。
光(LED)治療|8つのAGA治療法4
光(LED)治療では、LEDの光を頭皮に浴びせることで発毛を促します。
使われるのは、波長の長さが特徴の赤色のLED。頭皮の奥深くまで到達し、発毛増殖因子を刺激したり、血行を促進したりします。痛みや熱さといったデメリットも基本的にありません。
「光を当てるだけ」と聞くと効果に不安を感じるかもしれませんが、日本皮膚科学会では推奨度が「行うよう勧める」のB。権威ある学会からも高く評価されています。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会ガイドライン
育毛シャンプー・育毛剤|8つのAGA治療法5
市販で手に入れやすいのが、育毛シャンプーや育毛剤です。頭皮の血行を促進したり、余分な皮脂を抑制したりすることで、育毛効果が期待できます。
ただし、育毛シャンプーや育毛剤はあくまで「育毛」、つまりすでに生えている髪の毛を育てるためのアイテムです。すでに薄毛に悩んでいる方や、なくなった髪を生やしたい方には向いていません。また、自己判断で使う場合は、成分が合わずに薄毛が進行してしまう可能性もあります。
植毛|8つのAGA治療法6
増毛とは、髪の毛や代替品を直接頭皮に植えつける方法です。多くの植毛では、「自毛脱毛」という方法を行っています。
自毛植毛は、すでに生えている健康な自分の髪の毛を移植し、薄毛の改善を目指します。自らの髪なので拒絶反応がおきにくいというメリットがあります。また、仕上がりも自然でしょう。
一方、ナイロンなどの合成繊維で作られた人工毛を使うのが「人工毛植毛」です。植毛の制限がないので、自由なヘアスタイルを目指せます。ただし、免疫作用で少しずつ抜けたり、感染症のリスクがあったりといったデメリットもあります。
増毛|8つのAGA治療法7
増毛とは、自分の髪の毛以外を使って髪の毛を増やす方法です。自分の髪の毛に人工毛を結びつけたり、人工毛を地肌に貼りつけたりなどの方法で、髪のボリュームをアップします。ただし、増毛は根本的なAGA治療ではなく、あくまで毛を多く見せるための方法です。
植毛と似ている言葉ですが、植毛は頭皮に髪を植え込むため医療行為に当たる一方、増毛は医療行為ではありません。
いくつか種類があり、代表的なのはすでに生えている髪の毛に人口毛を結ぶ「結毛法」です。見た目が自然である点や、通気性に優れている点がメリットです。
ただし、自毛への負担がかかってしまうという面もあります。また、定期的なメンテナンスが必要なので、サロンに通うのが面倒に感じてしまう人もいるでしょう。
ヘアタトゥー|8つのAGA治療法8
ヘアタトゥーとは、頭皮に直接染料を注入することで見た目を改善する方法です。ベタ塗りのように真っ黒にするのではなく、細かな点々を入れるため違和感があまりありません。効果が持続する期間は2~3年程度が目安です。
ただし、ヘアタトゥーは地肌に色を入れる方法のため、見た目は短髪に限定されます。また、見た目のみ変化させる施術なので、根本的な治療ではありません。
AGA治療を相談するならウィルAGAクリニック
根本的なAGA治療を目指すなら、専門のクリニックに相談するのがおすすめです。専門的な知識や技術のある医師が、一人ひとりに合った最適な治療法を提案してくれます。
治療に関して不安を感じている方もいると思うので、ウィルAGAクリニックの治療法や治療の流れについて解説していきます。
ウィルAGAクリニックの治療
ウィルAGAクリニックでは、治療実績約8万人のドクターチームが最先端の医学知識や技術を活かし、最適な治療を提案します。一人ひとりの症状に応じたオーダーメイドの治療だからこそ、圧倒的な効果を発揮します。
具体的な治療法の例としては、内服薬の「esシリーズ」と、毛髪再生メソセラピーの「最新LHDV頭皮注入治療」です。
オリジナル内服薬「esシリーズ」
「esシリーズ」は、発毛効果のある成分と髪に栄養を与える成分を配合したオリジナルの内服薬です。内服薬の解説でご紹介したフィナステリドやミノキシジルも含まれており、抜け毛を防止しながら発毛する効果があります。
ただ、育毛をするには材料となる栄養も重要。そこで、esシリーズではミネラルやビタミンなどの栄養素も配合することで、毛髪の成長をサポートしています。
内服薬だからこその有効成分と、基本となる栄養成分によって、発毛を促すことを可能にしています。
最新LHDV頭皮注入治療
「最新LHDV頭皮注入治療」では、特殊な最新機器を用いてオリジナルカクテルを直接頭皮に注入します。さまざまな成分を効果的な領域に届ける、当院オリジナルの革新的な毛髪再生メソセラピーです。
一番の特徴は、オリジナルカクテルに含まれる「幹細胞培養上清」。安全性の高い純国産・高品質のものを使用しているうえ、数百種類の超高濃度成長因子やエクソソームも含まれています。
副作用やリスクもほぼないため、安全性の高い施術を受けたい方や、最新機器を使った治療に興味がある方におすすめです。
簡単な治療の流れ
次に、簡単な治療の流れについて説明します。
当院は、お待ちいただく時間を軽減し、他のお客様とお会いしないようにするため完全予約制です。無料の診断やカウンセリングをご希望の方は、電話・メール・LINEにてお願い致します。
予約した日時にご来院していただいたら、薄毛治療専門の医師が問診や健康チェック、無料の頭皮頭髪診察を行います。一人ひとりに合わせた治療メニューについて、しっかりとご相談させていただきますので、安心してご来院ください。
無料カウンセリング後に治療をご希望の方は、最適なオーダーメイド治療を進めていきます。治療の期間については個人差がありますが、まずは1年間治療することをおすすめしています。
AGAは専門のクリニックに相談して早期治療を行おう
AGAとは何か、どのような治療法があるのかお伝えしました。
AGAは治すことができますが、早めの治療が肝心です。内服薬や外用薬のほかにも、成長因子を注入したり、LEDの光を当てたりといった治療法があります。
薄毛や抜け毛を確実に解消したいなら、専門のAGAクリニックに相談しましょう。
【よくある質問】
AGA(男性型脱毛症)とは、成人男性特有の脱毛症です。生え際や頭頂部に生えている毛髪が薄くなり、放置すると少しずつ進行します。
AGAの主な治療法は、以下の8つです。詳しくは、AGAの具体的な治療法をご参照ください。
- 内服薬
- 外用薬
- 成長因子の注入
- 光(LED)治療
- 育毛シャンプー・育毛剤
- 植毛
- 増毛
- ヘアタトゥー